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エンタープライズアプリケーション志向

成功は気づきと行動から生まれる。

感想文:生物と無生物のあいだ

2009年05月02日 01時32分11秒 | 感想文
自分にはちょっと化学用語が多すぎて、ついていけないところが何箇所か。。。
気になるのは本のタイトルがあまり内容に沿ってないところ。
最後は研究日記になっているところ。

同じ研究をしているライバルチームとの競争のところは
おもしろいんですけどね。

今はヒトゲノム計画が完了してますが、
前半の遺伝子情報がDNAに入っていることが発見されるまでの
各科学者の積み重ねの話、というかライバルの研究結果を踏み台?にする話が
どろどろしてます。

第一発見者以外は何の価値もない世界ですから。
そんな厳しいドクターの世界が味わえます。

感想文:夜は短し歩けよ乙女

2009年04月21日 22時41分51秒 | 感想文
とても可愛らしいお話。

始め使う言葉が古いので時代が、大正、明治かと思ってたら
最後の方には携帯のメールが出てきたので
現在っぽい。

ま、そこはあんまり重要じゃないからいいだけどさ。
恋愛ファンタジーだし。

最終的にはドラゴンボール的な世界になるし。

人をまつ身はついらいもの
またれてあるはなほつらし
されどまたれもまちもせず
ひとりある身はなんとせう。

なむなむ。

感想文:新米リーダーの不安

2009年04月09日 23時45分07秒 | 感想文
SEの新米プロジェクトリーダー向けの本だけど、
内容が薄い。

何のタメにもならない内容。
新人さん向けならまだわかるかな。(それでもオススメはしないけど)

やはり、自分の領域の専門を学ぶのに
新書に期待するのはチトつらいようだ。

感想文:メガバンクの誤算

2009年03月29日 22時59分04秒 | 感想文
キーワード
・日米の銀行の歴史(1960~2000年ぐらい)
・銀行 vs 証券
・日米の差が出来た理由
・日本の経営層の危機感の無さ(不倒神話)

この本を読んで思うことは
日本の銀行は金利のダンピング合戦をして、企業への融資を行ってきた。
大して、アメリカは様々なサービスを提供することで
顧客のニーズを満たすことを目指した。(それにより利益を得ようとした)

この例が日米の違いを端的に表しているように思えます。

これは金融だけでなく、企業でも同じ。
受注するためには競合によるダンピング合戦が行われ
体力のあるところが勝つ。

これは大口顧客ほど顕著だ。

アメリカの実際の現状はわからないが
価格を下げるだけでなく、機能、納入までの期間、品質
これらを総合的に判断して、顧客への価値を提供する。
少なくともアメリカ発の教科書には、そんな内容が書いてあります。

大して、日本の場合は期限、機能は絶対。
価格はなるべく安く。
品質は「よしなに」、といったところではないでしょうか。

著者は日本の銀行のモラルハザードについて言及していますが、
これはアメリカでも、どこでも同じでしょう。
(著者もアメリカの利益偏重主義には懸念があるとは言っていますが)

「勝てば官軍」その通りです。
それが資本主義でしょう?

ビジネス的な戦略において、キレイごとは夢物語なのは
長銀のトップを走ってきた著者ならわかっているはずです。

本の中で「住宅ローンの証券化という画期的なアイディア」というような文がありましたが
これはきっと、現在のサブプライム問題の原因でしょう。
(この本は2002年出版です)

最後に、著者はアメリカ金融の光と影を認識し、
光の部分を見習うべきだ、とありました。

この本では、うっかり読み間違うとアメリカ万歳のように見えますが
アメリカにも失敗した歴史があり、
すべて正しいわけではないというスタンスを取っています。

また、これを読んで初めて銀行 vs 証券という図式があることを知りました。

金融の歴史を知るためには、オススメの一冊です。

キヤノンとカネボウ

2009年03月23日 22時08分10秒 | 感想文
実際に在籍していたマーケティング担当の社員によるエッセイ。
(キヤノンについては、現在、在籍中)

