tea bowl blues

益子の陶芸家、太田幸博
のやきものとbluesのある日

織部花入れ

2008-08-24 08:20:27 | Weblog
昨日は宣法未生流華道、東藪内流茶道家元をこの度御継承された
飯島鼎甫第七世家元の継承披露の式が横浜でありました。

この花入れは御家元の鼎の字に由来して、
中国青銅器の鼎や爵をモチーフに
継承記念の品として、この夏の間作らせて頂いてました。
爵は酒器として使用されていたようなので
これも尖端を片口の口のようにして
実用性を持たせました。
長い3本の足が珍しいです。

鳴神Tシャツ

2008-08-20 00:22:09 | Weblog
ロスアンゼルスでドラマーをやっている金木クニオさんから
思いがけず荷物が届いた。
黒いT-shirtに漢字で「鳴神」と書いてある。
わざわざアメリカで日本で一時期、一緒にやっていたbandの事を
思い出して手作りしてくれたのだろうか。

クニオさんは、歳は10才も下だけどアメリカに行った事のない私に
レコードでは理解し切れてなかったbluesのリズムのポイントを教えてくれた
私は陶芸家なのでミュージシャンではないが、
彼に出会ってとても勉強になった。
おかげで最近ギターを弾くのが楽しい。

T-shirtは表にもデザインがしてあり力作だ。
クニオさんはなかなか素敵な字を書くのだなあと感心した。
大切にします。

levi‘s501

2008-08-19 14:33:13 | Weblog
久しぶりに真っ新の501を買いました。
501はshrink to fitに限る。
糊の利いたパリパリの生地が何とも言え無い良い感じ。
最近はジーンズも高いのでめったに買わなくなったけど、
これはネット通販で買ったら送料込みで¥6.000だった。
おまけに頼んだ翌日にはもう家に届いた。安い上に早い。

もう30年も前の事だけど、渋谷のジーンズショップで働いていた事がある。
ちょうどアメリカの古着が流行った頃なので、神南町にあったその店も
古着が中心だった。levi‘sの古いジーンズがどうのこうのと言い始めた頃
なので、店員どうしでいろいろ研究した。
社長が現地で買い付けた古着がクリーニングされ大量に入荷すると
それを一点ずつ仕分けして値段を付け店頭に並べる。
古着独特の匂いはアメリカ文化の香りがしてとても好きだった。

今の501はあの頃と同じ様だけど、made in usa では無い。
アメリカ生産を近年中止したので、メキシコやドミニカ製だ。
levi‘s501はアメリカ文化の最も象徴的なものだと思っていたけど
もう消滅してしまった。大体のアメリカブランドは中南米かアジア製。
自国では何を作っているのだろう?生産に携わっていた人達に今どんな
職があるのか?自国で物を作らないのは文化の衰退だ。
日本もアメリカ追従ばかりしているとこうなる。