けいいちの日記

「けいいち」が綴るスポーツネタを中心としたブログです

アルビ観戦記@名古屋戦 H18.9.16

2006-09-17 | アルビレックス新潟
ブログで書いたように、昨日、名古屋の瑞穂陸上競技場に行ってきました。名古屋での出来事は別枠で触れるとして、昨日の試合について書きたいと思います。

御存知のように、結果は1-3と敗れてしまいました。インターネット中継もありましたし、それを見ていた方も多いと思うけど、ハッキリ言って、“自滅”で敗れましたね・・・。
なにしろ、ミスの多いこと!!前半なんて、名古屋の右サイド(本田圭佑)に突破され過ぎていて、梅山が全くダメで、右SBの三田が左サイドをフォローしているし、梅山は相手よりも動き出しが遅いのだから、現地のサポからも「梅山、しっかりしろ」との罵声が飛び交う。
前半10分過ぎには本田(だと思うのだが)が決定的なクロスを上げて、決定的なヘディングシュートを放つが、これは僅か10~20cmの差で外れ、事無きを得るのだが、それでもスタジアムにいた誰もが名古屋が先制する予感を抱く展開に。
そして、前半17分には杉本が左サイドを突破、折り返すと本田がなぜかフリーになっていて、悠々とを押し込んで先制。杉本に左サイドを突破されること自体がミスなのだが、それよりも本田に誰もマークしていなかったことが不思議で仕方なかった!(あとでテレビで見たら、アルビの選手は手を上げていて、本田に詰めていなかったことがおかしな話なのだが・・・)
2点目も杉本から左サイドから突破され、ヨンセン(名古屋サポからは「ヨン様」と呼ばれているみたい)に押し込まれるという、得点者こそ異なるが1点目の再生を見ている展開に、今のアルビの修正能力が欠けていることを再認識した。
前半、アルビもPA近くからFKを得るが、リスタートに工夫を施すものの、全く得点する空気が感じられないし、0-2の時点で「磐田戦の再現になるのでは・・・」という重苦しい空気が、サポの席には漂い始める。しかし、36分にはシルビのFKが名古屋のクリアミスを誘い、オウンゴールで1-2。(スタジアムの大型スクリーンでは貴章が映ったので、「貴章の得点か!?」と俺は勘違いしたよ)
それでも名古屋は果敢に攻め込み、前半終了間際にはクロスバーを叩くシュートが。幸運にも得点にはならなかったので、「まだ運はあるのか」と99%の失望と1%の期待を胸に、後半に入る。
後半に入ると、中野が首を痛めたらしく、(泣く泣く)藤井とチェンジ。
後半の序盤から中盤にかけてはアルビの選手が名古屋陣内に攻め込む。エジが久々にドリブルで突破し、3人抜くものの相変わらず周りのフォローもない。またカウンターでファビが持ち込み、ワンツーで抜け出し、シュートを放つも楢崎に阻まれて得点できない。貴章→松下の交代もあるが、これもうまく機能せずにイライラの募る状況に。
ところが、途中交代の藤井がこれまたケガをしてしまい、藤井→喜多という、不運の交代が行われてしまい、これで交代枠は使い切ってしまった・・・。その直後の後半29分、アルビのクリアミスから、これまた杉本がダイレクトでシュートを放ち、これがバーを叩くと名古屋の選手に詰められて1-3となってしまう。そして、これで気持ちが切れてしまったのか、その後の攻めには全くの迫力が欠けて、1-3でTime Up。