7割カネボウ、3割キヤノンといった内容。

カネボウは化粧品のイメージしかありませんでしたが、
実は戦前から存在する企業で
戦時中は一大コンツェルンを気づいていた超巨大企業でした。
(各種鉱業、重工業と金属業、航空機部品工業、パルプ・製紙業、農牧業)

化粧品のカネボウからは想像もつかない姿ですね。

歴史は120年と長い老舗企業です。

創業は紡績でした。

そんなカネボウの歴史と
著者が実際に体験したカネボウの中での業務について語られています。

著者はカネボウの中で繊維と化粧品と
毛色のまったく違う文化でのマーケティングを担当し、
さらに、そこからキヤノンへと転籍しています。

カネボウが凋落する手前でキヤノンに移っているため、
良いサラリーマン人生を送っているように思えました。

日本の重要な産業だった紡績の一翼を担っていたカネボウの
歴史を感じられる内容です。

特に、カネボウの経営に対する批判というものはなく、
あの時、こうしていれば、、、という振り返りの仕方をしています。

著者は文系のカネボウ、理系のキヤノンという評価をしています。
これはそうざっくりとは分けられないのではと思いました。

カネボウの事業でも製品開発の理系の面があって
その上で製品販売、マーケティングがあるのではと思うのですが、
それほど高度な技術というものはなかったのでしょうか。

ただ、考えてみるとたしかに、紡績は労働集約型の産業のために
賃金の低いアジア勢に攻められたため、
国内ではやっていられなくなり
結果、紡績は赤字となり、カネボウは立ち行かなくなったわけですね。

さらに、カネボウは繊維、化粧品、薬品、食品、住宅不動産という
多角経営していましたが、
その中でうまくいっていたのは化粧品だけだったようです。
(それぞれ小さなヒット商品はあったようですが)

つまり、カネボウには差別化を図るような高度な技術が必要とされる
製品開発をする力がなかったということなんでしょうね。

他にもキヤノンとの差としては、各事業でのシナジー効果が
まったく出せていなかったという点も挙げられていました。

カネボウは過去の栄光から殿様商売を続けていたため、
時代についていけず、事実上の倒産は
なるべくして、なったという結果なのでしょう。

話の締めくくりとしてはキヤノン万歳となっており、
そこは在籍中の身だからなのかなと邪推してしまいました。

カネボウ時代を振り返って、あの時、こうしていれば。。。
ということがあるのですから、
それを今のキヤノンにも当てはめて欲しいですね。
まぁ、それは引退してからお願いします。

感想文:中国が死んでも日本に勝てない7つの理由

2009年03月22日 16時49分49秒 | 感想文
これでもかと中国をボロクソに書いていて
逆に日本サイコーというスタンスを取っている。
ちなみに、2003年出版。

頻繁に統計の数字を持ってきて、
客観的な根拠を基に批判を行っているのだが、
内容が過激なだけにそのままにはちょっと信じられない。

一人っ子政策のために高齢化社会が問題といいつつ、
他では、人口が増え続けている、とも言ったり。

ただ、中国の内情を知る1つの情報としては
読んでもいいかもしれない。

以下の問題があるらしい。(他にもあるみたいだけど)
・環境問題(河川の汚染、砂漠化など)
・衛生問題(中国発のSARSとかインフルエンザなどなど)
・極端な格差と格差の固定化(農民は識字率が低く、教育も受けられないことが多い)

環境問題といえば、
北京オリンピックのマラソンで取り上げられた
空気汚染はハンパなかった。

13億人中農民が8億人というのは初耳だった。
ネットで調べてみても、少なくとも半分は農民らしい。
また、三農問題(農村、農民、農業)というものもある。

少なくとも、都市の繁栄の陰に農民の貧困があるようだ。
(まぁ、それはわかりきってるけど)
ただ、最近は改善してきているらしいという話もある。

ともかく、色々と問題があるようです。
(ただ、問題はどこの国でもありますが、程度の問題なんですかね)

