tea bowl blues

益子の陶芸家、太田幸博
のやきものとbluesのある日

ジョージグネさんと私

2022-12-16 23:07:30 | Weblog

 

年末になると思い出すのは、市貝町に住んでいた陶芸家でミュージシャンのジョージ・グネさん。クリスマス時期には毎年、自宅兼レストランのログハウスでパーティーを開いてくれました。スモークチキンバーベキューが絶品でしたが、残念ながら2017年に亡くなってしまい、今はもう食べる事は出来ません。ジョージさんとは私が30歳の頃から30年以上のお付き合いで、いろいろな場所に連れて行ってもらい一緒に演奏しました。ノースキャロライナ出身でニューヨークに出てネイティブアメリカンやカリプソのバンドに加わりアポロシアターがデビューだったと聞いています。ハリーベラフォンテ楽団に在籍した経験もあるとか。なのでまったくのブルースシンガーではありませんが、やはり根本にブルースがあり、私によく「ブルースに譜面はない。譜面があるのはブルースじゃない。」と言ってました。
レコードで聴くだけで本場を知らない私はジョージさんを通して、ほんの少しだけブルースの断片に触れられた気がしました。オリジナルもあるのですが「ストーミーマンデー」は特にお気に入りのナンバーでした。