松下啓一 自治・政策・まちづくり

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上司との距離

2005-08-23 | 4.政策現場の舞台裏
 政策づくりの成功のコツは、上司との足並みが揃うことである。
 特命事項を割り当てられ、しかも係長時代が長い私の場合、この上司との二人三脚は、仕事をうまく進める条件でもある。
 いくつかの特命事項を何人かの上司と一緒に仕事をしたが、幸いにも、上司が大人だったか、私が大人だったか、双方とも大人だったか、あるいは私に自分というものがなかったか、いつの良好な関係を維持できた。

 K課で一緒に仕事をした大野課長は、実に気のいい人で、雪の地方に出張に行けば、ひとスベリしてくる人であった。だから、私の挨拶は、「足を折らないでください。溺れないでください」であった(公務員の箸の上げ下げまで、こんなにうるさくいう時代ではなかった)。
 夏は、互いに10日くらいの休みをとるから、8月中はほとんど顔を会わさないという夏もあった。
 その後、わが都市でも、どこかのまねをして、サマーレビューなどが始まったが、私には、めちゃめちゃ仕事をして、たっぷり休むが向いている。

 自治労に「研究もしない」との一札を入れているため、それまで手をつけることができなかった住民記録の電算化は、二人で始めた仕事で、以後のわが都市における情報化の画期となった仕事である。
 
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