古い時代に中国から渡来したとされるつる性花木です。垂れ下がって咲く大きな花は風情があり、この季節ならではの花です。
仕立て方も色々あり、このようにコントロ-ルして咲かせるのも道行く人を楽しませてくれます。
ニガウリまたはレイシは沖縄ではゴーヤーといいます。今ではゴーヤーの名が良く知られているようだ。夏を快適にと今年は南向きの窓辺に、簾代わりに数本植えて見た。
あの苦味が私は余り好みではないが、かみさんが『身体に良いのだ!』というので今夏は食べさせられることになりそうだ。ゴーヤーはビタミンCがイチゴ、レモンの1,5倍もある健康野菜だ。手間隙かからず、殆ど放任栽培で育つようだ。ただ蔓を適当に誘引してあげる必要がある。それくらいの面倒は私にも出来そうだ。
既に花の咲き終わらないうちに、可愛らしいゴーヤーの形が見える。
しかし、今朝の見回りで、台風4号で我が家の野菜はみな全滅。塩・風でなぎ倒されているのです。がっかり!である。他にも被害がありそうだ…さて…救えるものはあるか?梅もボロボロ落ちている。今日は仕事は休み、後始末に追われそうである。
薄暗い山の斜面にひと際目立つテイカカズラ。別名マサキノカズラの名もある。つる性の常緑低木です。花はほのかに芳香を放つ。花は最初は白色で後に淡黄色に変わる。花の形が独特で面白い。
盆栽として使われるほか、たまに生垣にも利用されているお宅を見かける。
昨年の暮、採取したカラスウリの種子約20粒撒いておいたところ、三株芽を出しました。今年はあきらめていましたが、まさか発芽するとは、嬉しいことです。
夜だけに咲く優雅なレースのような白い花。それも一夜だけ咲くはかない花。その花を、自宅で思う存分撮影できたら、との思いから種子を撒いてみたのです。
はたしてこの三株が雄株か雌株かで花の咲き方も違うし、カラスウウリも成るか成らないかの差が出ます。願わくば両方の株があることを願うばかりです。
さて、何処の場所に植えるか、写真写りが良いように背景選びを思案中です。
「人嫌い」の花言葉があります。
屁、糞のような嫌な匂いがするといわれ、嫌われ者扱いですが、人の役に
たっているのを意外と知られていません。
花のあとに、小さな実が沢山つきます。冬の小鳥達の貴重な餌になります。
実をつぶしてあかぎれやしもやけに塗ると良く効くそうです。花や葉は虫に刺された時に塗ると効くそうですし、根を乾燥させたものは、利尿、解毒、痛み止めなどにも効くそうです。
民間薬として利用価値の高い植物なのですね。
葉や蔓を掻き分けて果実を見つけました。果実は大分落ちてしまっていて、本来の姿と異なるようで、同定に迷います。
赤みは寒さと共に増すようです。蔓は樹木や岩盤に張り付いて上へ上へとよじ登っていきます。神奈川県内では主に三浦半島が産地のようです。
・『美男葛なんて、図々しい名前をつけたものですね』と言うのがかみさんのコメント。『ならば美女葛はあるの?』と更に突っ込んでくる。
・正式名はマツブサ科の常緑つる性木本のサネカズラ(真葛)。「美男葛はね、昔、武士が枝の皮の粘液を水で抽出して、びんつけ油の代わりとして使い、頭髪を整えたことから付けられた名だそうだ」と知ったかぶって私。
・サネカズラが目立つようになると、雪は滅多に降らない三浦半島でも、本格的な寒さがやってくる。
・先日収穫したムベ。全部食べてしまうのがもったいないため、一枝部屋に飾ってみました。
部屋の雰囲気を盛りたててくれ、一人ご満悦です。 四季のうつろいを何とか写真にとどめておきたい、と衝動にかられた心境を表現できたでしょうか?
レンズを通してみるムベはその姿といい、色といい、この年齢になってもまだ、慌しく過ぎ去る日常の中で、ほっとする空間を実感しました。少しばかり贅沢な思いをしたような気分です。
・他のつる性植物と一緒に咲いているため、見落としてしまうくらい地味な花です。花色は白色の他、紅紫色、淡紅色などがあるようです。内側に白い軟毛が蜜にあり、まるでビロードをまとっているようです。花の形も独特です。まるで「ヒトデ」のようだ、と言った方がいるそうですが、確かに似ていますね。秋が深まる頃、果実を見るのも楽しみです。
(三浦半島・県立観音崎公園花の広場付近で撮影)
・昨日は写真仲間6人と三浦半島の最高峰「大楠山(241.8㍍)」の撮影をして来ました。
「大楠山の四季」(当ブログのブックマーク参照)管理人Sさんのご案内で実現したものです。当日は蒸し暑く汗が止まりませんでした。しかし、山道を吹きぬける風は心地よく、約5時間の撮影を無事終ることが出来ました。Sさんに感謝です。
・当ブログにまだ登場していない植物を数種撮影することが出来ました。毎週登っているSさん、四季を通して、何時何処で何の植物が見られるか、熟知している関係で解説も的確で感服しました。
今日UPのツルニンジンも当ブログ初登場です。キキョウ科の多年草です。
三浦半島には北部を中心に分布しているようですが数は少なく貴重なようです。花期は8~10月ですが、本株は終わりに近いようでした。枝に蔓を絡ませながら、大型の花を下向きに咲かせていました。新芽や葉は食用になり、白い液は切り傷の薬となるといいます。