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四季・花だより

花は友達!季節感あふれる、三浦半島の花便りなどを中心にお届けしています。

クズ

2011年09月06日 | つる植物

・普段は藪の中や葉の陰になっているため、目立たずひっそりと咲いていますが美しい花です。秋の七草の一つです。根に澱粉を含み、その澱粉を取り出した物が葛粉です。葛根湯などの名で漢方薬の原料にもなります。


屁・糞・葛

2011年08月23日 | つる植物

・毎度の事ながら、可哀そうな名をつけたものだと思います。あえて名の間に・を入れて、屁・糞・葛としてみました。こうするとなお一層可哀そうな名であると感じます。

・花の外面は白色ですが、内部は鮮やかな紅紫色で、とても可憐だと思います。茎や葉を傷つけると屁や糞の悪臭がするために、屁糞葛の和名がついたようですが、後に余りも可哀想だということで、灸花(ヤイトバナ)や早乙女花(サオトメバナ)の別名があります。

 


フウセンカズラ

2011年08月22日 | つる植物

・よく茂るつる植物のため、夏の日よけや目隠しに用いられます。ただ、朝顔などより馴染みがないようで、そんなに見かけないような気がします。
中々愛らしい植物で、鉢植えなどにして窓辺においてもお洒落ですね。
花言葉は「あなたと飛び立ちたい」。熱帯の植物らしく情熱的な花言葉です。


自然薯の花

2011年07月18日 | つる植物

・ヤマノイモ(山の芋)というより、自然薯(ジネンジョ)といったほうが親しみのある呼び名です。自生の自然薯は貴重で喜ばれます。
空に突き出た花を、超拡大して撮影してみました。今にも崩れそうな蝋の様な花です。
葉の脇に白色の小花を穂状につけます。


ノウゼンカズラ

2011年07月06日 | つる植物

・つる性のため、つるを上手くコントロールしないと、勝手に這い回り始末が悪い。
つる性の特性を生かして、美しく見せる工夫が必要です。
それには、落葉期の2月下旬頃、細枝を全て払い、幹だけにしてしまう整枝・剪定がコツです。
幹の下方から出る勢いがないつる、根元のヤゴなども早いうちに切り取ることが必要です。

・ひときわ明るいオランジ色の花。暑い夏でも大きな花を沢山つける。ノウゼンカズラから元気をもらいます。


アケビ

2011年04月17日 | つる植物

・アケビの実はご存知の方が多いのですが、花は見たことが無い、という方が結構多いですね。夏の夜に咲くカラスウリと同じで、実は見るけど花は見たことが無い、と言う人は多いです。
私の好きな花でもあります。何といってもこの色が好きですね。色のわりには目立つことがなく、素朴で控えめなところが好きです。


赤ではなく白い真葛(サネカズラ)

2011年01月07日 | つる植物
・先月16日に、真葛(サネカズラと読みますが実葛とも書くようです)、別名美男葛(ビナンカズラ)の液果を更新しました。それは赤色ばかりと思っていましたが、このほど白色を発見。どうしてこうなるのか原因はよくわかりません。自分の知識では限界です。ネットで少しばかり調べたのですが、この様な白色は見つかりませんでした。

痰切豆

2010年12月18日 | つる植物
・珍しい名の植物です。黒光りする豆が二個サヤから顔を出す。夏の時期に咲く花は目立たない花ですが、今の時期、一転して鮮やかな鞘と豆が目立ちます。
豆を煎じて飲むと痰の切れがよくなるといわれることからの名。果実を葉と一緒に煎じて服用、また種を煮て食べると風邪にも効き、去痰薬となるようです。
マメ科のつる性多年草で、地方によりウイロウマメ、キンチャクマメ等の名で知られます。

自然生(ヤマノイモのムカゴ)

2010年09月12日 | つる植物

 

・野山を歩くと自然生(ジネンジョウ)といわれるように、ヤマノイモのムカゴが目に付くようになりました。土の中に真っ直ぐに伸びたジネンジョウを折らないように、時間を掛け根気よく慎重に掘り起こしたのは随分昔のことです。今は制約があり自由に掘ることは出来ない事が多くなりましたが、独特の粘りがあって美味しい。ただ、ムカゴは見つけたら簡単に収穫できるので、頂戴することにしています。小指の爪ほどの丸い小さな球を、一個も落とさないように丁寧に摘み取ります。炒ったり、炊き込みご飯でいただくのも捨てがたい味です。


センニンソウ(仙人草)

2010年09月11日 | つる植物

 

・センニンソウ(仙人草)は秋の訪れを告げる花の一つではないでしょうか。遠くからでもその存在を知ることが出来ます。日当たりの良い草むら、道端の低木などに絡まり、咲いているのが目立ちます。一輪だけ見ても、多数の白花が密集(↓の写真)して咲くさまも美しいです。花後、果実に長い白毛が仙人の髭に似ていることからこの名があるようです。外国では主に観賞用にしていると聞きますが、日本ではその太い根はクレマチスの接ぎ木苗を作るときの台木に用いているようです。ただ、毒性植物でその汁が皮膚につくと、ただれたような炎症を起こし、水ぶくれが出来るので注意が必要です。