大阪教育条例NO!

2012年、大阪で成立した教育関連条例の具体化と、「君が代」不起立処分に反対する運動の交流ブログ

松井知事に追随し、パワハラ発言で反対意見を押しつぶす中原教育長

2014-11-03 08:19:17 | 橋下・維新の会の大阪府・市政
10月29日の大阪府教育委員会議において、立川教育委員が中原教育長のパワハラを告発しました。その時の立川委員の報告に依れば10月21日知事質問直前の教育委員による意見交換会の場で松井知事の提案する認定こども園の定員を25名から35名へと増やすことに対して、立川委員が府議会答弁の中で「母親の立場として、より少人数が理想だと思う。ウソは言えない」と反対の意見を述べる予定であることを伝えたときに、中原教育長が立川委員に悪質なパワハラ発言を行いました。

この中原教育長のパワハラ発言は根が深いものです。中原教育長は松井知事の方針に追随した発言をするように権力的に迫ったのであり、教育委員会が知事の言いなりになることを自ら求めたものです。しかも、「(教育委員の)罷免要求をだす」とも発言し、松井知事と一体となって、逆らう教育委員を排除していこうとする露骨な圧力としか言えません。昨年の高校採択採択での実教外しで見られた中原教育長の暴走と全く同じものです。

これらは、首長の教育権限を強め、教育委員会内でも教育長の権限を強める教育委員会制度改悪の危険な現実を示しています。首長の教育権限の強化、首長に追随する教育長の権限強化--このことがもたらす結果を、今回の事態はっきりと示していると思います。

しかし、中原教育長は松井知事と橋下市長に守られて、教育長辞任を拒否しました。このまま、何もなかったかのように時間が過ぎていき、結局何も責任が問われない状況になることは許せません。これをこのまま放置すると、教育長の暴走、横暴、パワハラを常態化させることになりかねません。

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立川委員が10月29日の大阪府教育委員会議に提出したやりとりの内容です。

10月21日 知事質問 直前 12:00~12:30
出席:教育長、次長、見浪課長、立川 ?委員会室にて

立川
「私はいいんである前に、3歳児の母、当事者として、より少人数が理想だと思っている。答弁を
否定するつもりはないし、嘘は言えない」

いつものとおり、途中で遮られ、
教育長、立川へ発言(順不同) 以下のとおり

「何を言ってるんですか。
母親とか、理想的とか、教育委員なんだから、個人の意見を披露する場ではない。
課長が用意した通り言えば、いいんです。
共産党に利用されるだけ。一緒にされますよ。良いんですか?
25人以下とか、少人数だとか、タイミングが悪すぎる(繰り返し)。
僕の答弁や課長が嘘をついていたことになってしまう。
議会は紛糾して、野党はほら見てみろと、大混乱する。
単に言いたいだけでしょ。目立ちたいだけでしょ。
単なる自己満足でしょ。
知事は、色んなことを全てわかった上で、決断したんです。
立川さんなんか何か言っても何も変わりませんよ。
すべて組織で動いているんです。同じチームでしょ。裏切るんですか?
共産党と一緒に、後ろから知事を刺しに行くようなもの。
何のために、そんなこと言うのか。

(子どものため、と言ったら)
え??何をいってるんですか?
誰のおかげで、教育委員でいられるのか、誰のおかげかって、大きな権限、こんな地位を与えら
れているのか、他でもない知事でしょ。
その知事をいきなり刺すんですか。知事だけではない、
今、進んでいる施策も全部、無茶苦茶になる。台無しになる。
ここにいる、課長や次長の首もとぶ。いいんですか?
この人たちを無茶苦茶にする、責任を持てるのか。
僕も不信任、自分もやってられない。辞める。自分のキャリアに傷がつく。
損害賠償請求、告訴します。
教育委員会事務局の全員を敵に回すだけ、もう信頼されませんよ
それでなくても、前から朝倉さんや事務局に、偉そうにしているのに。
わかんないんですか。
そんなこともわからない人とは思わなかった(繰り返し)
もう、何言ってもダメ?罷免要求出しますよ。
(何度も)議会終わってから、知事が市町村に少人数お願いしますよ
と、いうことはできますよ。
知事に時間つくってもらうから、その思いを伝えたらいいですよ。
だから、議会でいうのはやめてください。(首をたてにふらず、困惑する)
時間もないし、なんだか、バカらしくなってきた、どうするんですか  

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