気ままにデジタル写真館

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100、90を切るゴルフ、中井学のヒップターンスイング練習法

2014-07-18 22:00:00 | ゴルフ理論
2014.7.18(金)曇りのち雨のち曇り
今日は、ラウンドで90を切ったのを契機に、ゴルフスイング上達法について私の考えていることを書いてみます。私の経験では、100は割とすぐ切れたのですが、90台後半のスコアが続き、なかなか90を切れない日々が続きました。もう一度、ゴルフスイングの本を読み返し、一つのヒントを見つけました。それはダウンスイングで右ひじを体に付けておくことです。これにより腕と体が同調し、ぶれが少なくなり、方向性が格段に良くなりました。グリーンを狙ってほとんど乗せるまでの自信が着きました。最近の3回のラウンドでそれを実感しています。ゴルフスコアが伸びずに悩んでいる方は、まずは自分のスイングを見直すことを勧めます。そして本を読んでスイングのヒントを見つけてください。高額なDVDを購入する方法もあるかと思いますが、私はあまり勧めません。自分の努力で道を切り開くつもりです。努力はきっと報われると思います。

1.100を切るためのゴルフスイング
100を切れないでいる人は、ほとんど腕で振っていて、体を使えていません。練習場でドライバーばかり振り回している人を良く見かけますが、これは練習の無駄です。まずはミート率を向上させることから始めましょう。100を切るためにすることは、スイングの改造です。腕は振らず、体の回転、正確には腰、肩の回転でスイングするのです。腰はバックスイングで右に、ダウンスイングで左に動かします。このことで腰は左右に45度回転します。肩は90度左右に回します。でも腕で上げてはいけません。腰のひねり、肩の回転で腕が回って行きます。アドレスで作った腕の三角形をしっかり保ちます。トップでは右ひじは90度体から離れます。それ以上離してはいけません。ダウンスイングでは、左膝を左に動かして伸ばし、腰の移動を誘導します。腰の回転により、肩は飛球線方向に戻ってきます。このとき、右ひじは体から離さないようにします。これが離れると、腕で振ることになり、方向が安定しません。

2.100を切るスイングの練習法
ゴルフスイングは、体の前のハーフスイングが最も重要です。ハーフスイングを練習することにより、ミート率が高まります。このことにより、飛距離も伸びてきます。飛ばない人は、クラブの芯に当たっていないのです。どんなクラブでも、ハーフスイングから練習を始めてください。中井学のヒップターンスイングでは、パターからアプローチ、アイアン、ウッド、ドライバーと少しづつ飛距離を伸ばす方法が勧められています。正確なショットを打てるところから少しづつ距離を伸ばしましょう。まずは、ハーフショットの前にアプローチから腕を振らずに体の回転でアプローチしましょう。30ヤード、50ヤード、70ヤード、90ヤードを色々なクラブでしっかり打てるようにしましょう。アイアンは7Iか8Iでハーフスイングします。ドライバーも最初は50ヤードを打つ気持ちで打ってみてください。ミートすれば意外と飛ぶことが実感できると思います。

3.ハーフショットからフルショットまでの練習法
ハーフショットはできたら少しづつスイングを大きくしていきます。まずはフォローを大きくします。スリークォーター、次にフルショットまでのフォローの姿勢をとります。しっかり3秒程度その姿勢をとります。その後、バックスイングを少しづつ大きくしていきます。でも、肩が90度回っていればそれ以上振ってはいけません。最後に肩甲骨が捻られてトップが完成します。クラブを水平にするようなことは考えません。トップの位置も気にしないのが良いと思います。練習ではハーフショットとフルショットを同じリズムで交互に打ちます。こうしてスイングのリズムを作り、どんなクラブでも同じスイングができるようにするのが理想です。

4.90を切るためには
これは、私が苦しんだ大きな壁でした。でも、この壁を突破するきっかけは、スイングにありました。スイングの方向性を良くすることです。私がしたのは、右ひじをダウンスイングで体に付けることです。これにより、クラブを腕で振ることなく、以前よりしっかり体で振ることができるようになったのです。私のスイングを見て、友人たちはバックスイングが小さく、フォローが大きいといいます。これはスイングの結果であって、腕を振る意識は自分では全くありません。前傾して腰の移動により肩が回り、腕を横に振っているだけなのです。腰を回すことにより、自動的にアドレスの位置にクラブは戻ってきます。スイングが安定すれば、パーオン率が飛躍的に上がります。150ヤード以内はほとんどパーオンできるようになります。90を切るためには、アイアンで150ヤード以内はグリーンに乗せられるショットが要求されます。これができない限り、90は絶対切れません。

