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MMTと山本太郎と政府通貨

2019-08-26 22:52:00 | 通貨発行特権

MMT(Modern Monetary Theory)
現代貨幣理論というものが台頭してきた。
れいわ新選組山本太郎は、社会保障等の積極的な財政出動の財源としてこれを提唱している。

ではMMTとは何か?
超簡単に言ってしまえば、政府が借金で財源を調達してもインフレを調整すれば赤字財政は問題ではない、という理論のようだ。
要は赤字を気にせず、国債をどんどん発行して財源を確保しろ、という事だが、国債が有利子の借財である以上、結局政府は国債の発行額に応じた利息を支払う事になる。

おや?、赤字財政を気にしない、という点を除けば、今までと何も変わらないではないか。否、それどころか赤字を気にしなくなったら借金が天井なしに膨れ上がり、将来的に支払う利息は途方もない金額になるはずだ。
MMTは危ない理論、であると言わざるを得ない。

私見だが、MMTは通貨発行権の問題を逸らす為の騙しに過ぎないと思っている。
元来、政府が通貨を発行すれば借金や利息など発生せず、赤字財政の心配やMMTのような論争すら起こらない。
財政問題の終着点は、結局通貨発行権問題に帰することになるだろう。

実は、日本政府はいつでも政府通貨を発行することができる。



昭和六十二年法律第四十二号
通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律

第四条 貨幣の製造及び発行の権能は、政府に属する。
2 財務大臣は、貨幣の製造に関する事務を、独立行政法人造幣局(以下「造幣局」という。)に行わせる。
3 貨幣の発行は、財務大臣の定めるところにより、日本銀行に製造済の貨幣を交付することにより行う。
4 財務大臣が造幣局に対し支払う貨幣の製造代金は、貨幣の製造原価等を勘案して算定する。


「財源は政府通貨」山本太郎にはこれを提唱して欲しいのだが、これを言ったとたんに、今より一層厳しくマークされ、最悪抹殺されかねない。(政府通貨を発行したリンカーン、ケネディなどは暗殺された)
しかし、とりあえず政権を奪取するまでは、MMTに乗っかって財政出動必要論を喧伝するのは、ありだと思う。
ほとんどの国民は、通貨発行権について何も知らないから、今言っても無駄である。それこそ、トンデモ理論とマスゴミにこき下ろされるのがオチだ。
政権を取って後、マスゴミ等が財政赤字問題を言い出したら、本命の通貨発行権の問題を提起すれば、国民は聞く耳を持つだろう。それまで封印した方がいい。

山本太郎が政府通貨発行権を持ち出すか否か、それは全く分からない。しかし彼が真の国士であれば、いつか必ずやってくれる、と期待している。
(妄想に近い期待だが)

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