絵本ができるまで

画家・絵本作家 大野芳弘(オオノヨシヒロ)のブログです。

おかあさんとわたし

2005年09月30日 | Weblog
毎日新聞のエッセイ『おかあさんとわたし』の
原稿を書いています。
まさに、9月30日が締め切り日!
だいぶ前からお話を頂いてたのに、
難しかったのでしょう、
書きにくかったのでしょう。
黙っていても、全国版、いつどこで
お母さんの目に触れるとも限りません。
けれど、いろんなことを思い出してるうち、
感謝の気持ちがこみ上げてきたと言います。
素直で温かな文章が生まれていました。
掲載は、10月の毎日新聞・朝刊です。
関東地域は金曜日、
関西地域は水踊日のようです。

色校1回目

2005年09月29日 | Weblog
東京の出版社へ色校のチェックに
行っていたオオノが帰ってきました。
おみやげは、アンテノールのケーキと、
キティちゃんの人形焼き。
あっという間に、なくなるほどの人気でした。
色校はと言うと、まだまだ色が出ていない
ページも多かったようです。
何回も下地を重ねた上に、微妙な色彩が
溶け合う原画の色を忠実に出すのは、至難の技。
精鋭の職人さんでないとできない技術です。
表紙の文字の色を変えたり、文字の位置を
動かしたり、まだまだ微調整は続きます。

ミラノ展へ

2005年09月27日 | Weblog
大阪市立美術館で、10月16日(日)まで開催中の
『特別展 ミラノ展』を家族で見に行きました。
オオノは、学生の頃、よく模写してたほど、
レオナルド・ダ・ヴィンチが大好きです。
この展覧会だけは、絶対に見逃せない!!と、
早くから行く計画を立てていました。

会場は、思ったほど混んでおらず、
子連れでもスムースに見ることができました。
本物の絵に、子供達も食い入るように見ていました。

昔、オオノはこの市立美術館の地下で、
デッサンを習っていたことがあるそうで、
「なつかしいわぁ、なつかしいわぁ」
と、帰るのを名残惜しそうにしていました。

下地の色

2005年09月25日 | Weblog
今かかっているクリスマス絵本の
色校が出る日が決まりました。
ほっとしたのか(笑)、やっと!?
次作の準備に取りかかりました。

下地は、キャンバス紙に、
アクリル絵の具で赤を塗ります。
以前は、テンペラ絵の具を使っていましたが、
子供がさわると危ないので、
今はアクリル絵の具を使っています。

どうして、赤にするかは、
仕上がったとき、パンチのある
明るい絵になるからだそうです。

黙々と……

2005年09月16日 | Weblog
クリスマス絵本は、
原画も文字原稿もすべて出し終えたオオノ。
なにやら、へやで本ばかり読んでいます。
色校があがってくるまで1週間。
はたから見ていると、今の間に
お待たせしている他の原画を…と思うのですが、
まだまだ気持ちはクリスマス絵本にあるようです。
オオノの原画は、忠実にもとの色を出すのは大変。
今頃、製版所では職人さんのようなプロたちが
悪戦苦闘してくださってることでしょう。
素晴らしい色合いで仕上がってきますように……。