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そとっこ 副店長 blog

ちいさな冒険家たちのアウトドアショップ・そとっこ副店長が、お店のことや子育てのこと、南信州での暮らしを綴っています。

今年は小粒?

2009-10-05 | ここのコト
柿の実がずいぶんと鮮やかなオレンジ色になってきました。
柿畑のおばちゃんの特別許可で木登り満喫。

今年の柿は沢山穫れそうだけどずいぶん小粒なんだって。
さあ、もうちょっとしたら
市田柿作りでどのお家も忙しくなります。

私もいつもお世話になっている丸ちゃん農園さんで、
柿むき、柿干し、がんばるぞ


ちいさな冒険家たちのアウトドアショップ【そとっこ】

稲刈りも終わった

2009-09-29 | ここのコト
稲刈りが終わった田んぼに小さなティピのようにまとめられた藁。

あちこちにこんな風景が広がっています。

もうすぐうちでも新米が手に入りそう。

昨年は5年生だった姉ちゃんが学校の田んぼで餅米を作って、
おいしいお餅をいただいたなあ。

ついこの間のことだと思っていたのに、
また1年が巡ってしまったのだと実感。

季節の移り変わりに合わせ、
田畑の様子も変わり、
でも気づけば同じような巡り方を毎年繰り返し、
そんな風にして日々が過ぎていきます。

今朝玄関を開けると、
足をなくした大きなカマキリがそこで息絶えていました。

一体どうしてこのカマキリはここへ来て死んだのか。
登校前のこどもたちの間で喧々諤々の大討論会。

外が寒くて、家が少しは暖かそうに思えたのではないか。
窓際に明かりを求めてたかる小さな虫を、
最後の力を振り絞って食べようとしたのではないか。
いや逆にここで冬眠前のヘビかカエルにぱくっとやられて
足を失ったのではないか。

結局結論は出ませんでしたが、
どちらにしても虫たちの季節ももう終わりを迎えつつあり、
だんだん冬が近づいてくることだけは確実です。

朝起きると冷やっとした空気に驚きます。
秋ですね。

ちいさな冒険家たちのアウトドアショップ【そとっこ】






EARTH DAY 南信州

2009-09-25 | ここのコト
連休後半の22日、
お隣の飯田市かざこし子どもの森公園で
EARTH DAY 南信州 なる催しが開かれました。

前日の軽井沢渋滞の疲れで午前中はパワー不足ゆえ、午後からちょっとだけ覗きに行ったのですが、
これがなかなか粋で熱いイベントで、
地元でこんな素敵な催しが行われていることに、
とっても嬉しくなってしまいました。

EARTH DAYらしく、エコに配慮した試みはもちろん様々な形で行われていましたが、
特徴的なのは、サブタイトル。
「愛せよ、故郷。」

そうです。
もともととても郷土愛の深いといわれている信州人。
でも、この地域は若者の都会への流失でとても悩ましい地域でもあり、
郷土愛らしきものはすっかり陰を潜めていた、とばかり思っていました。
ですから行政では最近、子どもたちがこのふるさとを愛するココロを持てるよう、
様々な角度からの取り組みを盛んに行っています。

実は私も、そとっこに合流する前の数年は、
隣町の教育委員会で、地元の小中学生に、地元の良さを再発見してもらえるような
体験プログラムを企画する仕事をしていました。

Iターンの、地元にまだ根も張っていない若造でしたが、
人格者の上司に恵まれ、
「外者の君だから見えるこの地域の魅力を是非形にしてくれたまえ。」
(ほんとはそんな口調じゃありません。すみません上司様。)
と重宝していただき、
色々とアイデアを出させていただき、形にしてみました。
まあ、失敗も成功もいろいろありましたが。

