松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆コロナと市民参加

2020-12-26 | Withコロナまちづくり
 コロナで市民参加は大きな影響を受けた。

 2つの側面があると思う。

 一つは、コロナは、変化のきっかけにすぎないというものである。本来なら、オンラインでできたはずであるが、やらなかった。いずれは、市民活動でも、オンラインが採用されたはずであるが、それがコロナで一気に出たということである。10年かかる変化を1ヶ月で変化させたということなので、今は、準備が追いついていないが、早晩、追いつくだろう。

 このように考えると、コロナはチャンスである。追い風なので、これを生かさない手はない。コロナは、いずれ克服(共存)されるだろうから、うかうかすると、コロナが終わって、元の振り出しに戻ってしまう心配もある。もとに戻ってしまっては、もったいない。コロナを奇貨として、前に進めるという明確な問題意識を共有する必要がある。

 もう一つは、コロナは、やはり大切なものを失わさせてしまったという側面もある。人が集まってこそ、できることがあるはずである。リアルに集まることで1+1が3になる場合もある。つまり、コロナは、リアルに人が集まるという意味を私たちに問いかけたということである。その問を大切にしながら、リアルに集まる価値を意味があるものにするために、その理論や技術を開発するチャンスである。

 これまで、単なる連絡や説明のために人が集まっていた。連絡は、オンラインで良い。集まるときは、集まることで、オンラインではできない成果が出るように、集まりを大切にしながら、相乗効果のあるような集まり方を開発。実践していくことが必要である。1+1が3になるような集まり方をしようということである。

 私は、これまでも単なる説明のための集まりしないように心がけてきたが、コロナで、オンラインという方法を発見できたということである。コロナも悪いことばかりではない。


 
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