UENOUTAのお絵描きとかブログ

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ある日、超能力が目覚めた件 311P

2023-11-04 20:44:53 | 日記

「えっと、それじゃあいこっか?」

「あっはい――っん!」

「っつ!?」

 ようやく合流してさあこれからという面持ちだった野々野足軽と平賀式部。とりあえずホッとして野々野足軽はまずはどこに……という感じで立ててたプランをスマホで確認して移動しようとしてた。

 するとその時だった、付いてきてくれるだろうと思ってた平賀式部がいきなり野々野足軽の手を握ってきた。これには、野々野足軽の体もびくっと反応せざる得なかった。

 だって……だ。だっていきなりだったんだ。実際何度か、二人は手をつないだこともある。けど、それは互いに高まってた時というか、やむにやまれぬ時というか、そんな場合だっだ。

 けど今はどうだ? そんな状況だろうか? と野々野足軽は考える。そう、その場で石になったようにカチンコチンになってた。まるで誰かの力でも食らって石化してしまったのか? と思うくらいには、野々野足軽は歩こうとする直前というか歩きだしてもいいくらいの態勢で固まってる。 

 それは実際かなりの不自然だ。体幹が極まってるほどの達人クラスなら、もしかしたらその態勢を普通に維持できるかもしれない。でも……別に野々野足軽は力を持ってるといっても体がムキムキかといわれると、そうではない。

 寧ろ、野々野足軽はヒョロヒョロしてるといっていい。けど最近は野々野足軽もそこそこ体が鍛えられてきてる。それは何も自然に……ってわけじゃない。もちろんちゃんと鍛えると思ってやってるからだ。

 なにせそこそこ野々野足軽的にはガリやヒョロとか言われるのはちょっとしたコンプレックスでもあった。だからそれを解消しようとするのは何もおかしくなんてない。

「お母さん、なんか変な人いる~」

「めっ。自然に目をそらしなさい」

 なんかとても無邪気な声が聞こえてきた。やはりというか当然というか、子供が野々野足軽の事を指さして何やらいってきてた。どうやらその固まった態勢はやはりかなり不自然なんだろう。

 なら一番に反応しなきゃ行けないのは平賀式部なのでは? と思うだろう。彼女だって普通の状態ならそれを指摘したかもしれない。けど、今平賀式部もそれどころではなかった。

 なぜなら……顔真っ赤だからだ。そう、顔真っ赤だからだ! 自身で野々野足軽の手を取ったのはもしかしたら平賀式部にも思わずの行動だったのかもしれない。それは寂しさだったのか、それとも嬉しさだったのか……わからない。けど、平賀式部はどっちかの感情が溢れてきて、とっさに歩き出そうとした野々野足軽の手を取ってしまった。

 その行動に自分自身で「何やってるの私!?」ということなんだろう。なので平賀式部は野々野足軽が変な態勢で固まってるのには気づいてない。

「でもあの人変ってより、おかしいっていうか?」

「変もおかしいも同じでしょう。いつも言ってるでしょ? 変な人はスルーしなさいって」

「……うん」

 どうやらこの街では『変な人』が増えてるせいで子供にはそういう人達に関わらない・話をきかない・目を合わせない――という三原則が教えられているらしい。まあ正しい。けどそんな『変な人』のカテゴリーに入れられたことは野々野足軽にとってはなかなかに悲しいことだった。

(いつの間にか力を……)

 身体をカチコチにしてたのは力が原因だった。最近はいつだってその力で身を固めてる野々野足軽だ。勿論それは安全やら、トレーニングやらの意味合いがあって、野々野足軽は浮くときには身体が「軽くなれ」と思って浮いてる。

 ならその逆をしたら、いつだって重力何倍! とかなって身体を鍛えるのに使えるんでは? と思ったのだ。それに四六時中力を使うのは力を伸ばすのに都合が良かった。

 野々野足軽の経験上、力というのは使えば使うほどに伸びていく。だからいつだって力を使って身体をいじめるのはなかなかにいいことしかなかった。お陰ですこしずつ筋肉質になってると野々野足軽は思ってた。

