千葉 記者が警察官に腕章貸す（動画）

 

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 千葉 記者が警察官に腕章貸す （動画）

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千葉市で刃物を持った男が、路線バスで乗客の女性１人と運転手を人質にして立てこもり、逮捕された事件で、千葉市に本社がある千葉日報社の記者が、現場にいた千葉県警の警察官に記者腕章を貸していたことが分かり、千葉日報社は「記者倫理として慎重さに欠ける行為だった」と話しています。

千葉日報社によりますと、記者腕章を貸したのは２８歳の男性記者で、現場で捜査に当たっていた千葉中央警察署の警察官から頼まれて、その場で貸したということです。千葉県警察本部によりますと、腕章を借りた警察官は、交渉に当たっていた捜査員のそばで、実際に記者腕章を付け、現場では捜査員が荘司容疑者に対し「報道の記者を連れて来た」と伝えて説得に当たったということです。千葉県警察本部は「緊急でやむをえないことだった」としています。記者腕章を警察官に貸したことについて、千葉日報社の大澤克之助編集局長は「人命を優先すべきという記者個人の判断で貸したが、報道目的以外に記者腕章を使う行為は記者倫理として慎重さに欠けていた」と話しています。

報道目的以外に記者腕章を使う行為は記者倫理として如何なものかというのが本件の核心・・とは、筆者は思わない。そこには、警察権力と既存ジャーナリズムとの癒着が露呈している。簡単に言うと、狎れ合いだ。今回は「人命優先」が前面に出されて問題の本質を隠蔽する役割を果たしている。しかしこの狎れ合いは、人権抑圧の局面でも使われる虞なしとしない。

 

　　　　

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