ここはいつも来てる場所です。
夏になると雑草が生い茂るので草刈機を持って行かなければなりませんがこの時期は大丈夫です。
テントは娘に遊ばせる為に「とりあえず」持ってきて設置しただけなのでペグも打ってませんし天蓋もしてません。
只今、ウインナーと飯盒炊爨。
これから肉と烏賊、海老などを焼きます。
飯盒で炊き出したご飯て本当に美味しいんです。
これはあけびの木です。
子供の頃、これが実を付けるのが本当に楽しみでした。
八重山桜です。
山桜は葉が先に出る事から「出っ歯」などと言われます。
この辺りは今が満開です。
杉林。
枝打ちと言って下の方の枝を斧や鉈で切り落としてあります。
これをしないと木が太くなりません。
余分な枝に栄養を取られるのと日光が下の方に当らないからです。
しかしこの枝打ちは常に危険が伴います。
木から落ちる人。
斧で自らの手を怪我してしまう人。
最近の若い方はできる人が少ないです。
僕も(若くはないですが)できません・・・
植林する為に石を積み重ねて山を整えてあります。
父親に聞いたところ「(作ったのは)100年ではきかないだろう」との事です。
美杉村はその字の如く杉の名産地です。
多くの人がこの杉を育てる為に命を落としました。
自分の財産にはなかなかなりません。
杉は比較的育ち易い木ではありますがそれでも数十年かかります。
子供や孫の代でやっと収入になるんです。
この杉の木には切ない程のご先祖様達の愛情がつまってます。
僕がまだ10代の頃大きな台風が来ました。
その台風は山を大きく削りました。
沢山の杉の木が薙ぎ倒され被害はとても大きかったです。
台風が過ぎた次の日祖父が「山が見たい」と言うので僕は祖父を車に乗せて山に向かいました。
その惨状に祖父は絶句し眼に涙を一杯浮かべてたった一言。
こう言いました。
「申し訳ない」