10月29日(日)仙台市で開催される第41回「全日本大学女子駅伝」(全日本大学女子駅伝対校選手権大会)に、大阪芸大女子駅伝部が出場します。2012年に初出場を果たしてから通算11回目、2016年からは8年連続の出場。2018年以来の8位シード権を「恩返しを込めてシード権を獲得したい」と中瀬監督は意気込んでいます。日本テレビ系で正午から全国中継されます。<長田恭一>
「杜の都駅伝」と呼ばれてきた全日本大学女子駅伝(主催:日本陸連ほか)は、仙台市陸上競技場をスタート・ゴールに、6区間38.0km、6人の選手がたすきをつなぐ大会です。
上位8チームには、12月30日(土)に静岡県で行われる、「富士山女子駅伝」(全日本大学女子選抜駅伝競走)の参加権が与えられます。
大阪芸術大学女子駅伝部は、2008年10月に発足。2012年に初の全国大会「全日本大学女子駅伝」に出場しました。「芸坂を制する者は、全国を制す」を合言葉に、放課後練習を地道に積み上げてきました。
大阪芸大は、通算11回出場。2018年に8位となりシード権を獲得したのが最高位で、2019年は9位、2021年が11位、昨年は10位と、ここ数年はあと一歩でシード権を逃し続けています。
部の創立以来指導してきた中瀬洋一監督は「悔しい思いをし続けてきた。『総力で負けても気力で負けるな』をスローガンに今大会は、芸大への恩返しを込めてシード権を獲得したい」と意気込んでいます。
(写真:シードへの意気込みを語る中瀬洋一監督 2023年10月10日、大阪芸大グラウンドで)
「3区までには最低でも10位にはいたい。5区で勝負をかけてシード圏内を狙う」と中瀬監督。
1区6.6㎞、2区4.0㎞、3区5.8㎞、4区4.8㎞、5区9.2㎞、6区7.6㎞の計38㎞で、前半追い上げ、後半で粘るという作戦で、練習を続けてきたといいます。
(写真:応援をお願いしますと語る主将の北川星瑠さん)
部員らは、とっぷり日が暮れる4限終わり、5限終わりに、ナイター施設のあるグラウンドのトラックで練習メニューを組んでいます。実習主体の芸術大学だけに、舞台芸術やデザインの授業はしっかり受けて、そのあとウェアに着替えてグラウンドに集まり、タイムを計りながら走り込みます。
7月には松竹芸能に所属して芸能活動を開始。8月の「ワールドユニバーシティゲームズ」(中国・成都)のハーフマラソンで金メダルに輝いた、主将の北川星瑠(ひかる)さん(舞台芸術学科4年)は、「仙台では今大会もしっかり頑張るので、芸大生の皆さんはテレビやSNSなどで応援をよろしくお願いします」と、舞台で磨いてきた笑顔で意気込みを語ってくれました。
10月29日(日)12:00から、日本テレビ系で全国中継。TVerではスタート直前から無料ライブ配信が行われます。
●公式サイト=大阪芸術大学女子駅伝部ブログ http://blog.livedoor.jp/josiekiden/。
《大阪芸大 これまでの出場歴と順位》
2012年 17位
2013年 19位
2014年 13位
2015年 出場逃す
2016年 19位
2017年 14位
2018年 8位 初のシード権
2019年 9位
2020年 21位
2021年 11位
2022年 10位
2023年 ?位
(写真:授業を終えて、暗くなってからナイター施設のもとで練習にはげむ)
(写真:全日本大学女子駅伝を前に結束も固い部員)
了
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます