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大阪くらし今昔館 風呂屋

2016-03-27 10:26:29 | 日記
読書が好きで、図書館で週に5冊借りて読んでいました。ジャンルは
手当たりしだいでした。最近はもっぱら時代小説です。

時代小説にはよく風呂屋が出てきます。テレビで江戸時代の風呂屋を
忠実に再現した大阪くらし今昔館を紹介していましたので早速観に
行っていました。

当時は男女別に浴槽を設定することは経営的に困難であり、老若男女
が混浴でした。入浴料金は大人8文(約120円)、子ども6文(約90円)
とそば1杯の値段の半分です。


長屋の木戸
 木戸番は夜の四ツ時(午後10時頃)に木戸を閉めました。、夜四ツ時
以降、用事のある者は木戸番に改められた上で、木戸の左右にある潜
り戸から通る決まりとなっていました。また、その際には必ず拍子木
を打ち、その音が次の木戸番への「通行人がいる」という通達となっ
ていました。これを「送り拍子木」と呼び、拍子木は通行する人数分
だけ打ち鳴らし、拍子木の音が聞こえたにも関わらず人が来ないよう
な時は、人を出して町内を改めることになっていました。


風呂屋



高座(番台) 
 江戸では番台と呼んでいますが、大阪では高座と呼んでいます
 湯銭を支払い、ぬか袋を買い求めます。


脱衣場 脱衣箱 洗い場
 脱衣場と洗い場に仕切りがありません。大阪では洗い場は石敷きに
なっています。浴槽に居る前にぬか袋で体を洗い湯につかります。





お湯
 お湯を風呂桶から汲んで体を洗うのではなく、右手奥にお湯係が
いて柄杓にいっぱいお湯を貰って体を洗います。燃料の薪が高価
で水も貴重だったのです。


水桶



ざくろ口
 奥に風呂桶があります。湯気を外に逃がさないように工夫された
ものです。ざくろ口に凝って風呂屋どうしで競い合いました。
右下の明るいところでお湯をもらいます。


風呂おけ
 時代小説ではゆったりとつかる描写がよくあり現在の銭湯のような
何十人も入れる大きさを想像してしまいます。実際の風呂桶は少し大
きめの家庭用お風呂の大きさです。右側の小さい窓からしか光が入ら
ず薄暗い内部で湯の清濁が解らないようにしています。


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