試合の顛末はこんな感じだったが、気になったことが相当あるのだが、特に下記のことについて触れたいと思う。
それはボール奪取後の攻撃の形が全くない!DFやボランチがを奪取しても、一度ボールを後ろないし横にパスしてしまうシーンがずっと。対照的に名古屋はを奪ってからは、選手もボールも“前へ”向かっていて、とてもシンプルだったのだが、アルビは鈴木監督の志向しているサッカーが「ポゼッションサッカー」なので、中盤でボールをキープしようとする。ところが悲しいことにアルビの選手でキープ力に長けるプレーヤーはシルビーニョだけなので、他の選手がボールを落ち着かせようとすると一呼吸(いや二呼吸か?)置いてしまうので、その間に相手の守備が整ってしまう。そうするとアルビの選手はズルズルとを横か後ろに回さざるおえなくなる。それを相手の高いラインで潰し、結果的にアルビのピンチが広がるという、悪循環に陥ってしまう。
しかも、こういう光景は昨日だけではなく、W杯中断後の試合では御馴染みになってしまった光景なのだ!!
昨日、現地にいた、結構アルビで一緒になる大学の先輩曰く「監督の目指していたサッカーって、こういうことか?」と投げやりになっていたが、ここ数試合、同じメンバーで且つ同じ内容で繰り返されているサッカーで、しかも同じミスを毎試合繰り返し、そして大量失点(ここ5試合では19失点だよ)と、「学習能力が欠落している」と言われても反論できないだろう。それぐらい、W杯中断後の試合内容はひどいものだ。(川崎や浦和に勝っているものの、内容は褒められたものではない)
W杯前は研究があまりされていなかったと思うのだが、5月までは好調だっただけにマークが厳しくなったのは仕方ないことだろうが、それならば「研究されたら、それをどうやって克服するのか?」という成果が全く感じられないし、「もしかしたらそれに対して無策じゃないのか?」と疑いたくなってしまう。
このブログで以前に書いたのだが、鈴木監督は限界にきているのではないか。

次節は甲府戦だが、大苦手のアウェイではなく、ホームである。しかも今、甲府は明らかに調子がではあるが、残留争いでは絶対に負けられない相手である。昨日の名古屋戦では(いろいろと文句は書いたけど)「何とか、次には期待が持てる」面もあり(特に3点目を入れられるまでの攻撃の姿勢)、次こそはマジで結果が問われる試合だし、ここで結果が残せなかったら、フロントは決断を下すしかない。

試合後、選手は挨拶に来たが、サポはブーイングは浴びせなかった。「戦え、新潟!」コールが起き、挨拶後に選手がクールダウンをピッチ上でしている最中も「愛してる新潟」の歌を歌っていた。
選手は「戦え新潟」コールが胸に響いていたらしい。(GO GO アルビレックスの選手のコメントで北野やシルビがそのことを触れていた)
俺を含めて、サポーターは声援を送ることしかできない。そして、(一部かもしれないが)選手の心にはそれは響いた。あとは選手がそれをどう表現し、形にしていくのか。俺達はそこに期待するしか、道はない。


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3 コメント

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Unknown (YR)
2006-09-17 23:40:28
僕は今まではシーズン中の監督交代は反対だったけど、さすがに全く立て直せない今の状況ではね・・・。替わりに誰が監督?って言われると困るけど。

なんとかしてこの状況を変えないと。
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Unknown (TOMO)
2006-09-19 01:55:00
そうそう、戦えって当たり前の事ですからねぇ。そんな事をサポに言わせて悔しくないのか?って思いましたよ。

もう毎試合泣かされるのはゴメンです。

それでも応援しに行ってるサポの気持ち、わかってほしいなぁって思いますよねぇ
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コメント、ありがとうございました (けいいち)
2006-09-19 22:01:56
YRさんへ

今はハッキリ言って、状況があまりにも悪すぎますよ・・・。確かに「誰が監督をやるのか?」というのは問題ですが、次の甲府戦次第ですよね。もし、次の試合も同じメンバーならば、「この監督では未来があるのかな?」と感じてしまいますが・・・。



TOMOさんへ

「戦え、新潟!」コールの後の選手の対応があまりにも淡々としていたのは、私だけでしょうか?北野や野沢が応対していたのでまだ良かったのですが、「戦う」気持ちを示してほしい。今のアルビの選手やサポーターに求められるのはゴン中山のようなハートですよね
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