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退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

8割

2020年04月10日 03時41分43秒 | ニュースより

北海道大の西浦博教授(理論疫学)の試算によると、接触を8割程度減らすことができれば、2週間後をピークに感染者数を急激に減少させることができるらしい。

先日の安倍首相のコメントはそこからの「専門家の助言」だと思います。



和田耕治・国際医療福祉大教授(公衆衛生学)によると「接触」とは「手を伸ばすと触れあう距離で、具体的には2メートルの範囲内に他の人がいることだ」となる。

人と常に2メートル以上の距離を保つのはなかなか難しい。ただし、普段は10人の人と会っていたところを2人にしたり、4、5人のグループで出かけていたランチを1人で行ったりするなど工夫はさまざまだ。一方で、10分間の会話を2分間にするなど、時間を短くしても接触の回避にはならないため注意が必要だ。
毎日新聞


しかし、場合によっては8割減が難しい職種もあるでしょう。

医療関係者、警察官、消防士、物流に携わっている人、生活必需品を販売している人、漁業を含む食物生産者、電気ガス水道等ライフラインの保持にかかわる人、自衛官、役所など行政にかかわる人、マスコミ関係者、鉄道等輸送にかかわる人、福祉関係の人等々

他にも社会を支えている様々な人がいるでしょう。

これらの人々が人との接触を減らせないとすると、自宅にいる人は限りなく10割に近い接触を控えないと目標は達成できない。

西浦教授の試算はあくまでも数字上のもの。2週間を越えても尚感染者数が理論通りに減らないこともありうる。


ゴールデンウイーク明けまで我慢した後、首相の『残念ながら皆さんの頑張りが今一つ届かなかった、引き続きもっと頑張りましょう』などという責任転嫁のコメントが思い浮かんでしまうのは心が荒んできた故のことだろうか・・・。



「机上の現実」になったら素晴らしいのですが。


参加拒否

2020年04月09日 18時26分43秒 | ニュースより

長距離トラック運転手の子供が入学式参加を自粛するように求められた。<読売新聞オンライン



非常事態宣言を受けて、該当地区で最低限の日常を守るべく業務を持続している業種の一つである物流業界。その屋台骨を支えるトラックドライバーの子どもたちを登校させないようにと考えた校長の判断はどうだったのだろうか。多くの小学生を守るために、家族も含めて症状のない一部の小学生を切り捨てる判断・・・悲しすぎる。


どうにかできるだろう。
症状が無いのだから席を離せばいいじゃないか。

本人とその家族の受けた心の傷は大きいのではないのか。


大きな集団を見る政治家とは違う、個々を見る現場の職員にその判断はしてほしくなかった。
委員会がそう言っても、校長には体を張って守ってほしかった。


国は「命」を、学校は「心」を守ってほしい。

国の代表もそうだが、小学校の校長でさえまっとうな判断ができなくなってしまったのだろうか?


全ては、感染を確認する検査数の伸び悩みからくる疑心暗鬼かもしれません。


不起訴処分

2020年04月09日 10時23分45秒 | ニュースより

 テレビをつけると「新型コロナ」や「非常事態宣言」のオンパレードです。

 へそ曲がりのジジイは、こんな時こそ陰に隠れたニュースに目を向けたくなります。


 4月7日のニュースに以下のようなものがありました。

2019年の2月25日に、東京都渋谷区の児童養護施設「若草寮」施設長の大森信也さん(46)が同施設出身の男性(当時22)に刺殺される事件が起きました。

 2012年3月から2015年3月まで同施設に入所していた男性は、「施設に恨みがあったようです。
 施設関係者なら誰でもいいと思い、殺すつもりで刺した」などと供述。また、退所してからも施設職員に金や仕事の話をされることに対し「ストーカーされた」と話していたという。

 報道によれば、男性は2018年9月、家賃を滞納するなどしてアパートを退去させられ、その際に同施設職員が対応した。事件を起こした際、男性は無職で、ネットカフェで寝泊まりしていた。男性は精神鑑定の結果などを踏まえ、2019年の5月に不起訴処分となった。

 その後、東京第6検察審査会は昨年10月、心神喪失中の犯行だとした地検の判断は「検討が不十分」と指摘していました。
 検察審査会の「不起訴不当」の議決を受けた元入所者の男性は、地検の鑑定留置で当時の精神状態を調べた結果、刑事責任を問えないと判断され、再び不起訴処分としました。
 処分理由を明らかにしていいません。
 <KYODO



 大森施設長は周りの人からの人望が厚かったそうです。

 その命を奪った男性のその後はわかりません。


 『心神喪失中』だったとはいえ、人の命を奪っているのだから、「罪に問わない」のならそれなりの施設で加療を義務付ける必要があるだろうと思います。
 本来、受けるだろう量刑や執行猶予期間(殺人の場合はどうか解らないですけど)に相当する入院加療や保護観察が出来ないのだろうか。


 人を殺めました。心神喪失中で罪に問えません。釈放されました。

 じゃ怖いでしょう。


 『心神喪失』に至る背景もあったかもしれません。
 そんなことを克服するためにも「加療」が必要かと思います。


 この辺の制度については全く無知なので、今回の男性がその後どう扱われているのかはわかりません。

 報道があったのでしょうか? 「不起訴処分」と云いっぱなしではいけない事案だと思いました。


 PS.
  昨日のニュースでは、御殿場市市長の英断がすごいと思いました。
  国会議員より偉いよね!





