【人生をひらく東洋思想からの伝言】
第18回
「バカボン」
バカボンとは、サンスクリット語でブッタのことで、天才を意味します。
自分の意識を自由自在にできる感覚を持っている人。
すべてに「これでいいのだ」を出せる人
すでにあなたは天才バカボンです。
我々が小さいときには、「天才バカボン」という漫画は誰もが知っている漫画でした。
その天才バカボンには次のような秘話があるそうです。
『バカボンのパパは、早稲田のとなりのバカダ大学の秀才だった。
同期のママと結婚して子供ができ、うれしかったパパは病院からかけつけると、
生まれた子供が ぜっぺきのダウン症の子供だった。ショックのパパはふらふらと道に出て、
車にはねられてしまう。強く頭をうったパパは 起き上がったときに一言。
「これでいいのだ」
「わしはバカボンのパパになるのだ」 とさけんだ。以降、名前もなくなり バカボンのパパになり、
いつでも これでいいのだ といって歩くようになったという。これでいいのだ 以外には、
「タリラリラリララーン」というだけ、この言葉は 実はチベットのマントラなのだ。
緑ターラの真言で、明治時代に日本へ入って 能楽に取り入れられた。
まったくパパはすごいのだ。』
一人ひとりには、みんな違った才能や天才性を持っています。
それに出会うには、すべてのことを受け入れて、これでいいのだ と言えればいいのかもしれません。
受け入れようとすると、いろんな言葉や抵抗が出てくると思います。
それもすべて受け入れていくと、これでいいのだ となるのです。
東洋思想の深さや好きなところは、このように まったくもって理にかなっているところです。
だから、宇宙の真理は、シンプルで深くて、愛があるように思います。
寝る前に この言葉を言ってくださいね。
「今日もこれでいいのだ!」
参考文献 『これでいいのだ』)七つ森書館 野口法蔵著より)