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言葉の乱れ

2012-06-05 16:21:48 | 眇め草紙

 

言葉の乱れ     
    冒頭の写真は・・たそがれ

 裾の乱れ」や「髪の乱れ」は、美しい‘にょしょう’(女性)にはお似合いだが、「言葉の乱れ」は許せないと嘆く向きは多い


 近頃は、お名前を頂戴してよろしいでしょうかという言い方が広く流布しているそうだ。やがて、「お電話番号様」「ご住所様」テナことになるだろう。

 体験談に基づく投書によれば、病院で採血される直前に、医者から血液様を頂戴してよろしいでしょうかと云われたらしい。思わずドラキュラを思いだし、ゾッとして身震いしたそうだ
 この伝で行くと、強姦魔も、「お○○こ様を頂戴してよろしいでしょうか」と云ってから、犯罪に着手するようになる。

 「言葉の乱れ」は、我々もその渦中にいて片棒を担いでいるから、どうにも具合が悪い。

 ひとつ、例を挙げる
 「黄昏」は、「そがれ」であって、「〔〕そがれ」ではない
 元来、夕暮れ時の人の様子が見分けにくい時、「誰(た)そ、彼は」という意である。古くは、「たそかれ」と全部が清音であったらしい(三省堂「新明解古語辞典」)。 
                                                                                                               

 だったら、霧島昇の唄はれか故郷を思わざる」だ。「れか」と濁音ではない。事実、霧島昇は「たれか」と清音で唄っている。昔の歌手は100%清音で発音していた。今や、「」と清音で唄う歌手は見当たらない

 NHKの「にほんごであそぼを見ていたら、「あのこはあれ」とテロップで表示していた。流石だ。
 

           ユイちゃん? にほんごであそぼ ツバサくん?



 まあ、“唄は世に連れ、世は唄に連れ”というが、語法は世に連れ変化するものだとしたら、我慢しなきゃ仕方ないか? 

 でも「お名前様を頂戴・・・」は、戴けないナア! 

  皆さん、どう思いますか?        

 

       

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