伝家の宝刀

2020年04月08日 11時41分22秒 | ニュースより

 いよいよ緊急事態宣言が発せられました。

 108兆円ってすごいな・・・と思ったけれど、よく見ると貸付ばかりで6兆円しかくれないみたい。危機に面した人たちは大丈夫なのでしょうか?



 地方公務員だった私は、個人事業者の方々と違い、補助金の申請などの手続きに疎いので、損失補償の手続きがよくわかりません。(無職の私には損失が無いのですが)






 「万引き家族」という映画をBSで見ました。

 アカデミー賞の「パラサイト」にもありましたが、フィクションであれ似たような境遇の人は先進国の中にもいるのでしょう。
 一見豊かになった社会の中で、所得格差が広がっているのは世界共通の現象のようです。



 そんな人たちの中にも私のように『手続きオンチ』はいるのではないかと心配です。

 守られるべき人たちが、あの複雑な手続きを完結できるのか?

 税制でもなんでも、頭がよくて詳しい人が得をするシステムではないのか?




 年金にしても、何年も積み立ててきたのに、「申請」しないともらえない。

 声かけ(通知)はしてくれたのですが、「○○の場合」が多く複雑で頭が痛い。



 手続きを複雑にして、申請漏れにより歳出を抑えたい…なんて穿った見方をしてしまいます。




 そんな時は、役所の窓口で説明してもらうのでしょう。
 仕事が増える職員の方々には、大変でしょうが解りやすく説明してあげてください。

 早く現金が手元に届くことと、そんな窓口の前でクラスターが発生しないことを祈ります。



 あと経済的保証は、医療機関にも必要じゃないかな。それでなくても死ぬほど忙しいと聞いているし、特別な設備投資が求められているのでしょうから。



 なぜ、4月8日だったのか? 考えてみました。

 まさか、一か月後が大型連休明けで区切りがいいとか・・・?

 今週、始業式や入学式を迎える学校関係者にとっては最悪のタイミングでしたね。

 日々変わっていく状況の中で仕方がないとはいえ、私のスマホには
 「本日(7日)準備登校で準備(入学式)したのに残念」とか
 「クラス発表と教科書配布だけする」とか
 「クラス発表も5月6日」など、学校によりまちまちで混乱が伝わってきます。

 マスコミが騒ぎ出した3月末にでも云ってもらえれば良かった。以前の一斉休校も突然でしたしね。



 どうも「決断」に「細かな配慮」が伴いませんね。国全体の舵取りなので難しいのでしょうけど。
 総理は「専門家」と繰り返し云うけど、専門家が学者さんだけじゃ駄目でしょ。
 「現場」ですよ。「現場」目線の意見を入れないと。それができてこそ『プロかな~』なんて思ってしまいます。


 最後に、もう一つ解らないこと・・・。

 「非常事態宣言」がでたら、政策決定の権限はそれぞれの首長に行くのですよね。

 小池都知事が「国とのすり合わせ」というのがわかりません。


 「お伺い」ということなのでしょうか?


不要不急

2020年04月07日 12時32分21秒 | 日記
 いよいよ不要不急の外出は控える時が来ました。

 今までも自粛はしていたのですが、再度外出について気を付けたいと思います。


 とはいえ、毎日愛犬の散歩は欠かせません。

 散歩は犬を連れて行っているのか、犬に連れて行ってもらっているのか解りませんが、

 朝夕家の周りを歩いています。



 天気がいいと気持ちがいいものです。

 人と接しないようにと、フレックスタイム?で出かけますが、散歩仲間とはよく遇います。

 みんな考えることは同じなのでしょうか。


最近『ナガミヒナゲシ』の花をよく見かけます。



 綺麗な花ですが、繁殖力の強い外来種だそうです。

路肩で懸命に背伸びをしているようで健気です。

 外来種だからと言って邪険にしないようにします。今のところ近所の固有種に大きな影響を与えていないようなので。


 他にも道端の花が増えました。愛犬の道草も苦にならない季節です。



 巷の喧騒が嘘のような瞬間です。



 これからも私たちは『不要不急の外出』は自粛していきます。


 これから出される「緊急事態宣言」は『不要不急の政策』の羅列にならないことを期待してます。