こんばんは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
私は塾の講師ですから、おそらくこれまでの人生において、いわゆる受験のための勉強に費やしてきた時間は教育関係者以外の人と比べてずいぶんと多いと思います。自分自身が大学受験までに勉強してきた量の何倍もの勉強を塾の仕事を始めてからしてきていますので、当たり前のことなのですが。しかしこれほど勉強しているにもかかわらず、すべての受験問題を解くことはできません。入試問題どころか市販の問題集の問題であっても間違えてしまったり、わからないときもあります。それは私の能力の限界で、おそらくこれ以上勉強しても多少の上昇はあるかもしれませんが、劇的に変わることはないでしょう。まあ、普通に考えれば年齢とともに低下していくのでしょうね。その低下を1日でも遅らせるために毎日頑張っていますが(^^;)
自分の限界を知っていて、しかも自分自身が勉強で苦労したから生徒たちの気持ちもわかりますし、どう教えれば理解しやすいかもわかるのです。こうした自分の能力に気づけたのも勉強を続けてきたからですし、勉強に関わった仕事をしているからこそ「勉強」や「受験」に関する知識や経験はまだ十分ではないにしろプロとしての自覚を持つことができています。だから生徒のみんなに自信を持ってアドバイスをしたり、勉強を教えたりすることができるのです。私にとって唯一自信のある分野です。
一方で私は社会人として組織の一員になった経験がありません(就職して2週間ほどで辞めてしまったため)。もちろん民間企業で働いた経験もありません。ですから、会社っていう場所はどんな仕事をして、何が必要なのか残念ながらわからないのです。「営業職ってのはなんとなくイメージできるけれども、総務?経理?何それ?何するん?」といった具合でイメージすらできません。友人や卒業生たちから聞いた知識しかありませんので、当然具体的なアドバイスなんかはできるはずもありません。
そういう意味では私が子どもたちにできるアドバイスというものは、勉強や受験に関することだけであって、それ以外はほとんどできないのです。ですがそれでいいんだと思います。受験や勉強に関することを学びに生徒たちは塾に来てくれているわけですから、その部分だけは私自身がブレずに自信を持って伝えることが大切だと思っています。
この仕事を始めるまでの私は何一つ、自信を持てるものがなく、特に中学~大学時代はコンプレックスの塊だったように思います。「勉強」でもある程度自信はありましたが、決してスーパーな頭脳を持っているわけではないということは早い段階で気づいていましたし、コミュニケーション能力に関しては絶望的でした。ですがそれを他人や家族には知られたくないという気持ち、プライドのようなものでしょうね、それが強く出始めて次第に態度に変化が現れ、ふてぶてしい態度になってしまったり、愛想よくできなかったりして周りの人間、特に目上の人たちには好かれませんでした。さらにコンプレックスと向き合ったり克服したりする勇気がなかったため、できるだけそういう場面を避け続け、なんとかごまかしながら大学を卒業しました。そこからは何度か書いていますように、社会に出てコンプレックスと向き合わざるを得なくなったとき、心が折れてしまい引きこもってしまいました。
今の私にコンプレックスがないかと言われれば、それは当然あります。「もっとうまく話ができればいいな」「緊張せずにもっと堂々とできればいいのにな」などいろいろありますが、それはもうそういうものとして受け入れてしまいましたし、私にはこんな私であっても信頼してくれている生徒や保護者の方々、応援してくれている仲間がたくさんいるのですから、それでもう十分幸せです。ひきこもっていて、「もう人生終わったかな」と諦めかけたときに、思い切って塾を始めてみて心からよかったと思っています。
行動を起こすことで何かが変わります。必ず何かを得られるわけではなく、何かを失うときもあると思います。だから行動起こすことは怖いのです。ですが、失ったとその時は思っていても、後から振り返ってみれば結果的に何かを得ていることって多いと思うのです。不登校の子が「高校受験」あるいは「高卒認定試験」「大学受験」にチャレンジするとします。かなり勇気のいることです。勉強をし続けることはとてつもなくしんどいことですが、それだけでなく家から出て模試を受けに行ったり、大勢の中で受験することって大きなストレスになります。その結果「不合格」になって「ああ、やっぱり自分はだめだ」と自信や希望を失うこともあるでしょう。ですがそれと同時に、今の自分に足りないもの、これから必要となるものが明確に見えてくると思うのです。これが大切です。まだまだ若いときに、自分に足りないものに気づき、自分らしく生きていくためにはどうすればいいのかを考える時間を持てるというのはとても貴重な経験になるはずです。そしてそれを乗り越えた先には、きっと大きな幸せと安心が待っているはずなんです。
何かしようと考えているときは不安でいっぱいになりますし、悪いイメージしかできないときもあります。そのときに、全身から勇気を振り絞って一歩踏み出してみるのです。こんな全身から勇気を振り絞る経験なんて、おそらく人生に数回しかありません。そうして踏み出した先には、きっと今まで見てた景色とはまったく異なる景色が見えてきます。子ども1人では不安で足もすくんでしまうでしょうから、家族や周りの人たちがしっかりと支えてあげながら、大きな1歩を踏み出せるときがくることを願っています。私もそういう支えの1人になれるような講師を目指していきます。
