7月12日(土)と13日(日)に、大阪市中央区で舞台芸術学科の学外公演『夏町』が上演されます。演出などを担当する教員が「3年生は、上手にやることよりも、思い切ってやってほしい」と想いを語りました。<神農 雄、古川 知樹、吉田 拓未、木下 由翔、近藤 夕日>
(写真:仮組みされた舞台で稽古する舞台芸術学科生たち)
今年度の舞台芸術学科の学外公演は、とある海沿いの街を舞台に、今を生きる20代の若者たちの葛藤を描く『夏町』です。7月12日(土)と13日(日)に、COOL JAPAN PARK OSAKA(大阪市中央区大阪城)のTTホールで上演されます。
前年度までの学外公演は、有志で集まった学生たちによる制作でしたが、今回からは授業のカリキュラムとして実施されます。3年生全員150人超が、キャスト、技術、舞台美術などの役割を分担し、一つの舞台を作り上げます。
キャンパス内の芸術劇場では、稽古が連日行われています。
本番まで1ヶ月を切った6月下旬。芸術劇場の奥舞台では、仮組みされた舞台で、キャストたちが演技を磨いていました。時折、担当教員も一緒に舞台に立ち指導。どのような感情を込めるべきか、細かく伝えました。
(写真:本番で使うジオラマの確認を行う学生と教員たち)
舞台美術を担当する学生たちは、大道具づくりに加え、物語の鍵を握るジオラマ制作に追われていました。神社や銭湯、一軒家など、リアリティと温かみのある模型を並べていました。
芸術劇場では、照明と音響を担当する舞台芸術学科生が、本番の機材プログラムを構築。舞台上も、舞台袖も、多くの出演者が集まるため、動線確保に工夫を持たせていました。
(写真:照明と音響を調整する学生たち)
「今年度からは通常授業内での稽古のため、進行状況が異なっている。稽古のあり方が変わっているので、模索している」と答えたのは、同学科教授で、作・演出を担当する内藤裕敬さん。「上手にやることよりも、思い切ってやってもらいたい。若い今だからできる発想や、身体を活かした芝居に仕上げてほしい」と3年生へ期待を寄せました。
《大阪芸術大学舞台芸術学科 2025年学外公演 『夏町』》
●日時=
7月12日(土) 開演13:00/17:00。
7月13日(日) 開演13:00。
※受付開始=開演1時間前から。
※開場=開演30分前から。
※両日13:00からの公演の終演後は、教員による個別学科紹介を実施予定。
●チケット=
▽高校生以下・保護者=無料。
Live Pocket https://t.livepocket.jp/t/htb31。
▽一般予約=前売1000円、当日1500円。
https://ticket.corich.jp/apply/384777/。
※全席指定席。
※未就学児童の入場は不可。
●場所=COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール(大阪市中央区大阪城3―6)[地図]。
▽JR「森ノ宮」駅 徒歩7分。
▽大阪メトロ「森ノ宮」駅 1番出口、3―B番出口徒歩5分。
▽JR「大阪城公園」駅 徒歩6分。
●問い合わせ=大阪芸大 舞台芸術学科。
EーMAIL:ggshow.bugei@gmail.com。
電話:0721―93―3781。10:00~17:00「舞台芸術学科」へ。
●主催=学校法人塚本学院 大阪芸術大学 舞台芸術学科。
●大学HP=https://www.osaka-geidai.ac.jp/whatsnew/stage_natsumachi2025。
了