先日、NHKクローズアップ現代を見ました。
自宅で暮らせなくなるかも… 広がる“訪問介護危機” 4/14
訪問介護についての記事も見つけました。
【2024年度】訪問介護の基本報酬の引き下げ理由は?影響や対策を解説
記事によると改定の理由は
『訪問介護事業所の経営状況が良好であるため』
『介護職員等処遇改善加算の加算率が他のサービスより大きいため』
『介護職員以外の処遇改善も行うため』 とありました。
にもかかわらず、番組では『事業所の倒産・休廃業が去年過去最多に』とあります。
記事によると、その理由として挙げられていたのは、
『調査への回答事業所に偏りがある可能性』・・・余裕のある事業所以外は調査に回答できないということか。
『訪問介護事業者は強力な事業者団体がないため、回答を促進したり記入方法のアドバイスを行うなどの支援が行われていない』・・・強力な団体がないということは、行政(政治家)にプレッシャーがないということかもしれません。
等でした。
「基本報酬引き下げ」は看過できませんが、それを度外視して営業状況を改善するための対策も挙げられています。
しかし、その中に『生産性を向上する』というのがありました。
他業種においても良く云われることですが、訪問介護において額面通り受け止めて良いのでしょうか。
人にサービスをする職業では、「効率」だけでは計れない大切な規準があると思うのです。
さらに番組でも触れていた「移動に時間のかかる過疎地での訪問介護」では、都市部のそれと同じ基準で測れないのではないか。
あまりニュースにならなかった(私は知らなかった)『訪問介護基本報酬の引き下げ』です。
財政が逼迫しているとはいえ、削る場所が違うのではと思います。
ましてや、得意技の下部組織に振るだけの繰り返しはどうにかならないのでしょうか。
既成に寄りかかっているのか、想像力が欠損しているのか・・・若い頭脳が欲しいですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます