人生をひらく東洋思想からの伝言

東洋思想の言葉やその精神を通じて、ともに学びながら人生や経営をひらいていけたら嬉しいです。

第6回「重々無尽」 (仏教)

2021年10月14日 | 日記

【人生をひらく東洋思想からの伝言】 

 

第6回

「重々無尽」 (仏教)

 

東洋の考え方の根本を表す言葉に、重々無尽(じゅうじゅうむじん)というものがあります。

この世のあらゆる物は無駄がなく、相互に際限なく連関しあって存在しているという意味です。

 

The traditional oriental views are based on a very different concept;

the idea that everything in the universe is infinitely connected and

everything has a purpose.

 

この考え方があるので、我々日本人は「ご縁」という縁起を大切にしています。

ですので、すべて無駄な人もいないとわかると、

お互いの助け合い、支え合い、活かし合うという発想がとても大事だと感じます。

ですが、どこか特別意識や偏った意識や感情が生まれてくると、

そこには排除しようとする感覚も生まれます。

ですので、異質なものを受け入れていくという考え方が大切になってきます。

常にその気持ちを意識していくことが大事かと感じます。      

 

(参考文献) 「日本を語ろう」(高久多美男 神谷真理子著 ジャパニスト出版)

 

         

(参考文献)「清く美しい流れ」(田口佳史著 PHP研究所)

 

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