かのベートーベンの名曲の一つ。
年末にやたらと日本で歌われる第九とは果たして。
前の記事が少々固い物でしたので
第九がそもそも日本で歌われだしたのは・・・
昔、昔、とある楽団の楽団員に支払う給与が安く「年越しするには少々きびしかろう・・・・」
で、手っ取り早くお客様を呼ぶにはどうすれば良いか?と議論したところ「一番観客が聴きに来る第九を年末に演奏すれば良いのでは?」ってところから始まったんです。
思惑通り「第九」は多くの観客を引き付けこの楽団員達は無事年越しが出来たと。
で、この事例が全国に広まって全国の楽団で年末演奏される事が多くなり何と無く今や年末ソングの定番となってしまったんです。
勿論現代ではその様な窮状から歌ってる訳ではなく何と無く「年末の歌っぽいから」って理由です。
因みに「第九」をこの時期歌う人達は国内で20万人にもなるそうな。
それと歌詞の内容は全く年越しとは関係はありません。
因みにこんな感じです。
O Freunde, nicht diese Töne!
sondern laßt uns angenehmere anstimmen,
und freudenvollere.
訳↓
おお友よ、このような音ではない!
そうではなく、もっと楽しい歌をうたおう
そしてもっと喜びに満ちたものを
おめでたい賑やかな曲ではあるので確かに新しい年に向けて「おりゃ~がんばるぞ~!」ってノリは確かにある。
でもね、ドイツとかではかなり特別な時にしか演奏しちゃいけないぐらいのイキオイです。
最近では「ベルリンの壁崩壊」とかの歴史的イベント(?)の時です。
そしてそして(これは今日TVで知ったのですが)何とCD-Rの多くは74分収録となってるのですが何故74分と中途半端な時間に設定してあるかと言うと!
「第九」が丁度良く入る様にって事なんですって!
それぐらい「第九」って海外では特別な曲なんですね。