スローライフ

自然豊かな暮らしの中でのあれこれ

長門市の大寧寺をたずねて

2011-04-21 16:55:04 | まち歩き

長門市では桜の名刹である、大寧寺に行って来たので紹介します。


 まず先に、長門市について。長門市は、山口県の西北部に位置し、東は萩市、南は下関市、美祢市に接し

 北側は北長門海岸国定公園に指定される、美しい日本海の風景が広がる町です。

 大寧寺は、少し山間部にあり、長門湯本温泉のシンボルで、「西の高野山」と呼ばれる曹洞宗の古刹です。


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           大寧寺略案内板                           正面から見た本堂

 応永十七年(1410)に大内氏一族で、長門国深川城主の鷲頭弘忠公が、石屋真梁(せきおくしんりょう)禅師を

 開山としむかえ、開創したと伝えられるお寺。


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  大内義隆の墓所の案内板          上の高い所に墓所がある         鷲頭弘忠他の墓

 大内義隆は、戦国時代の周防、長門など6カ国の守護大名。また、フランシスコ・ザビエルと接見したり

 山口を「西の京」と言わしめた、大内文化を開花させた文化人。

 天分二十年(1551)に、突如重臣、陶隆房(すえたかふさ)の謀反により、山口をおわれ、大内氏の香華寺である

 大寧寺にのがれ、十三世 異雪慶殊(いせつけいじゅ)和尚に示戒を請い、重臣と共に自害、

 大内家は三十一代にして断絶しました。     以上

 大寧寺と大内義隆についての説明はここまでにして、これからは境内にある幾つかの物を紹介します。


 ① 大寧寺の奥には、長門豊川稲荷があります。


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        鳥居の奥には千本ののぼり                    正面からの写真

 日本三大稲荷の一つ、愛知県豊川市の豊川稲荷と大寧寺が、明治維新に関わる秘話によって結ばれている為。


 ② 大内義隆公の「姿見の池」と「かぶと掛けの岩」


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     説明書きの板                 姿見の池                  かぶと掛けの岩


 ③ 釈迦三尊及び十六羅漢像


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             配置図                       釈迦三尊を中心に左右に十六羅漢


 ④ 音信川と盤石橋


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 防長三奇橋の盤石橋と下を流れる音信川   盤石橋の組石図         音信川はゲンジボタル発祥の地


 これからは、境内の自然に触れたいと思います。

 この時期やはり桜です。


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 行ったのは、4月12日。  桜は散りかけていました。水面の花びらが綺麗です。

 既に楓は青葉が出ていて、こんな花(スミレの仲間)も咲いていました。


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 大寧寺は春は桜、秋は紅葉と、四季折々に彩られるお寺です。

 この日はなかなかのお天気で、境内では、お花見をしている人々で賑わっていました。

 私たちはお弁当を買っていかなかったので、お花見をしながらの昼食が出来なかったので、少し残念でした。

 お昼は、帰りにコンビニでお弁当を買い、千畳敷という所で食べました。


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                         眼下は日本海に浮かぶ島々を一望

 千畳敷は、標高333mの高台に広がる草原の地。果てしなく広がる海と空のコバルトブルーの大パノラマが展開。

 この日、お天気はよかったのですが、そこは風が強く、肌寒かったです。

 それでも、自然を満喫しながら、しかし、早々にお弁当を食べ帰りました。


アブラナ科4つの花たち

2011-04-11 16:52:08 | 植物

今花盛りの、4つのアブラナ科野菜の花を紹介します。


 野生化で少し困惑している野菜の花   セイヨウカラシナ

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 原産はヨーロッパ北部から中央アジアと考えられる。わが国でも、関東以西に帰化している。

 種は香辛料の「からし」の原料となる。


 成長不足で玉にならなかった野菜の花   ハクサイ

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 原産は中国北部。英語で、チャイニーズキャベツといい、日本には明治初年に導入された。


 育ちが悪く葉が小さいまま花が咲いた野菜   コマツナ

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 別名ウグイスナとも言う。漬菜の1つで、在来種のカブから出たとされる。

 カルシウムを多く含み、モロヘイヤについで2位の多さ。


 収穫後に芽が出て花が咲いた野菜   キャベツ

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 原産地はヨーロッパ。日本へは江戸時代に、オランダ人によって長崎に伝えられた。当時は観賞用だった。

 野菜として普及したのは明治になってから。栽培上は1年生植物とされるが、実は多年草。

 キャベツならではの成分、ビタミンUは胃粘膜を丈夫にし、損傷した粘膜の表皮細胞を作るのに役立つため

 胃腸障害に効果がある。ビタミンUの化学名が、キャベジン。またビタミンCを多く含む。

 以上4つのアブラナ科野菜の花を紹介しました。

 桜も散り始め、今度は緑の季節へと徐々に変りつつあります。


4月の玄関飾り

2011-04-04 18:27:21 | ハンドメイド

今日玄関飾りを替えました。今月は花をモチーフに飾りを作りました。


 旧のお節句までお雛様を飾ることにしたので、今月は少し遅くなってしまいました。

 テーマは4月咲いている花にしました。花は桜とスミレ。そしてユキヤナギの生花を活けて見ました。


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 桜の掛軸の壁飾りと、折り紙で作ったスミレの花と葉を、一輪挿しに飾っています。

 掛軸を手作りして、白い色紙の上下に色を付け、折り紙で作った桜の花を配置しています。

 スミレはスミレ科スミレ属の総称。狭義には、「Viola  mandshurica」という種の和名。

 「Viola」は「紫色の」と言う意味。「mandshurica」は「満州地方産の」と言う意味。

 原産地は北半球の温帯、花言葉は誠実です。山菜として使われるそうです。


 ユキヤナギが今ほぼ満開になりました。今日は風が強く少し肌寒く感じましたが、快晴でした。

 
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     わが家には、ユキヤナギが2箇所あり大きな株になっています。

 ユキヤナギは、バラ科シモツケ属の落葉低木。別名コゴメバナ、コゴメヤナギなどという。

 花言葉は、愛らしさ、懸命、殊勝、静かな思いです。


 最後に、今年初めて見る花を紹介します。(名前 不明)


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 五葉松の下に葉が蔓延っていて、数本の花が咲いています。茎がとても細いので、花がうな垂れてしまいます。


 先週末頃から、やっと桜が咲き始めました。今日はとてもいいお天気でしたが、風が強く、肌寒さはありましたが

 これからはどんどん桜が咲いて行き、今週末ごろには見頃になりそうです。