生きるため

奴隷社会を生き残る為の情報を共有したい

ステルス言論統制社会からの脱却

2019-09-05 08:30:10 | その他

櫻井ジャーナル 様より引用
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201909040000/

カテゴリ:カテゴリ未分類

 どのような立場の人であれ、適切な行動をするためには事実を把握し、その事実に基づいて分析する必要があります。事実は行動の基本です。その重要な事実を明らかにするため、カンパ/寄付をお願い申し上げます。

 

 情報の提供を生業としている新聞、雑誌、出版、放送などの企業に情報を頼る人は今でも少なくないようですが、企業活動の目的であるカネ儲けを望むなら広告主の意向を尊重し、読者や視聴者が喜ぶ話を発信する必要があります。

 

 往々にして事実は彼らの利益に反します。そうした場合、事実を優先するマスコミは存在しないでしょう。彼らは社会の木鐸でも言論の守護神でもありません。かつては権力犯罪を暴こうとする気骨ある記者や編集者もいましたが、1980年代からそうした人びとは現場から排除されていきました。言論統制を本格化させたと言えるでしょう。その中心に「プロジェクト・デモクラシー」がありました。

 

 こうした情況は外国でも大同小異です。1991年にソ連が消滅して以降、西側の有力メディアはプロパガンダ機関化が急速に進み、公然と嘘をつくようになりました。1999年に公開された映画「マトリクス」はそうした現実を戯画化した作品だと言えるかもしれません。

 

 その1999年にアメリカ陸軍の第4心理作戦群の隊員がCNNの本部で2週間ほど働いています。「産業訓練」というプログラムの一環で、アメリカ軍の広報担当によりますと、派遣された軍人は放送局の社員と同じように働き、ニュースにも携わったといいます。

 

 その前年、CNNではふたりのプロデューサーが解雇されました。ベトナム戦争の最中、1970年にアメリカ軍のMACV SOGがラオスで逃亡兵を殺害するためにサリンを使用したと報道、軍などから激しい抗議を受けたCNNは謝罪して報道内容を取り消そうとしたのですが、番組のプロデューサーは拒否したのです。そのプロデューサーは報道を事実だ主張し続け、CNNの幹部は重要な証拠をしまい込んでしまったと批判していました。当時、私もこの報道について調べたのですが、説得力のあったのはプロデューサー側でした。

 

 そして2001年9月11日の出来事。これ以降、有力メディアから事実を探し出すことが難しくなったと感じています。支配階級にとって都合の悪い情報を発信したウィキリークスの代表、ジュリアン・アッサンジは正規の法的手続を経ずにロンドンのエクアドル大使館で逮捕されました。事実を明らかにすることは許さないという西側支配階級の脅しでしょう。

 

 「日本のマスコミはひどいが、欧米のメディアは大丈夫だ」という情況ではありません。事実を知ろうとする者にとって厳しい状況になっています。自国の情況に口をつぐみ、日本はひどいと得々と語る「外国人ジャーナリスト」は信用できません。

 

 そうした状況を打破するためにも事実を伝える必要があると考えています。「櫻井ジャーナル」も微量ながら事実を伝えようとしています。本ブログが活動を続けるためには皆様の支援が必要です。よろしくお願い申し上げます。

 

櫻井 春彦

 

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口座名:櫻井春彦

引用おわり

(自分のコメント)
昨日、香港の林鄭月娥行政長官は「逃亡犯条例」改正案を正式に撤回すると表明しました。
それを受けて、香港カラー革命の広告塔である周庭氏は以下のツイートを発信しました。

この広告塔の言うところは、
犯罪を犯しても香港にいれば中国に捕まらない権利を確保したが、それだけでは不満足である。
これからも要求を求めて破壊活動を続けるぞ。

英米の中国侵略の強欲さと恐ろしさが見えてきます。
しかし、もっと恐ろしい事は、このツイートに9万人以上の日本人が賛同していることです。
一方、香港民主化運動に疑問を呈するツイートには多くて3桁、普通は1~2桁程度の賛同しかありません。
ネットは今、SNSによって手軽に情報を得ることが主流になってしまいました。
TwitterなどSNSは、自分にとって心地く耳触りの良い情報しか得られなくなる、いわゆるエコーチェンバー現象に陥りやすいと言われますが、香港民主化運動に賛同する人たちは、まさにそのような罠に陥っているのではないかと思えてなりません。
Twitterの発信による短い言葉に賛同する、というのは単に骨髄反射してるだけなのに、自分にとって良い情報を得られたと思い込んで満足してしまう、そして時には賛同者を増やそうと自分も短い言葉で発信する、そうした骨髄反射の連鎖によって情報が拡散されていくのです。
SNS上での情報が正しいか否か、という事をSNS上で検証するのは非常に困難です。先ほど述べたエコーチェンバー現象によって偏った情報しか入ってこないからです。
情報入手を大手メディアとSNSに頼っている人の多くは、オルタナティブな情報に触れるのは皆無に等しいく、隠された言論統制社会を自ら構築していることに気が付いていません。

ステルス言論統制社会から脱却し、人としての権利をステルス支配者から取り戻す為には、1にも2にも事実・真実を知る事以外ありません。歴史上の事実の積み重ねから将来を予測し、自ら防衛することが大事です。

櫻井ジャーナルさんのように、既存メディアが発信する情報にオルタナティブな情報としての歴史上の事実を伝えてえくれるサイトは非常に貴重な存在であり、自分にとって正しい歴史認識を構築するには、なくてはならない存在です。

話は変わりますが、香港騒動で田中龍作さんが香港民主化運動の側に付いてしまったのは残念でした。
しかし、ジャーナリストとし彼の姿勢を否定するつもりは毛頭なく、よく頑張っていると尊敬する気持ちに変わりはありません。

香港では田中さんのようなフリーなジャーナリストが大勢集まっているようですが、そうした人たちですらステルス支配者に取り込まれてしまうという恐ろしさを実感しました。
情報の出口をすべてコントロールする、というのは奴らのやり方です。
敵はとてつもなく狡猾である事を再確認しました。


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