両側の ムンクの叫びは 恐怖です

僕は電車内で…ノンビリと座っています。
すると僕の右隣に…若い女の子が座ります。
そして僕の左隣に…若い女の子が座ります。

暖かい昼下がりの午後…僕は知らずに眠りに落ちます。
そして幾つかの駅を通り…ゆっくりと目覚めます。
すると何か僕の周りに…異様な雰囲気を感じます。

ゆっくりと右隣を見ると…先程の女性が寝ています。
彼女は上を向いて…しかも白目むけ口を大きく開けています。
その口からは…剥き出した歯が光り輝いています。

ゆっくり左隣を見ると…やはり先程の女性が寝ています。
その彼女も上を見て…ヨダレを垂らして嬉しそうな顔です。
そして膝を大きく割り…体を脱力させ椅子から落ちそうです。

僕は両隣の女性に…怯えます。
そして慌てて…席を立つ僕です。
悪気はなかったのですが…御免なさい。