チビのおしゃべり日記

お星さまになったチビへ
どんぐり母ちゃんが語りかけます。
ねえ、チビ・・・聞こえる?

おいらもイクメンパパになる!!

2016年04月09日 | 日記
おいらの豪邸が完成した!
今回も先祖から受け継いだ技術を取り入れ純和風造りにした。




しかも、以前にも増して立地は最高の場所!
眺望抜群で閑静な一等地!

嫁は大いに喜んで、おいらに熱いキスをしてくれた(うひょ~

これからは、嫁に元気なタマゴを生んでもらう為に、
栄養の有る食べ物を探さなければ・・・。

でもね~『言うは易し行うは難し』・・・これが中々見つからない。
この辺は、畑も草むらも無いから虫っ子一匹探すのも大変なんだよ。

普段はなるべく友好関係を・・・と、スズメ達にも気を遣ってるけど、
おいらも子孫を残すためには背に腹は代えられぬ。

この際、スズメでも狙ってやろうかと思うけど、
あいつらのすばしっこさと言ったら他の鳥の比ではないからね。

まるで、尻にも目が付いてるんじゃないかと思うくらい逃げ足が速い!
(なんなんだ、まったく・・・)

ゴミ置き場だって、昔と違い厳重に金網で囲ってあるもの。
カラスよけだってさッ。(ふんッ!)

でもね・・・中には用を足さない雑な置き方をする人間がいるよ。

今日は、ゴミ置き場でカップラーメンの残りを見つけた。
ごみ袋からはみ出たカップメンが汁と一緒にズルズルズル・・・(ヤッタ~!!)

おいら目ざとく見つけて網の隙間から麺を引っ張り出すのに成功!!

あッ!これっておいらが悪いわけじゃないよね。
えッ?拾得物横領になるの?(今のは聞かなかった事にするッ

そんなことより、早く嫁に食べさせて上げたい。
おいら、口いっぱいに入れようとしたけど、麺が滑って上手く頬ばれない
仕方なくクチバシに加えて持ち去る事にした。

途中までは上手く運べた。でも、もう少しで嫁の待つ豪邸へ、という所で、
クチバシから麺がちぎれて落ちてしまった。

急いで急降下して探したけど・・・がさ藪の中にあっという間に消えてしまった

くちの中に残ったわずかな麺さえ、おいらの意に反して胃の中に入ってしまた。
(どうしよう・・・)



おいら、ほんの少しだって自分では食べるつもりはなかった。本当だよ。
でも・・・口の中には美味しさがジワーっと広がっていった。
一瞬、自分でも至福の顔になったのが分かった。

気付いた時には、近くの木の上で嫁がこっちを見ていた

マズいッ!!急いでゴミ置き場へ引き返したけど・・・遅かった。

ゴミ収集車のおっさんが、散らばった麺をほうきで集めていた。

『・・・・・』おいら・・・泣きたかった・・・・・。