■補足
日本サイコーの例として挙げる内容が
誇張表現というかあまり的を得ていないので
全体的に微妙な印象を受ける。

感想文:アートオブアジャイルデベロップメント

2009年03月07日 14時46分07秒 | 感想文

感想文:アート・オブ・アジャイル・デベロップメント(協力すること)
の続きです。

自分の現場に導入可能な度合いを評価してみました。
各項目は章立てをそのまま抜き出したもの。
それぞれについて自分の考えをまとめました。

内容を覚えていないところは評価を付けていません。
それだけ印象がなかったっていうことで。。。

・考えること
×ペアプログラミング
○活き活きとした仕事
○情報満載の仕事場
○根本原因分析
○ふりかえり

ペアプロの導入は難しい。今までとやり方が違いすぎる。
2人でコーディングして、生産性が2倍以上になる自信がない。
ペアプロにより、障害などの手戻りがなくなり、
作業量が減ることで、納期に間に合わせることが出来るのだと思うが。。。
ペアプロ導入以外にリスクが少ないプロジェクトでなら
実験的導入ができるだろうか。

その他はアジャイルに限らず、どの現場でも求められるもの。
特に、「ふりかえり」は後回しにして、結局、やらないことが多いので
本書で提案しているような、短い間隔でのイテレーションで
その都度、実施していくことが重要だ。

・協力すること
○信頼
△全員同席
×真の顧客の参加
○ユビキタス言語
×スタンドアップミーティング
○コーディング標準
○イテレーションデモ
◎報告

この中で一番重要なものは「信頼」だ。
これは開発に限らず、すべての場面で必要なもの。
特に顧客との信頼は重要だ。
本書では顧客などのステークホルダーから信頼を得ることに重点を置いている。

「信頼」があれば、仕事は任せてもらえる。

・リリースすること
△完全Done
バグなし
◎バージョン管理
△10分ビルド
△継続的インテグレーション
◎コードの共同所有
○ドキュメント

「完全Done」、「バグなし」はイマイチ理解できなかった。
小さなストーリーとテスト駆動で実現できるのだと思うが、
実際に適用しようとした場合にイメージが沸かなかった。
まだ、それは理想なんじゃ?という想いの方が強い。

バージョン管理、コードの共同所有は必須。
Subversion、TortoiseSVNがオススメです。
MSのVSSから移行できるなら、した方がいいです。

・計画すること
○ビジョン
○リリース計画
○計画ゲーム
○リスク管理
△イテレーション計画
○ゆとり
×ストーリー
○見積り

ビジョン、リリース計画、リスク管理、ゆとり、見積りは
プロジェクト計画当初、意識するのは一般的だと思います。
ここは特に印象的ではなかった。
しっかりやらなければいけないところではあるけれど。

・開発すること
インクリメンタルな開発
顧客テスト
○テスト駆動開発
○リファクタリング
○シンプルな設計
インクリメンタルな設計とアーキテクチャ
○スパイクソリューション
○パフォーマンスの最適化
○探索的テスト

アジャイルの特徴として、テスト駆動開発があります。
本書ではリファクタリング、シンプルな設計、パフォーマンスの最適化において、
「必要な時に実施する」というポリシーが取られています。

「汎用的にプログラミングするべきだ」という考えがあると思いますが、
本書では、「今、要求されている要件を実現できれば、それでいい」という考えで
プログラミングしていきます。
GoF本のデザイン・パターンの著者の話で
「汎用的にプログラミングすることを推奨していたが、あれは間違っていた」
というような引用をしています。

将来の要件に対応するべく汎用的にプログラミングすることは
高度な技術力が求められます。
それゆえ、バグが出やすいといえるでしょう。

さらに、将来的に出る要件は、時間が経過するにつれて変化します。
これは自社の問題を解決するにあたって、問題分析、優先度付けをしていきますが、
これは時間がたつと話が変わることがあります。

