3月18日から24日はお彼岸。お墓参りに行き、そこで見つけた植物たちを紹介します。
お墓参りに行ったのは22日。あいにく21日は雨だったので、あくる日に行ってきました。
わが家では近年までは、お彼岸のさめの日(終わりの日)にお参りするのが通例でしたが、
最近は、多くの人がお参りする日、中日(春分の日)にお参りする様になりました。
お墓には何度かお参りしていますが、初めて見た花の他、お墓の近くで見つけた植物を紹介します。
まずは初めて見た花です。名前はシキミと言います。
母はよく「花柴」と言いますが、ほんとの名前はシキミ(樒)と言い、他にはシキビ/ハナノキ/コウノキ等
地方によって呼び名が違うそうです。
シキミ科(旧モクレン科)シキミ属の常緑小高木、原産地は日本。花の色は薄い黄色。
仏事には欠かせない樹木で、寺や墓地の庭木として植えられている。9月~10月に袋果(タイカ)がはじけ
猛毒の種を出すので、悪しき実と言われている。この「あしきみ」の「あ」がとれて「シキミ」という。
また、実だけでなく、全体に毒があり、昔はその毒性を利用し、墓から野生動物や猫・犬を遠ざけ
墓を守るのに植えられたようです。
枝葉は仏前や墓に供えられる他、揉むと抹香臭がするので、線香や抹香の材料にされたそうです。
この木、お墓のすぐ側にあり、仏さん柴(後で紹介)が無い時、この枝を墓に供えていましたが、
花を見たのは初めてでした。この時期に咲く花なのに、初めて見たのは不思議ですが、
もしかすると、「この時期お墓参りするのは初めてなのか?」と思い、反省しています。
次に紹介するのは、さっき出てきた仏さん柴(ツバキ科)です。
母はよく、「墓さん柴」と言いますが、「緋榊」(ひさかき)といい、「榊ではない」という所から名前が付いている。
他にはシャシャキ/シャカキ/下草/ビシャコ/仏さん柴など地方によって違うそうです。
お墓にお参りする時は、途中でこの柴を採って行き、お供えします。
次に紹介するのは、アセビ(馬酔木)です。
中央のアセビの写真、すごく長いのでビックリして、写真に撮りました。(少しピンぼけになってしまった)
ツツジ科アセビ属の低木、原産地は日本・中国。別名アシビ/アセボ/アセミという。
アセビ(馬酔木)は、馬が食べると、酔って足がなえるという所から付いた名前。
有毒植物で、葉を煎じて殺虫剤とする。草食動物は、この木を食べるのを避けるそうです。
今、椿が花盛り。
最後に、帰る途中で出合ったモンシロチョウと、帰る途中で撮影した風景。(わが家も写っている)
「暑さ寒さも彼岸まで」とよく言いますが、お彼岸が過ぎたのに、今年はまだまだ寒い日が続いています。
山口県でも北部の方では、マークが今日の天気予報で出ていて、ビックリです。