レコーディング体験記（最終章）

初日から１週間以上経った2回目
少しは緊張も和らいだのか？微妙にだけどリラックス

友達誘ったけれど忙しいということ
「しょうがない、自分で行くか・・・」と、またレコーディングスタジオへ
でもやっぱり微妙に後ろ髪ひかれる想い

とりあえず同じ部屋だと思って心の準備万端だったのに・・・
今回は大きい部屋に通された。しかもかなり大きい！
これでまたかなり動揺！

TVドラマで見る様な、５・６人は座れる白い革ソファーの応接セットがある機材部屋。そして14畳以上はあると思われる録音スタジオ
前回の部屋の倍以上は軽くあるじゃん！

焦る・・・

技術さんは「この部屋いいでしょ！」と言って、ただ黙ってセッティング
そして私にスタジオ内に入るようにとの指示

だだっぴろ～い部屋の中に、スタンドマイクがひとぉーつっ！
やっぱりマイクにはストッキングらしきものが、またかぶさってる
１4畳以上の部屋にひとりポツンっと一人でいることの寂しいこと！
そして前回と違って目の前全面が大きなガラス
指示も視線も真正面から受け止めなければならない状態！

正直、キツイ・・・


２曲目のマライヤはそりゃー大変
カラオケなら適当に唄うけど、さすが専門家を相手にすると数箇所発音を直された。しかも何度も何度も止められて。「もぉ、マジで・・・？！」
絶対音感の人を相手にして、
ごまかすことが出来るはずもなく・・・
泣きたくても諦めて乗り越えるしかなかった

休憩の合図をもらった時に即座に再度友達に電話！
「マジで来て！これを見逃したら人生損するよっ！」と友人に電話。１時間運転し、やっとのおもいで到着した友人達も真っ青！
初めてみるスタジオ内と、このシチュレーションに大興奮！
「こんなところどーやって見つけた？！」と友人。
「イエローページで見つけたやつじゃん！（怒）」とスタジオ内に戻る私

友人たちは優雅に皮のソファーに座りながら私のレコーディング風景を黙ってみてた。もちろん技術者が発する緊張感を受信しながら・・・

そんな神経質なアメリカ人技術者が一番気に入った曲はドリカムのバラード
私の声に合うんだか、曲が好きだとかで、いきなりろうそくをたくさんつけ始め
スタジオ内を一気に暗くした。自分のムードを盛り上げる為に？？
「すいません、不安なんですけど・・・・」と叫びたかったが、
でも何だかご機嫌な技術さん！
ノリノリで編集やってるから切り出せなかった小心な私

無事終了！約４時間以上過ぎて漸く終わった！

終わった充実感よりもそれよりも何よりも請求書が怖かった！
ひぇ～、一体、一体いくらになるのよぉーーーーー！

でもビックリ！思ったよりすごーく安かった
お兄さんが電話で言ってた通りだ
こんなゴージャスに、しかも専属の技術者がついて学生のお小遣い程度
友人たちも「ほらぁ～、やっぱりしてよかったじゃん！」と恩きせがましい！
うるさいわっ！！自腹っちゅーにぃー！

日本でしたら数時間で◎万～はくだらないであろう設備をとっても格安で、
しかも超有名アーティストと同じところでレコーディングできるとは！
通りでアメリカ国内中から夢を持ってくる人が絶えないはずだ。

あとでその友人が調べて、他にも有名な日本人ミュージシャンが御用達の
スタジオだと分かったのでした！

それから最後に、そのデモテープの結果ですが・・・・OKでした。
もちろん私の才能ではなく、100％技術さんの腕！
でも、年齢でア----ウトっ！ 10代求むだってさ！
だったら最初に言ってよねぇ～！
まっ、ナイスな口実かもしれませんが、結局何でも良くなった！
だって、あんなにスリリングで貴重な経験できたんだもんっ！
今思い出しても手に汗握るほどの緊張感が蘇る

「アーティストの人達って１つの作品つくるのに大変なんだなぁ～」と
実体験した貴重な思い出です。

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