徒然なるままに

会社の33歳君が34歳君になった

これからは34歳君と書かないといけない
　
　

　
…
　
彼はここの所、ずっと気持ちが落ちていた

俺もずっと気持ちがアレだったから

二人で倉庫の入り口の所に座り込んで

溜め息をつく日がずっと続いていた

誕生日が同じだとバイオリズムも似てくるんだなとか思っていたけれど

そして彼は彼なりにもがいて強くなる時期だと思っていたのだけれど

悩んでいた現状が以前と同じ状態に戻って元気になって出勤したのが今日だった

誕生日でガラッと人が変わったように明るく元気になり

小躍りをして

俺にジャンピングしてぶつかってきたり

『ぱぱさん、どうしたの～暗いよ～～』って言ってくる

俺は

『いや、昨日も、その前もずっと俺は同じテンションですが…』と答えると

『え？どして？どしてなの？』

テンションが高すぎて怖いのである
　

　
　
　　
　
何があったか知っているけれど

彼のプライベートにかかわる事なので書けない

いくら匿名で書いているとはいえ

ちょっと書けない
　
…でもあのハイテンションぶりは異常で

『暗いぞ～暗い！暗い！！』と俺に言ってくるので

『何だろう…久々にぶっ殺したい気分なんだけれど』と言うと

ゲラゲラ笑っていた

…

いいね

羨ましい

俺もあんな元気だった時があったな…

先月の初めごろまではアホだったな…

今朝の34歳君ぐらい俺もバカだったんだろうな…
　

　

　　
　
　
何はともあれ

3バカトリオのお日様的存在である彼が復活した事は大きい

俺のテンションの低さがかなりの強さで足を引っ張ているけれど

それを物ともせずにバカを貫いている

…それでいいと思う

仕事もする

バカもやる

その姿、最高だと思う
　
　
　



　
会社の事務のババアからチョコをもらった（60過ぎのババア

『何も気を使わないでねホワイトデーはいらないから』

って言われたけれど

『ああ言ってたけど、絶対にお返ししないと何か言われるから！』って3バカトリオの二人に言われた

…

面倒くせぇよ…ババアからのチョコなんていらねぇし

嬉しくねぇし

でも、美味いチョコだな

さっそく31歳君の貰ったチョコを勝手に開けて食う

『ジジイ達もう勝手に人のチョコ食ってるし～俺チョコ嫌いだからいいけどよ～』

俺と34歳君はジジイと呼ばれる事が増えている

例えば彼の買い置きしていたジュースを勝手に飲み干したり

飲みかけのコーヒーにニンニクのチューブをブリブリと入れてかき混ぜたり

寒い朝に冷たいコーヒーをゴチしたり

そんな事をすると決まってジジイ呼ばわりだ

『お前がチョコ嫌いなの知ってて食ってやってんだぞ！感謝しろよ！！』と34歳君

『無理して食ってやったんだから料金発生するからな』と俺

『鬼だな、このジジイ二人組はよ～～』

でもこれは他の人が見たらイジメとか言うかもしれないが

愛のある『いたずら』や『いじり』である

…どうでもいい話を書いちゃったかな
　

　

　

　
さて…寝よう

ちょっと夜更かししちゃった

男子のフィギュアスケートも応援したいけど

無理だ…zzz

44歳

俺の生まれた日は冷え込みが凄かったらしい

ビリビリと肌を切るような寒さだったのだとか

昔はお腹が大きくても仕事をしろとか言われたらしく

その日も家の中で雑巾がけをしていたんだと聞いた
　
そして、破水

近くの診療所みたいな所に連れていかれて

俺が生まれた

今日で44歳になった

くだらない事で朝からムカッとして

誕生日だというのを忘れていた

かなさんがくれたメールで思い出した
　
　

　

　

俺の生まれた日はきっと

寒いだけじゃなく

雑巾がけ中に破水しただけじゃなく

近くの診療所に担ぎ込まれただけじゃなく

もっともっと細かい出来事や感情の動きがあったはずなのに

オフクロから教えてもらった内容はその程度だ

この歳になると恥ずかしくて細かく聞けないし

近いはずの実家も今は遠い

『誕生日おめでとう。帰りに寄れたら寄って行ってね』

ケーキと音符の絵文字が付いたメールがオフクロから届いた

俺はオフクロの誕生日に何もしてあげていないのを

このメールで思い出した
　
ダメな44歳だ　
　

　　
　
　
　
　

誕生日は何も目出度いと思わない

お祝いを言われたらありがとうと言うけれど

生んで育ててくれたオフクロに感謝すべき日だと思う

そう思っているのに、全く行動もせずに

俺はダメダメ人間だ
　
　
　

　
さて…昨日換えてもらったタイヤの効果を試すべく

薄っすら積もった雪の中を出勤しよう

少しゆっくり走って

オフクロへの感謝の気持ちを思いながら