goo blog サービス終了のお知らせ 

エンタープライズアプリケーション志向

成功は気づきと行動から生まれる。

1Q84

2009年07月20日 21時25分25秒 | 感想文
初村上春樹作品。
話題に便乗して購入。

購入前は本の厚さと値段に気がひけたけど、
読んでみたら二人の主人公の目線で話が並行して進んでいって、
どちらもおもしろい。

Book1でこの二人の関係が少しわかってきます。
それがどう交差していくのかが楽しみ。

ただ、やたらと性描写が多いのは気になったなー。
主題の1つにソレ関連があるからかもしれないけど。

宗教団体というかカルトもストーリーの中核を占める1つになってます。

まだまだ謎が散りばめられた状態で
これから話が展開していくとこなので、続きが楽しみです。

。。。そして、Book2を読了。

Book2でガッカリなレビューが多かったので心配でしたが
全然そんなことはありませんでした。

ちゃんと話は進んでいくし、謎は徐々に解明されていく。

Book3に期待!

と思ったけれど、Book3はないかもしれないみたいです。
となると、う~ん…
広げた風呂敷はちゃんとたたんでほしい人には
オススメできない終わり方です。

感想文:ジェネラル・ルージュの凱旋

2009年07月01日 23時03分07秒 | 感想文
おもしろい!
海堂さんの本は「チーム・バチスタの栄光」から2冊目ですが、
医療現場の臨場感あふれる、緊迫感あふれる内容です。

医療用語がよく出てきますが、なぜか素人でも
それほどわかりづらいとも感じず、
気にせず、読み進められます。

今回は白鳥の活躍はほどほどに
ジェネラル・ルージュこと速水部長の手腕に魅せられます。

感想文:ビジネスマンのための「数字力」養成講座

2009年07月01日 23時02分42秒 | 感想文
日本のGDPはいくら?
自分の会社の売上は?利益は?
日経新聞を使った定点観測の仕方
経済のマクロとミクロの見方

などなど、フェルミ推定を使った例題など
おもしろく読めました。

小宮さんの本はわかりやすく、要点は繰り返して出てくるので
わかりやすい。
同じ表現が繰り返し出てくるので、
すでにわかっていることだと、
中身がないと感じてしまうこともありますが、
その分、伝えたいことを絞ってるということなんでしょうね。

大事なことは繰り返して伝える。

プレゼンの見本のような本です。

感想文:ビジネスマンのための「読書力」養成講座

2009年06月21日 00時49分23秒 | 感想文
いわゆる読書本。

著者が実践する読書法。
速読、通読レベル1、通読レベル2、熟読、重読。

特別な読み方を紹介しているわけではないのと、
著者がコンサルタントだからなのか、
「はじめに」に要点がまとまりすぎてて
そこだけ読めば、他は読まなくてもOK

話の流れは著者が今まで読んできて感銘を受けた本の紹介で
それをどの読書法で読めばいいかを説明しています。

一番最後に経済、マーケティング、会計などジャンル別に
良書を紹介しているので、参考になります。

感想文:僕が2ちゃんねるを捨てた理由

2009年06月21日 00時48分52秒 | 感想文
前回の「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」の方が
ニコニコ動画という動画サービス運営の裏側が見れておもしろかった。

前回から引き続き、Web2.0の話題が登場して
ひろゆきはWeb2.0好きだなーって思う。
前と何も進化してないでしょ?ってスタンスだけど。

ネットとネット広告、ネットとテレビの話がメインだと思うけど、
これがあまり斬新な考え方じゃなかったのが、残念。

本書で一番おもしろかったのは
電波少年のプロデューサー土屋敏男さんとの対談。
今はテレビ会社として、ネットを使ってどうやって収益を上げるか
試行錯誤している話が読めます。
土屋さんの異端児っぷりがおもしろいです。

前回同様、タイトルと内容があまり合ってないのは、
ひろゆきには関係ない、見えない力が働いてるので
気にしないでってことらしい

感想文:ロッキン・ホース・バレリーナ

2009年06月17日 21時27分13秒 | 感想文
昔、表紙だけ見て後で買おうと思ってたけど、
タイトル忘れちゃったから、買いそびれた本。

なぜか駅の書店にいまさら平積みされてたので購入。

青春バンドラブストーリー。

God gave rock and roll to you.