だから、今の要件に対応する分だけ実装しようというものです。
これには同意しました。
ただし、リファクタリングは必要ですよ。
リファクタリングをしないと、スパゲティソースになって
後で変更することが困難になります。
(テスト駆動開発も必要だと思います)

最後に、本書の冒頭で述べられている以下の項目があります。
私はソフトウェア開発に限らず、すべてのプロジェクトで深く理解すべき内容だと考えます。
・成功を理解する
・納期よりも大事なもの
・組織的な正常の重要性

プロジェクトは問題を解決するために発足されます。
当初、見積もられていた予算、期間を超えると、
失敗プロジェクトと言われるかもしれません。

しかし、「プロジェクトが成功する」とは予算、期間を厳守することではないのです。

CRM,ERP導入プロジェクトが失敗したのは何故ですか?
予算、期間を厳守できたプロジェクトは多かったはずです。

何故、失敗と言われたか。

導入したシステムが実際には使われず、
その企業にとって「価値」が生まれなかったためです。

顧客に対して、価値を生むシステムを作ってナンボだと思います。
ソフトウェアはそれだけでは何の価値もありません。

まとめますと、ソフトウェアを開発する側にとって、
プロジェクトで定められたことを守ることが目的で
それによって利益が出ます。

しかし、顧客にとっては、ソフトウェアの開発が終わった後が本番なのです。
顧客にとって、開発中はまだ目的を実現させるための準備期間にすぎないのです。
ソフトウェア開発は顧客にとってリターンを得るための投資です。

このギャップが、何を重視すべきかというギャップが
相互の理解をうまく得られない場合に問題となっているのではないかと思います。

ITはもはや、社会インフラというべき地位を得ました。
ITは社会に貢献できる、すばらしいものです。
私はそれに携われることを誇りに思います。


感想文:アート・オブ・アジャイル・デベロップメント(協力すること)

2009年03月01日 23時08分22秒 | 感想文
「第6章 協力すること」の感想文。
以下は私の解釈。

スタンドアップミーティングはやる価値があると思う。
週次の進捗会議よりも、スタンドアップミーティングを推奨する。

問題は早期に発見し、対策することが良いことは周知の事実。

毎日、顔をつきあわせて、他メンバーの作業状況を聞くことで、
問題を発見しやすくなり、その場で意見することで解決しやすくなる。
※議論が長引く場合は、話し合いの場を別途、設けること。

毎日のことなので、時間をとられるのが嫌だと思うメンバーがいるかもしれない。
だから、スタンドアップミーティングは時間を決めて、
サクサク進められるよう改善していくことが必要だ。

大して時間をとられず、週次の進捗会議がなくなるのであれば、
喜んで参加してくれるはずだ。

アジャイル開発はステークホルダーに見せられる開発途中のデモを重視する。

ドキュメント < 実際に動くデモ
※優先度の話で、作成しないわけではない。

動かして、実際の画面を見せることで、ステークホルダーからフィードバックを得ることが目的だ。

本書では、1週間単位にデモを実施することを開発ルールとしている。
これは開発サイクルを1週間で回すことになる。

つまり、何らかの機能を実装し、テストし、
デモとして見せられる状態にする必要がある。

これには、生産性の向上が不可欠。

それを支える、本書のアジャイル開発のキモとなるのが
コミュニケーションだ。

本書では顧客を含めたチームメンバーが一箇所にあつまって
作業することを推奨している。

これは客先に常駐して開発を行うことで実現できる。

これにより、顧客要件、設計で不明な点をすぐに確認することができる。

すぐに確認でき、顧客からのフィードバックを受けられるので、
顧客にとって役に立つソフトウェアを開発することができる。

従来の開発と大きく異なる点として、ペアプログラミングがある。

ペアを組むことで、自然とコミュニケーションが生まれる。
さらに、組むペアは固定ではない。
全員と話したことがある状態になり、プロジェクト内の風通しがよくなる。

この開発スタイルをクリアできなければ、
本書で掲げるアジャイル開発を実現することは難しいように感じた。

アジャイル開発への移行は、プロジェクト内での合意が不可欠だ。

ただし、すべてのプロセスを取り込むことはできなくても、
魅力的なプロセスを見つけて、
自分のプロジェクトに取り入れることはできると思う。

顧客を含むプロジェクトメンバーによる日々の改善が
プロジェクトを成功に導くのは間違いない。

感想文:「知の衰退」からいかに脱出するか?