この日、このアースデイでは、
「南信州をグランドデザインする」なるパネルディスカッションも行われており、
ついついかつての仕事柄聞き入ってしまいました。
そこで、若い人たちの中に今、田舎ならではのこの土地の素晴らしさを充分に認識して、
そしてその気持ちを地元で繋げあったり、産業に活かしたり、
外に発信していったりしようとするものすごいエネルギーが育ちつつあることを知り、
とてもココロが熱くなりました。

私たちIターン人間がわざわざ選んだ素敵な土地なのに、
地元の人に「こんなつまんないとこ」って言われたら悲しいもの。
でも、結構そんな思いをすることって多いんです。
私ってつまんないとこ来ちゃったのかしら。何度錯覚したことでしょう。

でも、やっぱり、空を見上げれば、そこは空気が澄み、
山を見れば四季の移り変わりが鮮やかに目に映る。
虫の鳴き声。動物の足跡。
山の幸の美味なこと。果物畑の織りなす大地の色の美しさ。
お料理の味付けの品のあること。
人の穏やかなこと。
人の謙虚なこと。
人の勉強熱心なこと。
歴史の奥深いこと。
伝統を重んじる心意気。
神々を尊ぶお祭りがしっかりと息づいていること。
夏中各地で打ち上がる花火の色彩に代表されるように
美しいものに対する感性が研ぎすまされていること。

そうです。
本当に素晴らしい田舎です。
ただ単に野山が美しいだけでなく、
豊かな自然と人間の文化が非常に深く融合している地域だと思います。

あえてエコだ何だと騒がなくても、
この地には昔からごくごく自然にモッタイナイ精神が息づき、
自然を汚す醜いゴミは身体が受け付けない文化があります。
地産地消と叫ばなくても、自分の畑で作ったものが一番美味しいことは誰もが分かっています。

私は都会育ちで薄っぺらなので、
時々田舎の強すぎる伝統に引け目を感じてしまう場面もあるけれど、
この、毎日が天然アースデイ感覚は本当に尊敬に値します。

そしてどっち付かずのいい加減なこの立場だからできる、
都会と田舎の架橋になっていくのが夢です。

アラフォーで夢もなんですが・・。

ちいさな冒険家たちのアウトドアショップ【そとっこ】














灯籠流し

2009-08-20 | ここのコト
18日はこの町では、毎年恒例の天竜川の灯籠流し&大花火大会。
80年以上の歴史のある伝統的な行事で、
元は、天竜川の水害の犠牲者を供養したのが始まりだとか。

今年もまた新盆を迎えた家々から集められた灯籠が
天竜川をゆっくりと流れてゆき、
その火を見送るように夜空を大きな花火が彩りました。

近くの商店街には数えきれないほどの屋台が出て、
年に一度の大賑わいです。

我が家から電車で一駅。
いつも我が家は天竜川にかかる橋のど真ん中から
のんびり家族で鑑賞、
のはずでしたが、

小6になった姉ちゃんは
何日も前から
「今年は友だちと行くから、
家族では行動しません」宣言。

末っ子は武器マニア(?)。
一人500円のお小遣いで
クレープを頬張りながら
変な銃もどきを買い、
どこから弾をいれるか、で夢中。
花火なんか見向きもしません。

お父ちゃんは、
あまりの若者のカップルの多さに
自分の歳を感じてすっかり滅入って疲れちゃったみたいだし。

こういうときは
穏やかな人間とつるむに限る。

いつもは気が優しすぎて
頼りない長男よ。

君だけだ、風情が分かるのは。。
「あ~、花火ってきれいだね。
虹のような色だね。」って。

来年は2人だけで来ようか、ね。


ちいさな冒険家たちのアウトドアショップ【そとっこ】








梅雨に咲く

2009-07-02 | ここのコト
ガクアジサイの仲間かな。
ガクが八重花になっているところがとてもきれい。
葉っぱが青々としているところを見ると
この場所がとても気に入ってもらえているみたい。

