松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆上司の言葉・受信機能を大切に

2020-05-14 | 4.政策現場の舞台裏
 人の意見を聞くと、改めて考え直せることがある。

 某市の市民の方が、ときどきメールをくれる。そのまちの様子を当事者でなければ、分からない内容で知らせてくれるので、とても参考になる。あそうなんだとか、そういう見方もあるのかなど、感想は様々であるが、楽しみにしている。

 ときどき、知らない人から連絡をいただき、気がつくことも多い。それでも、例外的に、こちらから、失礼することもあった。

 いぜん、ひどく迷惑な連絡をくれる人もいた。分厚い資料で、その人なりのまち研究のひとつなのだと思う。そういう見方もあるなあと思っていたが、ちょっと反論したら、ひどく失礼な言葉の連ねた連絡をくれた。そこで、「迷惑なので、今後は、資料を送りつけないでください。送ってもらっても、一切開封しないのであしからず」と返事を書いた。その後、何度か、送ってきたが、当然、開封せず、読むことはしなかった(もし、豪華食事券が同封されていたとしら、もったいないことをした。研究室を撤退するときに、まとめて返送したが、若干の郵送費もかかった)。

 ブログでも同じことがあった。ある人のブログに、頻繁に投稿したことがあった。ちなみに、私は、いつも実名である。これは親から厳しく教わったからである。「影に隠れて卑怯な真似をするな」と。これは、私の子どもにも伝えている(例えば、世間にある、匿名でなければ、告発できないような事情など、いろいろな事情を否定しているわけではない)。
 このブログでは、私なりに、提案をしたつもりであるが、匿名の人から、ひどく失礼な投稿が続いた。ブログ主が、止めることもしないので、呆れて、投稿をやめた。それ以後、一切、このブログも見ない。今は、どうなっているのだろう。

 私は、意見を聞く耳持たないと拒否するということは、ほとんどないが、これまで、こちらから失礼したのは、この2件だと思う。

 以前、横浜市の勤めていたときに、上司が言っていた。歳を取り、偉くなると、発信機能ばかり拡大して、受信機能が弱くなってしまう。だから、そうならないように、心がけていると言っていた。
 たしかに、だから、私は仕事がしやすかった。「それ面白いね」と聞いてくれるので、そこから、発展改良して、自分も思いつかないような面白い政策が生まれてくる。

 私は、偉くはなれなかったが、年はとったので、この上司の言葉を心しよう、心がけたいと思っている。


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