チビのおしゃべり日記

お星さまになったチビへ
どんぐり母ちゃんが語りかけます。
ねえ、チビ・・・聞こえる?

チビの一周忌が近づくにつれて・・・

2019年06月21日 | 日記
朝、新聞を取るため玄関の扉を開けると
目の前のフェンスに一羽のハシブトカラスが止まっていました。

私とカラスとの距離は、わずかに2メートル弱。
カラスは逃げる様子もなく、キョトンとした顔でこちらを見ていました。
側によって手を伸ばせば届きそうな距離です。

『おはよ~』
ワンコみたいにお手をするはず無いと思いながらも
試しに近づいてそっと手を差し伸ばしてみました。

すると、少しだけ後ずさりをしましたが
その場から逃げようともせず、
リラックスしたようにフェンスの上にペタッとお腹をつけてしまいました。

『そこが気に入ったなら好きなだけいてもいいですよ』

私は、玄関のドアを締めながらもう一度、カラスの方を
振り返ってみましたが、こちらを見たままその場から動く様子はありません。

しばらくして、もう一度、玄関の外を見た時には、
そこにカラスの姿はありませんでした。
      ***********************

その後、洗濯物を干す為ベランダに出てみると
ケヤキの枝にカラスがいるのを見えました。

先ほどのカラスとは少し違う気がします。
ケヤキの葉に身を隠すようにしてじーっとしています。


『おはよ~』と声をかけてみると、少しだけチラッと
こちらに目を向けてくれました。


ブルーの瞳が確認できました。
ハシブトカラスの幼鳥のようです。


近くで親鳥らしきカラスの鳴き声がしています。
もしかしたら、朝、玄関前にいたカラスが親鳥なのでしょうか。

目の前のケヤキも葉の生い茂るこの時期は
幼鳥たちの隠れ蓑にもなっています。

この幼鳥も、しばらくは親鳥に守られながら 
生きる術を身に付けて行くでしょう。

世間の厳しい目に負けずに頑張って生き抜いてほしいと思います。

親ガラスが何故、玄関前にいたのか分かりません。

毎年、目の前の桜に巣を作るカラスだったのでしょうか。
残念ながら今年の巣は撤去されてしまいましたが
他の場所で繁殖に成功したようです。

私の顔を見ても怖がらずにいたのは、今までも見慣れていたからなのでしょう。

自分の子を『しばらくの間、優しく見守ってね』と言ってたのかも知れません。
そのように解釈する事にしました。

      ********************
チビの一周忌が近づくにつれ、これまで耐えてきた辛く苦しい気持ちが
一気に溢れ出してきました。
そして、あの時の絶望ともいえる喪失感と深い悲しみが再び蘇って来ました。

チビの為にも前向きにと頭では分かっているのですが、
自分の心がこれ以上続けるのは無理と言ってます。
また、しばらくお休みする事にしました。

これからも時々、皆さまのブログには
お邪魔をさせて頂きますのでよろしくお願い致します。

鬱陶しい梅雨の季節になりました。
皆さまもご体調を崩されません様くれぐれもご自愛ください。