6月13日から2週間欧州を旅行しましたが、その間に日本では、性的マイノリティに対する理解を広めるための「LGBT理解増進法」が成立し6月23日に施行されました。
実は、最初に訪問したドイツ・ミュンヘンで宿泊したGREFISホテルの玄関に3本の旗が掲揚されていました。ホテルの方に尋ねると、写真①左から青と白のバイエルン州旗(ミュンヘンは州都)、EU旗、そしてプライド旗とのことで、いろいろ説明をしてくれました。
写真①:ミュンヘン・GREFISホテルの玄関に3本の旗
プライド旗は1978年にデザインされ、赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫の6色でレインボーフラッグとも呼ばれています。LGBTQ+(※Q+はQuestioning(クエスチョニング)といって、自身の性のあり方がまだわからない・決めていない・あえて決めない人)の人々が自分たちのアイデンティティを誇りに思い、表現するための運動の象徴です。毎年6月はプライド月間として、世界中でキャンペーンやイベント等の取り組みが行われます。ホテルでは運動を理解し、LGBTQ+のお客も受け入れていますという意味合いだということです。確かに、世界中どこにでもまだLGBTQ+に反感や不安、違和感を持つ人はいますからこうした明示は、LGBTQ+の人にも、そうでない人にも皆に親切です。
そんなわけで、それまでLGBTには他人事としてほとんど関心がありませんでしたが、その後はレインボーフラッグが気になりました。旅行中に人気の観光スポットで見かけたいくつかをご紹介します。
写真②:ミュンヘン・マリエン広場
写真②は、観光客ならほぼ100%訪れる有名なマリエン広場から見た市庁舎の写真中央やや左側の下に小さくプライド旗が見えます。
写真③:ヘルシンキのストックマン百貨店
写真③は、ヘルシンキ中央駅近くにあるフィンランドで最大級の有名百貨店ストックマンの正面入り口です。四方どの入り口にも旗が掲揚されていました。
写真④:ストックホルム・ガムラスタンの市場
写真④は、ストックホルムの中心街である観光名所のガムラスタン(旧市街)にある港の広場にたくさんのテントが並ぶ市場です。
さてさて、LGBTに関して、あなたはどう思っていますか・・・。以上