昨年に引続き、荒れに荒れたサンパウロのレースですが、降雨のため翌朝に延期となったレースは3番手スタートの琢磨が23周のリードラップを取るもののイエローコーション中にステイアウトするギャンブルに出て結局8位に終わりました。
リスター後はトップを走り、見てる者を「もしや?」と熱くさせたレースだったけど…
でも本当に勝てたレースだったろうか!?
前日から延期されたレースでスタート後、ライアン・ブリスコをパスしイエロー後のリスタートを2位で再開すると、あの1コーナーでパワーを豪快に抜き去ってトップに躍り出て初のリードラップ!
確かにここまでは良かった(^O^)/
そこからの琢磨は初のレインタイヤを履いてるにも関わらず、難しいコンディションの中、後続を4秒以上も突き放した。
しかし34周目に出されたフルコースコーションで2位以下のパワー達がピットに向かったのに対してKV Racingのピットはステイアウトを選択!
この辺から歯車が狂いだして…
KVのピットは「ゴールまでに1回イエローが出れば無給油で走れる」というもの…
しかしレース後の琢磨も「なんでトップを走っている僕らがギャンブルをするのかわからない!」と意気消沈気味。
http://www.indy-amano.com/2011/05/2011-indycar-25r4-race-day-2.html
この辺にやはり総合力の差が出てくるんだと思う。
恐らくジミー・バッサー(JV)はパワー達に合わせ正攻法でピットに入ったら、先に行かれると思ったんだろうね…
そういう意味ではJVはJVなりにチーム力を理解していたとも言える。
プライオリティのあるトップランナーがセオリーを無視する理由は無い筈だからネ!
ただ、残念なのは序盤にスピンしたレイホールが2位、フロントロースタートから序盤にポジションを落としていたブリスコが3位、おまけにタイヤバリアにゴマメったダリオが4位でゴール(アレって周回遅れにならなかったのかな!?ルールがよく分からん!?)したことを考えるとチームとしてもう少しトライがあっても良かったのかな!?と思ってしまうなぁ~!
今回のレースですが、初日のおはじきゲームに奇跡的に生き残った段階でラッキーだったのかもしれない!
二日目もドライになっていたらどうなったかも分からないし…
レインタイヤとのマッチングも良い方向に向いていたことはあるけど、ラスト3周でピットに入った後、琢磨自身もコースアウトしているし、やってはいけないミスをしていることは確か!
まぁ~気持ちを入れ替えて、今度は実力で勝とう!
表彰台の3人は動いてポジションを得たんだし、パワーにはほとんどミスらしいミスは無かった!
チームも琢磨も次!次!次頑張ろう!