ともちんたん

☆日記
☆Iラブ鹿島アントラーズ

シャルケ内田、ベスト11

2013-01-14 04:06:18 | 日本代表、海外サッカー

シャルケ04の日本代表DF内田篤人(24)がドイツ1部リーグ(ブンデスリーガ)の2012年ベストイレブンに選出された。同リーグ公式サイトが4日発表し、アジア人選手で唯一、選ばれた。

 公式サイトは内田を「信頼できる右サイドバック。シャルケ04の中でも日の目は当たらないがチームに貢献するヒーローの1人」と紹介。昨年12月15日のフライブルク戦で右太もも肉離れを負い、そのまま冬季休暇に入ったが、「シャルケで独自の忠誠心あふれるプレーを見せてきた彼は、早期復帰を期待されている」と評した。

今季は前半戦のリーグ17試合中12試合に出場し1得点。11月3日のホッフェンハイム戦でリーグ所属3シーズン目にして待望の初得点を決めた。

 首位のバイエルンからハインケス監督を含め9人が選出され、3位のドルトムントからは2人。7位に低迷するシャルケから1人、抜てきされたのが目を引く。端正な顔立ちと、きさくな性格で若い女性から男性にも大人気のウッチーが、実力でも高く評価された。

[2013/1/6-06:01 スポーツ報知]


鹿島、今季の補強

2013-01-14 03:52:39 | 鹿島アントラーズNEWS

今季の補強に見える本来のスタイルへの回帰 鹿島アントラーズは今季の移籍市場で、ダヴィ、中村、前野という昨季のJ2を沸かせた将来性のある選手の獲得に成功したが、クラブのタイトル獲得に貢献した興梠慎三、新井場徹、増田誓志といった実力者がクラブを去ってしまった。

 一見すると戦力ダウンのようにも映る今回の補強だが、今後数年間に対して明確なヴィジョンを持った的確な戦力補強と言える。なぜなら、得点力のあるストライカー、技術が高く流動的に動きながらドリブルで崩せる2列目、そして若くて攻撃的な左SB、というポイントは次のシーズンで覇権奪還を狙うためには、不可欠な補強ポイントだったからだ。

 まず前提となるのが、鹿島には明確なスタイルが存在するということだ。基本のフォーメーションは[4-4-2]のボックス型。FWは2トップであり、4人のMFは明確に役割が定まっているわけではなく、流動的にポジションを変えながらパスとドリブルで崩すことを理想としている。そのため、サイドからの崩しは主にSBが担うことになる。

 しかし、昨季は野沢拓也の移籍で戦力が揃わず、前監督のジョルジーニョが縦に速いサッカーを志向したこともあって、少し毛色の違うサッカーに落ち着かざるを得なかった。そこで、覇権奪還を目指すためにも従来のスタイルに回帰する必要があり、そのために必要な選手たちが獲得されたのだ。

 若くて生きの良い選手を闇雲に獲得したわけではなく、そこには明確なヴィジョンが存在する。

ダヴィ、中村は鹿島に何をもららすのか

 ダヴィについては言うまでもないだろう。J2とはいえ38試合で32得点。マルキーニョス退団後、決定力不足に悩んできた鹿島にとって待望のストライカー獲得だ。さらに縦への推進力があるところも魅力。

 昨シーズンは、ドゥトラがその役目を担っていたが、本来であれば2トップでボールを縦に運べるのが一番だ。大迫勇也とのコンビネーションに期待はふくらむ。

 中村の獲得も鹿島にとっては重要なピースだ。本山雅志がフル出場できなくなって以降、鹿島の中盤にはドリブルが極端に少なくなっていた。遠藤康もドリブルを得意とする選手だが右サイドからのカットインなどを持ち味としている。その意味では中央から崩せる中村充孝を獲得できたことで、攻撃のバリエーションは豊富になるだろう。

 前野についてもその攻撃力は折り紙付きだ。自ら仕掛けることもできるレフティーがJ1でどの程度の守備力を発揮できるか未知数な部分ではあるが、クラブには「守備はあとからでもなんとかなる」(鈴木満強化担当)という考えがある。とにかく前に行くことが求められるはずだ。

 さらに、その移籍により大きな大きな穴をつくった野沢が鹿島に復帰することが発表された。これにより、鹿島が鹿島らしい戦いができなくなってしまった最大の要因が解消される。

 まずは、中盤の流動性が復活するはずだ。中盤が流動的に動くということは、ボールを奪われたときのポジションが本来の位置とはズレることを意味する。つまり、流動的に攻撃を仕掛けることよりも、奪われたあとにバランスを崩さずに守備に移ることの方が難しいのだ。そのバランスを取れるのが野沢だ。

そして、カウンターも復活するだろう。確かに、昨季もカウンターを武器としていたが、それはドゥトラ個人の速さを武器にしたものだった。

 しかし、鹿島本来の形は、多くの選手が一気に相手陣になだれ込むもの。中継点として、絶妙なポジショニングから最適なパスを選択できる野沢が戻ったことで、より迫力のある攻撃も戻ってくるはずだ。

 すぐに結果を出すことは難しいかもしれない。放出した実力のある選手たちの方が結果を残すことも考えられる。

 だが、新井場は今年34歳を迎え、エースFWとして期待した興梠はこの2年のリーグ戦であげた得点は15に留まり、増田は9年目のシーズンもポジションを獲得できなかった。彼らがベンチにいてくれれば心強いことこの上ないが、力のある選手達だけに新たな道を模索することも当然だ。

 覇権奪還のためクラブは新たな道を選択した。その方針は、これまでと同様まったくブレがないものであることは確かだ。