ガクアジサイの花言葉は
「謙虚」だそうで。
まさにその通り、
勝手口を出た裏通りに、
清楚に、謙虚に、咲いています。



子ども専門アウトドアアウトドアウェア&グッズのお店【そとっこ】








ガマと地域社会

2009-06-17 | ここのコト
東京からIターンして
6年目になる我が家。

いろいろな場面で、
いまだに、
これって田舎ならではだよなあ、
と実感するできごとがあります。



先週末は、
全町挙げての河川清掃の日。
各家庭から一人動員。
みんなの川。
もちろんボランティアです。

うちからも、
エース(夫)出陣。

草茫茫で川面も見えずらくなっていた川の、
岸辺に茂る雑草を、
農村の必需品・ビーバー(と呼ばれる刈払機)で、
ゴーゴーと音を鳴らしながら刈っていきます。

午前いっぱい作業をして、
すっかりきれいになった川面を見ると、
ひとかたまり、
丈の高い草が残っています。

「このガマは、
お盆の時に迎え花で使う衆がおるから
残しとこう。」
との皆さんの総意で
残されたんだとか。



しょっちゅう行われる、
このような地域の共同作業。
正直、時にとってもめんどくさいんです。
私たちみたいに
もともと慣れていない者にとってはもちろん、
地元の人も、
昔のようにみんなで日々共同で助け合いながら農作業に励む、
といった社会ではなくなってきているので、
皆、休日も忙しかったりして、
共同作業の多さには参ってしまうといった声を聞くことも。

業者に頼んでしまえば、ラクチンかもしれない。
忙しい人々が半ば義務的に働く必要もなくなる。

でも、赤の他人の業者さんが、
契約通りに川をきれいにしてくれたとして、
果たして、
お盆にみんなが使うガマを残してくれるかな?

そう考えたとき、
なんだかとってもみんなでやることの大事さを
感じてしまうのでした。

そして、
今年のお盆には
このガマの穂を迎え花に飾ろう、
と思うのでした。

(そう言えば去年も近所のオバサンが
お盆にガマをくれたけど、
それもきっとこのガマだったのね。)


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運命

2009-05-21 | ここのコト
前回紹介した蘭ミュージアムには、
本当に面白いものがいっぱいある。

世界最大のさやをもつマメ科の植物、だって。
これはびっくりな大きさ。
40~50cmはあるかな

他にもガジュマルとか、
タコの木(?)とか、
バナナにパイナップル、
マンゴーにカカオ。

どこか遠くの暖かいところから、
この寒冷地にはるばる来てくれたんですね。

でも、石油パワーの温室のチカラで
なんとか生きてる彼ら。
今後の運命やいかに・・。

CO2をいっぱい排出しながらむりやり生かしていくのは
時代に逆行?
でも、閉館になってさようならも悲しい。

もちろん館内には
蘭もいっぱいあるのだけれど、
昨年まではもっともっと山ほどの蘭であふれてた。

開館6年で財政が行き詰まり、
世界的にも貴重な原種1万5千株は
もう維持できないとのことで、
昨年沖縄にお引っ越ししてしまったそう。

なんだかね。
寂しいこと。

経営って難しいけれど、
そう言っている間も
植物さんたちはずっと生き続けていて。

何も言いはしないけれど、
どう思っているのかな。
自分たちの運命。
気になる。

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MICKY!

2009-05-17 | ここのコト
わが町に、
蘭ミュージアム なる施設があります。

世界中の蘭を集めた、素敵な誇るべき植物園。

でしたが・・

財政的危機にあり、
今、園の存続が危うくなっています。


久しぶりに、訪れてみました。
大きな温室にはこんな寒冷地に?とびっくりするような植物がいっぱい。
バナナにコーヒーにガジュマロまで。
楽しくってワクワクしちゃう内部ですが、
この植物たちの生長を維持する燃料費がこれまた大変らしい。

可愛すぎる木、発見!

ミッキーマウスの木、だって。
その実が逆さにしたミッキーマウスに見えるからついた名前だそう。

うん、うん、確かに。


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