ONE-SのHP
私は塾の講師ですから、おそらくこれまでの人生において、いわゆる受験のための勉強に費やしてきた時間は教育関係者以外の人と比べてずいぶんと多いと思います。自分自身が大学受験までに勉強してきた量の何倍もの勉強を塾の仕事を始めてからしてきていますので、当たり前のことなのですが。しかしこれほど勉強しているにもかかわらず、すべての受験問題を解くことはできません。入試問題どころか市販の問題集の問題であっても間違えてしまったり、わからないときもあります。それは私の能力の限界で、おそらくこれ以上勉強しても多少の上昇はあるかもしれませんが、劇的に変わることはないでしょう。まあ、普通に考えれば年齢とともに低下していくのでしょうね。その低下を1日でも遅らせるために毎日頑張っていますが(^^;)
自分の限界を知っていて、しかも自分自身が勉強で苦労したから生徒たちの気持ちもわかりますし、どう教えれば理解しやすいかもわかるのです。こうした自分の能力に気づけたのも勉強を続けてきたからですし、勉強に関わった仕事をしているからこそ「勉強」や「受験」に関する知識や経験はまだ十分ではないにしろプロとしての自覚を持つことができています。だから生徒のみんなに自信を持ってアドバイスをしたり、勉強を教えたりすることができるのです。私にとって唯一自信のある分野です。
一方で私は社会人として組織の一員になった経験がありません(就職して2週間ほどで辞めてしまったため)。もちろん民間企業で働いた経験もありません。ですから、会社っていう場所はどんな仕事をして、何が必要なのか残念ながらわからないのです。「営業職ってのはなんとなくイメージできるけれども、総務?経理?何それ?何するん?」といった具合でイメージすらできません。友人や卒業生たちから聞いた知識しかありませんので、当然具体的なアドバイスなんかはできるはずもありません。
そういう意味では私が子どもたちにできるアドバイスというものは、勉強や受験に関することだけであって、それ以外はほとんどできないのです。ですがそれでいいんだと思います。受験や勉強に関することを学びに生徒たちは塾に来てくれているわけですから、その部分だけは私自身がブレずに自信を持って伝えることが大切だと思っています。
この仕事を始めるまでの私は何一つ、自信を持てるものがなく、特に中学~大学時代はコンプレックスの塊だったように思います。「勉強」でもある程度自信はありましたが、決してスーパーな頭脳を持っているわけではないということは早い段階で気づいていましたし、コミュニケーション能力に関しては絶望的でした。ですがそれを他人や家族には知られたくないという気持ち、プライドのようなものでしょうね、それが強く出始めて次第に態度に変化が現れ、ふてぶてしい態度になってしまったり、愛想よくできなかったりして周りの人間、特に目上の人たちには好かれませんでした。さらにコンプレックスと向き合ったり克服したりする勇気がなかったため、できるだけそういう場面を避け続け、なんとかごまかしながら大学を卒業しました。そこからは何度か書いていますように、社会に出てコンプレックスと向き合わざるを得なくなったとき、心が折れてしまい引きこもってしまいました。
今の私にコンプレックスがないかと言われれば、それは当然あります。「もっとうまく話ができればいいな」「緊張せずにもっと堂々とできればいいのにな」などいろいろありますが、それはもうそういうものとして受け入れてしまいましたし、私にはこんな私であっても信頼してくれている生徒や保護者の方々、応援してくれている仲間がたくさんいるのですから、それでもう十分幸せです。ひきこもっていて、「もう人生終わったかな」と諦めかけたときに、思い切って塾を始めてみて心からよかったと思っています。
行動を起こすことで何かが変わります。必ず何かを得られるわけではなく、何かを失うときもあると思います。だから行動起こすことは怖いのです。ですが、失ったとその時は思っていても、後から振り返ってみれば結果的に何かを得ていることって多いと思うのです。不登校の子が「高校受験」あるいは「高卒認定試験」「大学受験」にチャレンジするとします。かなり勇気のいることです。勉強をし続けることはとてつもなくしんどいことですが、それだけでなく家から出て模試を受けに行ったり、大勢の中で受験することって大きなストレスになります。その結果「不合格」になって「ああ、やっぱり自分はだめだ」と自信や希望を失うこともあるでしょう。ですがそれと同時に、今の自分に足りないもの、これから必要となるものが明確に見えてくると思うのです。これが大切です。まだまだ若いときに、自分に足りないものに気づき、自分らしく生きていくためにはどうすればいいのかを考える時間を持てるというのはとても貴重な経験になるはずです。そしてそれを乗り越えた先には、きっと大きな幸せと安心が待っているはずなんです。
何かしようと考えているときは不安でいっぱいになりますし、悪いイメージしかできないときもあります。そのときに、全身から勇気を振り絞って一歩踏み出してみるのです。こんな全身から勇気を振り絞る経験なんて、おそらく人生に数回しかありません。そうして踏み出した先には、きっと今まで見てた景色とはまったく異なる景色が見えてきます。子ども1人では不安で足もすくんでしまうでしょうから、家族や周りの人たちがしっかりと支えてあげながら、大きな1歩を踏み出せるときがくることを願っています。私もそういう支えの1人になれるような講師を目指していきます。
ONE-SのHP