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TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意味する。世界の僻地の出張記録!TDYの次は日常の雑感

現役時代の出張記録。人との出会いと感動。TDY編を終え、写真を交えた日常の雑感を綴る。

折々の写真&雑感 541

2025年06月22日 | エッセイ

 予定していた6月の第二週は、皆の日程が合わず、私は一人で神代植物公園のアジサイを撮りに行った。雨の翌日だったせいか、瑞々しいアジサイに出会えた。私の乏しいアジサイの知識では、厳密な分類は出来ないが、それでもガクアジサイ、アナベルと柏葉アジサイの区別位はついた。そして、ガクアジサイは日本が原産であることも知った。

 神代植物公園に着いてすぐにバッグからカメラを出して目的地に向かった。小さな橋を渡った先の道の中央に看板が幾つも連続して立てられているのを見た。通行止めかと思ったが、よく見ると「オオタカが営巣をしています。脅かさないように静かにお願いします」との看板だった。看板を通り越した先に重そうな望遠レンズを抱えた人たちが大勢集まっていた。中には望遠鏡で状況を観察している人もいた。恐らく雛がかえり、彼らが巣から顔を出すのを待っているのであろう。

 オオタカを撮る人たちとアジサイを撮る人たちの距離は5メートルと離れていなかったが、お互いに邪魔をしないように気を使っていた。彼らは遥か上を撮り、我々アジサイ組は目線の高さかそれ以下を狙っていた。アジサイを撮り始めると他の人たちのことは忘れてしまい、移動するときだけ気を遣う状況だった。

 コロナ禍を境に、マクロレンズを使って花を撮ることが多くなったが、古民家や動物を撮るときほど夢中にはなれない。ある程度撮ると休みたくなってしまう。そんな時は持参のサーモスの魔法瓶からコーヒーを注いで飲む。実に旨い。これは夏でも冬でも続けている。一休みすると、新たな気分で花を撮りたくなる。他のものを撮ろうにもここでの被写体は花しかない。

 アジサイをほぼ撮り尽くしたと考え、芝生広場の方向に向かった。そこに向かう途中には多くの花が植えられ、まじかで撮れるのでマクロレンズでの撮影に適している。だが、花の名前はアガパンサスぐらいしか知らない。この日の花たちの写真は次週に掲載を予定している。

 お昼は深大寺ソバではなく、吉祥寺の公園口のエスカレーターを降りて左に行ったすぐのところにあるおにぎり専門店の「権米衛」で買い求めたおにぎりである。一人の時は此処で買ったおにぎりを外で食べる。実に旨い。そして大きくて安い。お米の値段が去年の倍になった現在でも値上げしていない。「値上げしないで、大丈夫なの?」と顔なじみの店員さんに聞くと、答えは複雑な笑顔だった。だが、以前より大きさが少し小さくなったような気もするが、気のせいか?食べた後の満足感は変わらない。

 近くの公園に、それこそ雨の合間に行った。花の数は少ないが、それを撮る人はスマホで撮る人を除けば私以外に見かけたことはない。

 

 


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