3.85を切るためには
私の次の目標です。自分で不満に感じているのは、ドライバーの安定性です。ダウンスイングで右ひざを曲げてしまうのが私の悪い癖で、右肩が落ち、ドライバーではテンプラになってしまいます。上下の移動を抑える必要があります。それとドライバーの飛距離ですが、最低200ヤードは今打てる自身がありますが、安定して最低220ヤードは打ちたいと思います。次に、アプローチです。今まで7Iでランニングアプローチばかりしてきましたが、やはりピッチショットでピンを狙っていきたいです。それからパットです。最低でも1.5m以内は1パットで入れたいです。これらができたときは、80を切ることも夢ではないと思います。
なお、私が今年の3月にまとめた中井学のヒップターンスイング練習法を一部修正し、以下に紹介します。

◎中井学のヒップターンスイング練習法
1.グリップ
・左手は、手で持たず、中指、薬指、小指で持ち、右手は中指、薬指で持ち、人差し指はシャフトに引っ掛けるだけにする。
・両手とも人差し指に力を入れないこと。人差し指に力を入れると上 半身が固くなってしまう。
・グリップは、右手の親指と人差し指には力を入れない。
・グリップは、ストロンググリップにする。
※右手の親指と人差し指は、力が入ると手打ちになる。これを解消するには、しばらく右手の親指は軽く添え、人差し指は伸ばしてグリップする。

2.アドレス
・スタンスは肩幅に開き、クラブを握って頭上から静かに下ろすと、腕が胸の前で止まり、ヘッドが膝の高さで止まる。この動作で両肘は自然に締まる。
・次に股関節から上体を前傾させ、ヘッドを地面に近づけ、最後に両膝を軽く曲げてアドレスは完成する。
・両足を少し開き、下半身がぐらぐらしないようにしっかり立つ。
・グリップは、全てのクラブで左太ももの内側とする。
・手は、両肩から垂らすような感覚でよい。
・前傾角度は、手を伸ばし、指の先が膝がしらにかすかに届く程度で、背筋を伸ばし、胸を張る。
・スイングの軸は意識しない。軸を意識すると重心の平行移動が行えず、ヒップターンを実践できなくなる。
・両足の重心バランスは、5対5とする。
・ボールの位置は左足かかとの延長線上からスタンスの真ん中の間にする。自分でよく打てる位置を探すこと。
・スクエア・スタンスで構える。両足を少し開く。
・左腕、クラブは一直線にし、ハンドファーストに構える。
※ハンドファーストとは、アドレスの時点でグリップがクラブヘッドよりも左(ターゲット寄り)になっていること。アイアンは全てこの構えをする。
・ハンドファーストに構えるには、左足太ももの内側でグリップする。
・ハンドレートは、手元の位置が左太ももの内側よりも右にある状態をいう。ドライバー、FWは、ハンドレートに構える。

3.基本スイング①
・手を使わず、肩を回してクラブを振ることを習得する。
・最初にPWを使い、手を動かさずにクラブを動かす練習をする。
・手首を伸ばしたまま使わず、肩を右に45度、左に45度動かして打つ。バックスイングで時計の8時、フォロースルーで4時を指す位置に収める。
・腕とクラブのY字が崩れないように肩を左右に回してボールを打つ。
・両肘は胸につけておき、打った後も離れてはいけない。
・15~20ヤードを目標にする。アプローチの練習にもなる。
・手首を固定することが重要。
・まっすぐ立って両手でクラブを横に持ち、そのまま体を左右に回す。次に前傾して同じ動きをし、クラブを持って同じことをしてみる。

4.基本スイング②
・スイングで最も重要な部分です。この範囲の動きを一定にすることがスイングの精度を高めます。ヒップターンスイングを習得するのに最適の方法です。
・スイングの目的は、腰を45度、肩を90度左右に回すとともに、腰の回転と足の動きを完成し、インパクトプレーンを完成させ、球を芯でとらえる感覚を身に着ける。
・手の位置は腰の高さまで上げ、シャフトが地面と平行のラインはかかとのライン。クラブは地面と水平にする。
・背骨(頸椎から後頭部)を軸にして体を回転させることにより、左右の体重移動が行われる。
・肩の位置に注意する。バックスイングとダウンスイングで肩の位置が変わらないように意識する。
・フィニッシュで右足はつま先立ちになる。

