松下啓一 自治・政策・まちづくり

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◇東北地震

2011-03-14 | 4.政策現場の舞台裏
 東北地方の地震ではひどいことになっているので、とてもブログを書く気がしなかった。
 東北地方には、講演やら研修やらでたくさん行っている。とりわけ福島県や宮城県の被災地域は、何度も訪ねたし、知り合った自治体職員が何人もいる。ご本人やご家族は無事だろうか。無事であることを祈るしかない。
 町全体が消失した陸前高田には、その防波堤を見に行ったこともある。三陸沖津波でやられたために、二度と同じ被害に遭うまいと高い防波堤をつくった。防波堤の上を、これならば、どんな津波でも防げるねと話しながら、連れ合いと歩いたことを思い出した。ここには高田松原という見事な松林もあったが、これも今度の津波には、なんら役に立たなかったということなのだろう。そのほか、テレビで被害が伝えられる一つひとつのまちに、思い出がある。
 あの日、やや気の重いビデオを見終わった直後に、地震の余波がやってきた。連れ合いとマロンの三人で、我が家の一番と安全と思える廊下に避難した。初めて体験する地震であった。その後、停電、断水、ガスも切れた。窓から見える京浜急行も駅の手前で止まっていた。
 実は、地震の翌日、広島県庄原市で、講演会を予定していた。十分な情報がなかったために、行くつもりで床に入ったが、早朝のニュースを見ると、これはただならぬことに気がついた。そこで、担当のYさんに連絡し、話し合い、急遽、中止にすることになった。少し迷ったが、結果的に、このような大惨事になり、中止にしてよかったと思う。
 今でも、政府や東電、そして自治体や住民も頑張っている。子どもたちも、それぞれの立場で、人の役立つ仕事をしているようだ。体に気をつけて、頑張ってほしいと思う。
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