P突堤2

「でにをは」別口入力・三属性の変換による日本語入力 - ペンタクラスタキーボードのコンセプト解説

6[しんぶんや][きゅうち]

2016-09-22 | 変換三属性の検討例
<新分野・新聞屋を三属性で使い分ける>

新分野…属性ハ(第三の属性)
新聞屋…属性イ(名詞全般)

ポイント:新は新しいことをあらわす接頭語なので第三の属性。新聞屋は[新聞]+[屋]と解釈して接尾語がつく語とも捉えられるが名詞的なはたらきが強く新分野の方がより第三の属性の趣向に沿っていると考えられます。

もう一例

<旧知・窮地・給地を三属性で使い分ける>

旧知…属性ハ(第三の属性)
窮地…本来は追い詰められて逃げ場のない苦しい状態や立場をあらわす名詞だが、様態を叙述する機能をもつためここでは属性ロと解釈します。
給地…属性イ(名詞全般)江戸時代、主君から家臣に与えられた知行地という意味の名詞。

ポイント:旧は古い物事・以前の・もとをあらわす接頭語なので第三の属性。「旧に復する」のように単独で使われた場合も急と区別しやすくするため第三の属性として変換します。


☆2例通して新⇔旧の対立概念はさまざまな語について意味を付加する接頭語として使われているので第三の属性とするのが妥当です。「しん」にはいろいろと他に同音異義パーツがありそうですが、「きゅう」は急と区別しやすく「旧姓」「旧交」などの語をすぐに浮かび上がらせることができるので便利そうです。

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