映画「バベル」見てきました。
ブラピが出てて、なんとなくおもしろそー
というだけの理由で見てきましたが、
完全に返り討ちに遭いました。
マジで気をつけた方がいいです。
問題提起的な映画です。
映画自体の雰囲気はブラピ出演映画でいうと
セブン・イヤーズ・イン・チベットのような感じ。
ストーリーは世界各地で別々に起こったことが関係して、
不幸な事故(犯罪)が起こるという映画。
この映画、すっごい重い映画です。
しかも、前提知識がバリバリ必要です。
知らないとまったく意味不明で気持ち悪いだけの映画になります。
ざっと思いつく前提知識。
聖書「バベルの塔」
銃社会
アメリカとメキシコ間の入出国の容易さ
聾(話すことができない障害者)
国家間の経済格差&政治的問題
アメリカの他国への容赦のなさ&テロリスト過剰反応
不法就労者問題
国別(宗教別?)の金銭感覚&性、麻薬に対する考え方
日本の若者のドラッグ服用
日本以外の警察おっかない
と、まぁ簡単には解決出来ない
社会問題を知っていないとよくわからないと思います。
(私はあまりわかってません)
映画見終わった後は
全然、この映画の意味がわかりませんでした。
この映画は何がいいたいんだ?って感じで。
映画見ながら、ストーリーを理解しようとするだけで疲れましたよ。
以下、理解するのに参考になったブログ
http://blog.livedoor.jp/daichi71/archives/50583500.html
http://econo.twinkle.cc/movie/babel.php
ドラッグについては
日本では遊び目的で使い、
モロッコでは精神を落ち着けるために適切に使っている
という表現がありました。
医療で使うモルヒネは適切な使い方ですよね。
映画中の婆ちゃんが使ったタバコは
おそらく大麻のようなもののはず。
(モロッコもみんながみんなそうではないと思いますが)
バベルの塔は怒った神様が人類の言語を分けたという話らしいですが、
宗教が違うというのもかなり相互理解に溝をもたらしていると思います。
ある先輩が言ってましたが、
欧米にありがちなキリスト教のような一神教と
日本・アジアによくある多神教で、
母国の国教・文化としている国の民族では
明らかに考え方が違うそうです。
こんな感じで。
一神教は排他的。オレがオレが精神(例:アメリカ)
多神教は和を尊ぶ(例:日本)
※あくまで一例です。
違うからこそおもしろいという意見もありますけどね。
おもしろいだけで済めばいいんですが、
実際は戦争とか起こってますからねぇ。
最後に、映画中のフラッシュで
気持ち悪くなった人が出た問題がありますが、
実際、私もちょっと気持ち悪くなったので、
見る人は気をつけてください。