菊花賞で
アーデントが先行していたはずなのに、なぜか勝負どころの3コーナーの手前で一番後ろまで下がっていたので、なにが起こったのかとパトロールビデオを見てみました。
結局、その場面はごちゃごちゃしててよくわからなかったのですが、最後の直線でどんだけへろへろになっていたかはよくわかりました。
「もう走れません!」という感じで、内に向かって斜めによろよろ走ってデムーロさんに怒られてしぶしぶまっすぐ走ってゴール、みたいな(笑)。
こんなによれよれになっても18頭中13番目にゴールできたわけで、そこから後ろの馬たちにはけっこう有力馬もいたのですが、みなかわいそうなくらいボロボロになってゴールしていました。
GIレースなんてふつう勝ち負けした馬しか見てないので知りませんでしたが、改めてじっくり見てみると菊花賞は本当に過酷なレースなんだとわかりました。いくら競走馬でも精魂尽き果てるまで走らされるなんてことは滅多にないでしょうから。
馬も大変でしたが、メンディザバル騎手がレース中に肩を脱臼するくらいですから、騎手にとっても過酷なのは間違いないです。
というわけで、「菊花賞は強い馬が勝つ」というのはほんとにそうなんだと実感したレースでした。私がアーデントだったら「半年は休ませろ!」と言うでしょうね。