●朝日新聞 2013年6月18日
「つくる会系教科書継続」市長選林氏、自民と協定で
8月25日投票の横浜市長選で、林文子市長(67)が自民党市連と結んだ政
策協定に、「新しい歴史教科書つくるを会」系の育鵬社の教科書を今後も使い続
ける趣旨の内容が盛り込まれていることが分かった。自民関係者が明らかにした。
市長「是々非々で議論」
協定は自民が推薦する条件として要請する政策を列記したもの。林氏が合意し、
13日に締結されたが、内容は公表していない。
関係者によると、協定には「あらゆる教科において、新しい教育基本法の精神
に基づいた教科書が採択されるよう、引き続き取り組む」と書かれている。
2006年、教育基本法には「我が国と郷土を愛する態度を養う」とする愛国
心の条項が加わった。関係者は「要は引き続き、育鵬社の教科書を選んでくれと
いうことだ」と趣旨を説明した。
横浜市立中学では昨春から、歴史と公民で育鵬社の教科書を使っている。教育
現場では「自国中心の歴史」との批判があり、全国的には採択する自治体は少な
い。教科書は教育委員会が採択するが、教育委員は市長が選任する。
また協定では「正しい歴史認識に立った領土教育をすすめる」ことも盛り込ま
れた。この関係者は「朝鮮学校への補助金の見直しも意味している」とする。市
は市内の朝鮮学校3校に年間約250万円の補助金を出している。
協定は、都市基盤整備、医療福祉、教育・文化・観光などの6分野にわたる。
協定を交わした13日の記者会見で、自民の梶村充・市議団団長は「いずれの項
目についても、調整協議させてもらう」と強調。ただ「林市長を拘束するもので
はない」とも述べ、柔軟に対応する考えも示している。
一方、林氏は「政策協定は『絶対にこれをやれ』というものではない。これま
で通り、是々非々で議論していく」と話していた。林氏は公明、民主両党とも政
策協定を交わしており、自らの公約に反映させる。(岡田慶子)
●産経新聞 2013年6月18日
教科書採択「愛国心」配慮 林横浜市長が自民との協定で
2013.6.17 22:29
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130617/kng13061722300012-n1.htm
今夏の市長選への出馬を表明した横浜市の林文子市長(67)が、自民党から
推薦を受けた際に締結した政策協定の中に、愛国心の育成などを掲げた改正教育
基本法の精神に基づいた教科書採択に向けて取り組むことや、「正しい歴史認識
に立った領土教育」の推進などを盛り込んでいたことが17日、分かった。
政策協定では「あらゆる教科において、新しい教育基本法の精神に基づいた教
科書が採択されるよう、引き続き取り組む。また、正しい歴史認識に立った領土
教育を進める」と記載されている。
林市長は13日の会見で、政策協定の内容について「公約に反映させていく」
と話している。
教科書採択は市教育委員会が行い、市長は直接採択に関与できないが、教育委
員の任命はできる。同市は市立中学の歴史と公民で、自虐史観を批判した扶桑社
の教科書事業を継承した育鵬社版を用いており、次回の採択は平成27年度に行
われる。
「つくる会系教科書継続」市長選林氏、自民と協定で
8月25日投票の横浜市長選で、林文子市長(67)が自民党市連と結んだ政
策協定に、「新しい歴史教科書つくるを会」系の育鵬社の教科書を今後も使い続
ける趣旨の内容が盛り込まれていることが分かった。自民関係者が明らかにした。
市長「是々非々で議論」
協定は自民が推薦する条件として要請する政策を列記したもの。林氏が合意し、
13日に締結されたが、内容は公表していない。
関係者によると、協定には「あらゆる教科において、新しい教育基本法の精神
に基づいた教科書が採択されるよう、引き続き取り組む」と書かれている。
2006年、教育基本法には「我が国と郷土を愛する態度を養う」とする愛国
心の条項が加わった。関係者は「要は引き続き、育鵬社の教科書を選んでくれと
いうことだ」と趣旨を説明した。
横浜市立中学では昨春から、歴史と公民で育鵬社の教科書を使っている。教育
現場では「自国中心の歴史」との批判があり、全国的には採択する自治体は少な
い。教科書は教育委員会が採択するが、教育委員は市長が選任する。
また協定では「正しい歴史認識に立った領土教育をすすめる」ことも盛り込ま
れた。この関係者は「朝鮮学校への補助金の見直しも意味している」とする。市
は市内の朝鮮学校3校に年間約250万円の補助金を出している。
協定は、都市基盤整備、医療福祉、教育・文化・観光などの6分野にわたる。
協定を交わした13日の記者会見で、自民の梶村充・市議団団長は「いずれの項
目についても、調整協議させてもらう」と強調。ただ「林市長を拘束するもので
はない」とも述べ、柔軟に対応する考えも示している。
一方、林氏は「政策協定は『絶対にこれをやれ』というものではない。これま
で通り、是々非々で議論していく」と話していた。林氏は公明、民主両党とも政
策協定を交わしており、自らの公約に反映させる。(岡田慶子)
●産経新聞 2013年6月18日
教科書採択「愛国心」配慮 林横浜市長が自民との協定で
2013.6.17 22:29
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130617/kng13061722300012-n1.htm
今夏の市長選への出馬を表明した横浜市の林文子市長(67)が、自民党から
推薦を受けた際に締結した政策協定の中に、愛国心の育成などを掲げた改正教育
基本法の精神に基づいた教科書採択に向けて取り組むことや、「正しい歴史認識
に立った領土教育」の推進などを盛り込んでいたことが17日、分かった。
政策協定では「あらゆる教科において、新しい教育基本法の精神に基づいた教
科書が採択されるよう、引き続き取り組む。また、正しい歴史認識に立った領土
教育を進める」と記載されている。
林市長は13日の会見で、政策協定の内容について「公約に反映させていく」
と話している。
教科書採択は市教育委員会が行い、市長は直接採択に関与できないが、教育委
員の任命はできる。同市は市立中学の歴史と公民で、自虐史観を批判した扶桑社
の教科書事業を継承した育鵬社版を用いており、次回の採択は平成27年度に行
われる。
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