長門市では桜の名刹である、大寧寺に行って来たので紹介します。
まず先に、長門市について。長門市は、山口県の西北部に位置し、東は萩市、南は下関市、美祢市に接し
北側は北長門海岸国定公園に指定される、美しい日本海の風景が広がる町です。
大寧寺は、少し山間部にあり、長門湯本温泉のシンボルで、「西の高野山」と呼ばれる曹洞宗の古刹です。
大寧寺略案内板 正面から見た本堂
応永十七年(1410)に大内氏一族で、長門国深川城主の鷲頭弘忠公が、石屋真梁(せきおくしんりょう)禅師を
開山としむかえ、開創したと伝えられるお寺。
大内義隆の墓所の案内板 上の高い所に墓所がある 鷲頭弘忠他の墓
大内義隆は、戦国時代の周防、長門など6カ国の守護大名。また、フランシスコ・ザビエルと接見したり
山口を「西の京」と言わしめた、大内文化を開花させた文化人。
天分二十年(1551)に、突如重臣、陶隆房(すえたかふさ)の謀反により、山口をおわれ、大内氏の香華寺である
大寧寺にのがれ、十三世 異雪慶殊(いせつけいじゅ)和尚に示戒を請い、重臣と共に自害、
大内家は三十一代にして断絶しました。 以上
大寧寺と大内義隆についての説明はここまでにして、これからは境内にある幾つかの物を紹介します。
① 大寧寺の奥には、長門豊川稲荷があります。
鳥居の奥には千本ののぼり 正面からの写真
日本三大稲荷の一つ、愛知県豊川市の豊川稲荷と大寧寺が、明治維新に関わる秘話によって結ばれている為。
② 大内義隆公の「姿見の池」と「かぶと掛けの岩」
説明書きの板 姿見の池 かぶと掛けの岩
③ 釈迦三尊及び十六羅漢像
防長三奇橋の盤石橋と下を流れる音信川 盤石橋の組石図 音信川はゲンジボタル発祥の地
これからは、境内の自然に触れたいと思います。
この時期やはり桜です。
行ったのは、4月12日。 桜は散りかけていました。水面の花びらが綺麗です。
既に楓は青葉が出ていて、こんな花(スミレの仲間)も咲いていました。
大寧寺は春は桜、秋は紅葉と、四季折々に彩られるお寺です。
この日はなかなかのお天気で、境内では、お花見をしている人々で賑わっていました。
私たちはお弁当を買っていかなかったので、お花見をしながらの昼食が出来なかったので、少し残念でした。
お昼は、帰りにコンビニでお弁当を買い、千畳敷という所で食べました。
眼下は日本海に浮かぶ島々を一望
千畳敷は、標高333mの高台に広がる草原の地。果てしなく広がる海と空のコバルトブルーの大パノラマが展開。
この日、お天気はよかったのですが、そこは風が強く、肌寒かったです。
それでも、自然を満喫しながら、しかし、早々にお弁当を食べ帰りました。