っていうか、読んでてロッキン・ホース・バレリーナの絵が
なかったから、どんなのかイメージ湧かなかった。

ググってみたら、↓こんなのだった。
http://www.cup.com/grace/viviennerh.html

歩きづらそう。。。

感想文:キヤノン高収益復活の秘密

2009年05月26日 23時11分08秒 | 感想文
2001年出版の本。

今では、経団連の会長にまで昇りつめた御手洗さんが
1995年にキヤノンの社長に就任してから、キヤノン復活の歴史がつづられている。

不採算事業であるパソコンやディスプレイからの撤退を断行。
ベルトコンベア方式からセル生産への転換(多品種少量生産への対応。柔軟な生産量調整)
様々な事業横断型の委員会の発足(いわゆるタスクフォース)
特許戦略。
技術重視から利益重視の改革。(財務改革)
非年功序列型の終身雇用。
財務の強化。(為替変動リスク対策など)
その他、人事制度など色々。

次の経営計画では、日米欧の3拠点が独立して事業展開を行い、
それらを統括する世界本社を置き、
真のグローバル企業になるのが目標だとか。

次の言葉が印象に残りました。
米国は平等ではないが、非常に公平だ。
平等は非競争の哲学。
公平は競争の哲学。

感想文:コピー用紙の裏は使うな!―コスト削減の真実

2009年05月18日 23時23分33秒 | 感想文
コスト削減専門のコンサルタントによる新書。

電気代、水道代、印刷代などを削減する話です。

売上げは狙って増やせないこともあるけど
コストは狙って削減できる。
減らした分だけ利益となる。

気づかないで、毎年、大金を払っているお金も
契約の更改や、削減活動などで、減らせるよって。

また、現場がアイディアを積極的に考えることで
組織が強くなり、売り上げが上がる。

現場が出した成果から、ちゃんと現場に還流することが大事。
がんばっても、ご褒美がないんじゃね。

感想文:技術経営の挑戦

2009年05月04日 17時25分45秒 | 感想文
技術経営の変遷として、
1、80年代の日本。made in JAPAN
2、90年代のアメリカ。MOT(management of technology)
3、21世紀で求められる技術経営の提言。とアジアの技術経営の紹介。

80年代の日本の高度成長期における製品の高品質が、
なぜ、世界で認められ、日本がそのようなレベルになれたのか。
そしてその後、なぜ凋落したのか。

次に、日本の猛追を受けたアメリカが、日本から学び
どのように復活を果たしたのか。(例:シックスシグマとか)

最近では、そのアメリカも壁にぶつかっており、
アジア勢の成長が著しいところで、
サムスンの人材の育て方など紹介している。

終章に著者の提言があるけれど、
将来の社長候補となる幹部候補生の育成や
社長の若返り、
大学からの技術経営教育など、特に目新しいものはなかった。

経営やマーケティングがわかる技術者がもっと必要というのは、その通りですが。

日本は改良や改善、新技術、新製品を活用した商品化が得意なのに対し、
アメリカは新技術の発明、新製品の開発が得意である。
今まで感覚的には理解していたものを
一覧で具体的に示してくれたのはおもしろかった。

技術の発展の仕方に経済動向、人口動態や、歴史や文化という非技術要素が
影響するという話があったけど、それはもっともな話で
使い道がない技術は何の役にも立たないっていうことだ。
日本には、その技術が事業化できるかどうかという観点が弱いという指摘もあった。

全体としてはおもしろい話だけど
最後のまとめの著者の提言の部分が
まとまりがなかったのが残念。