5.基本スイング③
・ここからフルスイングの第1歩です。すべてのスイングの基本です。練習はここから始めてもかまいません。
・バックスイングでハーフスイングと同じように腰の位置まで手を上げ、クラブを垂直に立てる。
・トップで作った腰45度、肩90度の関係を維持したまま、腰を左に45度回すと肩は飛球線と平行になり、インパクトを迎える。
・コンパクトなスイングだが、腰と肩は最大に回しているので、苦しさを感じるトップを作る。
・フィニッシュで腕を水平にし、クラブを垂直に立てる。
・PWで50~60ヤード、8Iで100~120ヤード、ドライバーで180ヤードを目標にする。
・このスイングができたら、次にフィニッシュをフルスイングの位置まで完成させ、最後にバックスイングで肩甲骨を回してフルスイングのトップを作り、フルスイングを完成させる。

6.基本スイング④
・バックスイングで腰を右に45度回転させ、肩を90度回し、肩甲骨を使ってクラブを回す。止まった所がトップで、個人差があるので、位置はあまり気にしない。
※これは鏡で確かめてみてください。
・このままダウンスイングで腰を左に平行移動しながら45度回すと、インパクト直前に肩は飛球線と平行になり、ここから腰の捻転を解き放ちインパクトを迎える。この時、左肘が左胸に巻きつくような感覚になる。
・インパクト後は体を回し、腰は飛球線方向を向き、肩は90度以上回り、左肩後ろにグリップが来る。

◎ゴルフスイングのまとめ
スイングは、ミート率を上げることを最優先に考えます。
①基本事項
・腕は全く振らないで体の前に固定しておく。
・バックスイングで腰を45度、肩を90度回してトップを作り、インパクトまでこの関係を維持する。
・腰が左に45度回転すると肩は飛球線と平行になり、インパクトを迎える。
※上半身は前傾しているので、肩は横ではなく、縦に回転するイメージで、後ろというよりも上に上げる感じである。
・両肘は、バックスイング、フォロースルーでは体から離れるが、基本的に体から離さないようにする。
・腰の正しい動きは、バックスイングで腰を右に、ダウンスイングで左に平行移動させる。骨盤を前傾させてシーソーの要領で動かす。
※この動きを「バンプ」といいますが、トップから切り返す時、右足で地面を蹴り、左膝を左に動かし、右腰を左方向へスライドさせます。
・ヒップターンの基本は、直立の姿勢で腰を左右に動かす。この動きを骨盤を前傾して行うことでヒップターンは完成する。
・ヒップターンを行うと、バックスイングで右膝が伸び、ダウンスイングで左膝が伸びる感覚になる。
・頭はアドレスの位置から動かさず、コマのように体を回すことで腕を回転させる。
・目はアドレスからインパクトまでボールから目を離さない。 
・腕のコックは左手首を上に上げるだけ。手首を回してはいけない。
・腕は前傾した体を軸に体を横に回すことで、クラブは勝手に上がり、下がる。
・腕は肩の高さより上に上げてはいけない。肩を中心に回るイメージ。
・トップの姿勢で体を起こし、両手が肩の高さと同じであればOK。
②バックスイングからトップまで
・バックスイングの始動は、そのまま上げると腕を使ってしまうため、左右の足踏みで右に体重が乗った時に肩を回してクラブを引き上げるようにする。
・クラブが上に向かう惰性により左手首が親指側に少し曲がり、コックする。
・バックスイングでは、右膝を伸ばし、腰を右に平行移動させ、みぞおちを右に向けるだけで、腕は何もしない。
・トップオブスイングで胸が目標の反対側を指すが、両手の高さは肩までにし、絶対に右肩より高くしてはいけない。
・肩が90度回っていればトップは完成なので、トップスイングの位置などは考えず、大体この辺に上がればよいくらいの気持ちでスイングする。
③ダウンスイングからインパクトまで
・左膝を左に移動し、ダウンスイングの切り返しを始動する。
・左膝を一気に伸ばし、右足を蹴るようにして腰を左に平行移動させると腰が自動的にターンし、フィニッシュで胸が目標を指す。腰が回転を主導する。みぞおちを左に向けるように意識する。
※左膝を伸ばさないと腰は早く回らない。左膝を伸ばすことでヒップターンが起こり、腕を振らなくてもクラブは勝手に振られる。
・トップの位置から腕は振らずに体を回転し、腰を左45度まで回した時、肩は飛球線と平行になり、インパクトを迎える。
※この45度の差を守ることにより右肩が前に出なくなり、スライスがなくなる。
※このインパクトの所が一番大事なところです。頭はアドレスから全く動かさず、頭を中心にコマのように回ります。
※インパクトの瞬間は、球の行き先は考えず体を回すことに集中する。体の力を抜き、どこへ飛んで行っても構わない気持ちで打つ。
・インパクト後も腕は何もせず、体を回転させる。
・インパクト後に前のめりにならないよう右足踵をしっかり地面につけておく。
・インパクトの前後は必ず両肘を体に付けておくことがショットの安定性につながる。
※谷将貴は、胸を右に向けたまま左に体重移動し、次に回転し、最後に両手を伸ばしてリリースすると言っています。体重移動を先に行い、それから肩を回すのです。
④フォロースルーからフィニッシュ
・フォロースルーで両腕を伸ばしていく。
・前傾角度はフォロースルーでも維持し、最後のフィニッシュで起き上がる。
・フィニッシュで左腕は背中に回り左肘は地面を指し、右肘は左肩あたり、グリップは頭の左後ろに横に上がり、右手甲が上を向き、クラブは首に巻きつくように横になる。右足は上がり、I型フィニッシュとなる。
・フィニッシュでは右足はつま先立ちとなるが、両膝は付かず、右足はまっすぐになる。両膝を付けないこと。
・フィニッシュで頭がほぼ左足の真上に来る。
・左足親指の裏側を浮かせると回転しやすくなる。

