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好餌苑 (こうじえん)

2012-05-04 12:35:45 | 眇め草紙

 

好餌苑 (こうじえん)  

 つまらないことに好奇心を抱きすぎ、しゃしゃり出て、失敗した経験がいっぱいある。公園で、ホームレスに関心を持ちすぎて、敵対するグループの頭目と間違えられたことなど、想い出は尽きない。

 文学史上の「言文一致」に興味を持ち、あれこれ読み飛ばしていたら、面白い記述に出逢った。

 日本語に、漢語系統の語大和言葉とあるなどと言いだしたのは、確か18世紀の本居宣長賀茂真淵というオッサンたちだったように記憶している。この説は、近頃、余り支持を受けていないようだ
  

       本居宣長自画像
                    本居宣長
 
                賀茂真淵

 それはそれとして、大阪の人はよく「しんどい」と言う。これは漢語系統だろうか、それとも土着の和語(大和言葉)だろうか

 和語だと思っていた。ところが、これは歴とした漢語系統の言語だそうだ。
 「辛労」「心労」という漢語に「い」を付けて形容詞にしたものだそうだ

 大阪の人はうどんのことをうろんと言うが、この場合は逆にしんろいが正しいのだそうだ


 信じますか? ウソだと思ったら、広辞苑を引いてごらんなさい
              
しんどい:《形》(関西方言)(「心労」の転か)くたびれている。つらい。くるしい。と出ているから・・・・・。    
 
 
 
 


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