不祥事から2年・桃田賢斗が日本男子初の完全V

バドミントン世界選手権５日中国・南京男子シングル決勝。男子シングルの桃田健斗【NTT東日本】が世界ランク３位の
石宇奇【中国】を２－０で下し、この種目で日本男子初の金メダルを獲得した。相手は世界ランク３位で中国の完全アウエー
の中、桃田は、冷静にテンポ良く得点を重ねた。第一ゲーム２１－１１斗先取・第２ゲームも勢いのまま２１－１３と連取して
悲願の優勝を決めた。五輪・世界選手権を通じて、日本男子の世界一は初の快挙となった。決勝のコートでは、笑顔が多かった。
重圧・プレッシャーより又最高の舞台でバドミントンが出来る喜びに包まれているように見えた。違法問題からの桃田の歩み。
１６年４月スーパシリーズ【現ワールドツアー】マレーシアオープンに出場中に賭博問題が発覚・日本協会から無期限の試合
出場停止処分を受ける。同５月NTT東日本の出場停止処分が解け、練習を再開。１７年５月カナダオープンで準優勝・ポイントが
消滅していた世界ランクキングに２８２位で復帰。同１２月全日本選手権準決勝で敗退。１８年１月２年ぶりに日本A代表に復帰
同年４月アジア選手権優勝。同５月国・地域・対抗戦トマス杯で第一シングルスを務め日本の準優勝に貢献。同７月インドネシア
オープンの準決勝で五輪３大会連続銀メダルのレジェンドリー・チョンウエイ【マレーシア】決勝で世界ランク１位のアクセレン
【デンマーク】破り優勝・世界ランクは６位にまで上昇する。