メタリックバイブ
捨てるということ。
ここの捨てるは、出来が悪いから捨てることではありません。
近くでしげしげ見ないことにしてますから。
捨てるの意味は、なんでも1つのルアーに要求しないこと。
ジキルとハイドシリーズは、ミノー型のバイブレーション。数mの深さで流されるカヤックから30m程投げて、真下までリアルな動きで探るのが目的でした。
パラアンカーを使い出して、あっと言う間に50m付近まで攻める深さが変わりました。肉をなくしてメタルバイブレーションにしても、その深さで底取りがじれったくない重さにすると、どうしてもドタバタした動きになります。
だいたい50cm程の根魚を釣るには、もう少しリアルで細かい動きがほしい。また、ラインの角度が真下になり、上げ下げするとへたなフックでは絡んでしまう。
そこで、
①動き出しのために錘を殆ど捨てる。
中錘方式で底取りの速さは、中錘任せに。
②細かい動きのために厚みを極力薄く。
③絡み防止のためにアシストに。
④カタクチをその年は良く見たので、ポテチの袋を外装に。
(あんまり関係ない)
飛距離が出て、かつ、潜らない。
沈みが早く、かつ、動きがリアル。
などなど、ルアー単体で、矛盾を解決したみたいな売り文句が氾濫してますが、高校で習った物理の法則に矛盾することはできません。妥協点探しを頑張るより、あっさり「仕掛け」に走っても良いのではないでしょうか。
深い、遠いに、小さかったり、軽くて動きの良いルアーを、うまく届ける仕掛け、なんでルアーメーカーさんは、考えないんでしょうかね。
漁具では、飛行機にタコベイトとか、全体で機能するものがあるのに・・。