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ミカンの中身を食べ終わったら、皮を千切って天板に並べ、1日1~2回、毎回30分ほど保温(65℃/150F)にしてオーブン乾燥する。オーブンの扉に菜箸などをはさんで半開きにし、湿気を逃がす。
食べるたびに皮をオーブンに投げ込めば、数日たつとかなりの量になる。カラカラに乾いたらフードプロセッサーで小さく砕く。
佃煮、漬物、吸い物、みそ汁、鍋物、お団子やお菓子に混ぜると風味がいい。布袋に入れて湯船に浮かべるとミカン湯が楽しめる。
また、乾燥させずに生のまま細切りにして冷凍したものは、酢の物、おなますに混ぜると香りが引き立つ。
粉状にしたものは自家製の七味に加える。ミカンの皮は古来「陣皮」と呼ばれ、健胃、発汗、去痰、咳止め薬として現在でも漢方薬に使われている。
(石川まりこ)
オーガニック・ライフ・サークル会報
1998年1月号(No.4)掲載