◎素振りについて
・もっともベーシックな素振りは体幹素振りです。コースでのショット前にも有効です。ただし、最初だけ行い、ラウンド中はあまりしない方が良いです。
・アドレスを作り、バックスイングでみぞおちを右に向け、両手は肩の高さまで上げ、クラブは垂直に立て、ダウンスイングでみぞおちを左に向けると腰が自動的にターンし、フィニッシュで胸が目標に向け、両手は肩までの高さで止め、クラブは垂直まで上げない。腕は何もしない。
・ショット前の素振りは本番のリハーサルである。背筋、腹筋、腰など体幹部をしっかり使えている素振りをする。
・練習場でも素振りをしてボールを打つ練習をすれば上達スピードは上がります。中井学も推奨しています。150球打つとしたら、1回素振りで300球、2回素振りで450球打つのと同様の効果があります。

◎スイングの重要点
・最後に自分がスイングで気を付けている点を簡潔に書きます。
・スイングのもっとも重要な部分は体の前のハーフスイングです。この部分を徹底的に練習することでミート率が上がり、方向性もよくなり、飛距離も伸びます。
・首を支点として腕、クラブを一体化して遠心力でスイングする意識を持つ。
・アドレスでは、左肩、グリップ、ボールが一直線になるように構えるようにします。アルファベットの「y」字の形です。
・体の傾斜は、クラブのライ角に合わせる。ドライバーは最も横振りでアイアンでは短いクラブほど縦振りになる。
・スイングで一番重要なのは、頭を動かさず、上半身の力を抜いて腕は振らず、両脇をしっかり締めてクラブを後ろに引き、ダウンスイングで左膝を伸ばし、トップの腕の位置のまま左肩を後ろ(上)に回していくことで右脇を自然に締め、コマのように回転してクラブを振りぬくことです。
・ダウンスイングで右ひじを体に付けることはとても重要です。これにより腕と体が同調し、
方向性が格段に良くなります。
・肩は横に回しますが、前傾しているので縦に動かすイメージです。
・インパクトでクラブのヘッドと頭が引っ張り合う感覚を持つ。
・体重移動は、バックスイングでは右股関節で受け止め、バックスイングで右足を蹴り、左足、左膝、左股関節を垂直にして左に体重移動し、インパクト後は右肩を飛球線方向に、右腰を左に送り込むようにします。
・体の上下動を無くすため、ダウンスイングで左膝を伸ばし、右足を曲げないようにする。

参考文献
「中井学の飛んで曲がらないヒップターンスイング」
「ティショットシングルになる」
「サラリーマンでもお金をかけず素振りだけで100を切る方法」
「谷将貴のスイングの基本」

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