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<活動報告>
畑の肥料になるという海草を採りに、バンクーバー・ウエストサイドにあるスパニッシュ・バンクス Spanish Banks のビーチに行きました。確かに、コミュニティガーデンの数々の畑の中で、土に海草をすき込んでいるところの野菜の育ちは、見た目からして他と違います。実際、収穫したものを味見させてもらうと、海草のミネラルも充分に含まれているからか、甘いのです。
こういった天然のものを土にすき込むことによって、土もカチカチにならず、ほどよくふんわりし、野菜の根っこも、ミミズなどの小動物も、微生物も、呼吸しやすそうです。想像しただけでもいい土中環境です。
さて、海岸に打ち上がって、少し干からびかけのものを、海草の種類は問わず、どんどん袋に詰めていきました。黙々と作業する私たちを、白頭鷲がジッと見守っていました。彼らのテリトリーに私たちが入ってきたからなのでしょうか? ふと気が付くと、オットと娘の姿が見あたりません。と思ったら、干潮時で遠浅になっている砂浜のずーっと向こうの方で、友達親子と共に砂のお城作りに励んでいます。全然海草採りのことには気づかぬ娘だったけれど、全身泥んこになって裸足で砂浜で遊んだことは、よい想い出になったことと思います。
採った海草はそれぞれ畑に持ち込みました。今年の野菜の出来はどうなるでしょうか?
(大津 明樹子)