2009年02月24日 21時37分39秒 | 感想文
豊富な知識よりも、問題解決型の「考える力」を持て、
という内容。

近年の日本人は考えることを忘れてしまった。

日本がいかに世界から遅れているか、孤立しているかを
これでもかこれでもかと痛烈に指摘してくる。

著者の日本の将来を憂う悲しい叫びが聞こえてくる。

これから必要な基礎知識は英語、IT、ファイナンス。

この本に書いてある内容を鵜呑みするのではなく、
疑って考えながら読むと、理解が深まります。

この本は、今のままでは、マズイ!と思わせてくれます。

文章は読みやすいですが、400ページ超えです。

内容の成否については、自分には十分な知識も
グローバル的な視野も経験もないので、わかりません。
それは自分で「考えて下さい」

日本経済の将来は暗いような話がよくあり、
著者の大前研一さんは日本人として日本の衰退を防ごうと教育に力を入れているようですが、
一方、経済学者の池田信夫さんは、日本が衰退の一途を辿ることについて
もう半ばあきらめているようですw (以下のブログ参考)
長期停滞とのつきあい方 - 池田信夫

※池田信夫さんはgooブログのブログ・アクセスランキングで常に上位にくる有名な人です。

以下は、だらだらと思ったことを述べます。

日本が再度、復興するには
世界第二位の経済大国から転落
アジアから逆に使われる立場

ここまで来ないと一丸となって動かないのではないだろうか
というのが率直な感想です。

一丸となるには、アメリカでいうフロンティアであったり、
仮想敵国であったり、そういった象徴がないとダメだと思います。

また、大前さんは一度、政治に挑戦して挫折し、
今は教育に力を入れているようですが、
おそらく、自分1人の力ではどうにもならないと思い立ったのでしょうね。

日本の政治の中でどうがんばっても、
足のひっぱりあいで何にもならない。

それなら未来の若者に投資しようと。

教育について、社会経験のある人を講師として呼んで
授業するべきだ、という提言がありますが、
たしかに、そういう授業があるとおもしろいと思います。

例えば、裁判員制度がありますが、
これの教育版を作るのはどうでしょうか。
裁判より、よっぽど、前向きに取り組んでくれそうな気がします。
授業するのも、自分が住んでいる地域の学校の方がよりいいでしょう。

本書全体にわたって、子供だけでなく、大人に対する教育も必要だと
述べられていますが、この教育員制度を導入することで、
授業の内容を考えてもらい、子供にとって何が必要かを考えてもらうことで
お金では得られない経験が手に入ると思います。

感想文:悪意

2009年02月19日 20時47分12秒 | 感想文
ガリレオシリーズから変わって、別の東野圭吾作品を読みたくなり、
「悪意」を選びました。

ジャケ買いならぬ、タイトル買いです。

なんとなく、人間の陰湿な闇に迫る内容と思ったので。

感想としては、さすがといったところで、
ガリレオシリーズとは違った感じで、楽しませていただきました。

ストーリーは事件の犯人が逮捕されてからのドラマがメインなのですが、
刑事が犯人の謎を突き止めていく中で
話の主観が刑事と犯人とで交互に変わり、
事件の真相に迫っていきます。

非常に引き込まれる展開となっていました。

また、小説の始まりが主人公の手記といった形式で進んでいくところが特徴的でした。

ミステリー小説は伊坂幸太郎から始まり、
東野圭吾作品を読んでいますが、もうすっかりミステリー小説にハマっています。