 実際野々野足軽は浮くと時に「軽くなれ」と念じてるが、身体が軽くなってるわけじゃない。だから鍛えるために「重くなれ」と念じて、実際野々野足軽の体が重くなってるかと言われたらきっと違うだろう。

 野々野足軽はどちらのときもその力を全身にくまなく満たしてる。多分それが体を持ち上げるように作用してるか、体に伸し掛かるように作用してるのか……の違いだと思ってた。

「えっと……」

 野々野足軽はどうしようかと思った。はっきり言ってこうやって手を繋いで歩くのはとても恥ずかしい。でも……きっと平賀式部は手を離すときっとショックを受ける――て事も野々野足軽にはわかる。

 それに今日はこれまでのお詫びの気持ちも込めてのデート。なら……と野々野足軽は腹をくくった。

「いこっか」

 そう言って野々野足軽は平賀式部の手をギュッと握り返す。それに対して平賀式部はちょっと安心したような表情をして「はい」といった。その幸せそうな笑顔に、野々野足軽がドキッとしたのは内緒である。


転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 948

2023-11-04 20:38:31 | 日記

 教会の奴らは焦ってた。なにせ口々に「なんと」やら「馬鹿な」という声が聞こえる。けど問題がある。それはこっちのトップは戦場にいるのに、教会のトップは戦場に居ないということだ。この場にいるのは、いくらでも溢れ出る波によって生み出されてる砂獣と、教会が生み出したといえる砂獣……そして聖騎士とそして教会の部隊だ。

 ここにいるのは要は戦闘に出でも……最悪死んでもいい奴らだろう。でも実際教会のお偉方達は今は儀式で忙してくそれどころではない。実際この戦場で勝つことも重要だけど、上の奴らを叩く為の別働隊ってやつが必要だったりするかもしれない。

 一応ちゃんとその役目を背負った部隊は編成されてる。私が色々と技術を使って盗撮盗聴してるが、流石にこの世界の奴らがG-01とかの技術とは隔絶してるといっても、ちっさな機械だけで上層部を一網打尽に出来るか? といえばそんな事はやっぱりない。

「まあけど……前線部隊が壊滅したら、出てくるしかないと思うけど……」

 なにせ奴らはまだ待ってる。上層部は儀式を進めてはいるが、私の見立てだと、それが完了することはない。少なくともこの戦いが終わるまではね。だから実際別働隊が中央の方へと進撃してたりもするが、それはあくまで本当に少人数で戦力に影響がないようにしてる。

 まあ誰かというとプニ子である。あいつはその気になったらその体を何にでもさせる事ができるし、数ミリでも隙間があればあいつの体なら侵入とか出来る。ただプニプニしか言えないから、意思疎通が大変なだけだ。けど私達の戦力の中では、一番頼りないし、けど諜報には向いてるとなると……やっぱりプニ子しかいなかったよね。

 それに……だ。実際プニ子は色々と便利だったする。その体には無限の容量があるみたいだからね。プニ子の体にものを突っ込むと、それがどうやら異次元に収納されるらしいということがここ最近わかった。

 なぜわかったのかと言うと、プニ子がそれでキレイな石とか花とか、交流してもらったものとか、色々と溜め込んでるとわかったからだ。花とか石とかは子どもたちと遊ぶときに使ってたりしてたみたいだ。

 翌々考えたら「あれ?」って思ったんだよね。プニ子は基本手ぶらである。けどいつの間にかその手に何かかある――ということが時々有った。きっとそこらで変なの拾ったりしてたんだろう――とか思ってたけど、なんかそうじゃないようだぞって事でちょっと調べたらそういう力がプニ子にはあるみたいだった。

 それは結構役立つかなって思った。だから今回の大抜擢だ。とりあえず何やら重要そうなの片っ端から収納して来てくれればいいのだ。きっと教会のお偉い奴らはこっちが戦闘で優勢になってくれは勝手に現れると思ってる。